長手積みとは?
建築物研究家
建築用語『長手積み』とは、どういう意味でしょうか?
建築を知りたい
長手積みとは、レンガの積み方のひとつで、長手方向に積み上げていく方法のことです。
建築物研究家
なるほど。長手積みは、馬目地状に積み上げていく方法ですね。長手面だけが現れるように積んでいくということですが、壁の厚さは小口の厚みに限定されるということですか?
建築を知りたい
そうです。長手積みは、小口積みと比べて、構造的にはほぼ変わらない積み方ですが、強度ということを考えた場合には、壁厚が減ってしまう分だけ小口積みに劣ってしまいます。
長手積みとは。
長手積みとは、レンガを長手方向に積み上げていく積み方のことです。レンガを馬目地状に積み重ねていき、長手面だけが現れるように積んでいきます。千鳥に積んでいくことになりますが、壁の厚さはレンガの小口の厚みに限定されることになります。
構造的には小口積みとほぼ同じですが、強度という点では、壁の厚みが減ってしまうため、小口積みに劣ってしまいます。
長手積みは、様々な場所で目にすることができますが、日本で代表的な場所として、横浜市開港記念会館があります。また、防水工事で土嚢を積み上げる場合にも、長手が水に向かうように積み上げる方法を長手積みと呼びます。長手積みは、防水工事の基本的な積み方で、3段積み、4段積み、5段積みと重ねていきます。
長手積みの特徴
長手積みの特徴としては、まず、長手方向に積み上げていくという点があります。これにより、千鳥に積んでいくことになるため、壁厚は小口の厚みに限定されてしまいます。小口積みと比べて、構造的にはほぼ変わらない積み方になりますが、強度を考慮すると、壁厚が減ってしまう分だけ小口積みに劣ってしまいます。
長手積みの特徴として、様々なところで見ることができるという点があります。日本では、横浜市開港記念会館が代表的な場所として挙げられます。また、防水工事で土嚢を積み上げる場合にも、長手が水に向かうように積み上げる方法を長手積みと呼びます。これは、防水工事の基本的な積み方であり、3段積み、4段積み、5段積みと重ねていきます。
長手積みのメリット
長手積みは、構造的には小口積みとほぼ変わらない積み方ですが、強度面では小口積みに劣ります。しかし、長手積みのメリットは、レンガの積み方が簡単で、素早く積むことができることです。また、レンガを積み上げる際に、特殊な道具や材料を必要としないため、コストを抑えることができます。さらに、長手積みの壁は、小口積みの壁よりも軽量になるため、地震などの災害時に倒壊する危険性が低くなります。
長手積みのデメリット
長手積みの最大のデメリットは、小口積みよりも壁厚が薄くなってしまうことにある。小口積みではレンガの小口が交互に積まれていくため、壁厚は小口の厚みになるが、長手積みではレンガの長手面が交互に積まれていくため、壁厚は小口の厚みの半分になってしまう。そのため、長手積みの壁は小口積みの壁よりも強度が低くなってしまう。
また、長手積みは小口積みよりも施工が難しい。小口積みは単純にレンガを交互に積んでいくだけで済むが、長手積みはレンガを馬目地状に積んでいく必要があるため、技術が必要になる。そのため、長手積みの施工には小口積みの施工よりもコストがかかってしまう。
長手積みの使用例
長手積みの使用例はさまざまですが、日本では横浜市開港記念会館が有名です。この建物は1913年に建築され、国の重要文化財に指定されています。長手積みのレンガ造りの建物で、外壁には精巧な装飾が施されています。
また、防水工事で土嚢を積み上げる場合にも、長手積みが行われます。長手積みは、レンガを馬目地状に積み上げていく方法なので、水の通り道ができず、防水効果が高まります。通常は3段積み、4段積み、5段積みと重ねていきます。
長手積みは、建築物や防水工事など、さまざまな用途に使用されています。その特徴を生かして、さまざまな場所で見ることができます。
長手積みの防水工事
長手積みの防水工事とは、土嚢を長手が水に向かうように積み上げる防水工事の基本的な積み方です。3段積みや4段積み、5段積みと重ねていきます。長手積みは、レンガの積み方のひとつで、長手方向に積み上げていく方法のことです。馬目地状に積み上げていく方法で、長手面だけが現れるように積んでいきます。千鳥に積んでいくことになるため、壁厚は小口の厚みに限定されることになります。小口積みと比べて、構造的にはほぼ変わらない積み方です。強度ということを考えた場合、壁厚が減ってしまう分だけ小口積みに劣ってしまいます。長手積みは、様々なところで見ることができますが、日本で代表的な場所として、横浜市開港記念会館があります。