材料

その他

建築条件付分譲宅地とは?特徴とメリット・デメリット

建築条件付分譲宅地とは、宅地を購入後、指定された期間内に指定された建築業者で家を建てる条件付きの宅地のこと。建売住宅とは違い、間取りを自分の好みに建てられるメリットがある一方、指定された建築業者ができない工法や材料は指定できないため注意が必要となる。 本来、土地の売主、またはその代理人が建物の建築を条件に付けて土地を販売することは、独占禁止法違反に該当するおそれがあるとしてきた。しかし、「指定期間を設けること」「業者を特定すること」「建築請負契約が不成立時には土地代金の全額返還すること」の以上3点を条件に付けることにより、建築条件付き宅地の販売が可能となった。
住宅の部位について

軒天とは何か? its構造と修繕方法

軒天とは、屋根の外壁より出ている部分である軒先の天井部分のことです。屋根の真下部分の壁にあたる部分のことであり、「軒天井」「軒裏天井」「上げ裏」とも呼ばれます。軒天は、準耐火構造の建物や準防火地域に建てる木造建築では、延焼の起こる恐れがある部分として、材料や構造などにおいて制限を受ける場合があります。 轩天は屋根や外壁と同じく、外部にあるので雨風や紫外線にさらされており、劣化する可能性があります。そのため、防カビ、防藻、防水機能のある通気性の備わった塗料が塗られることが多いです。轩天に雨のしみのようなものがある場合は、屋根から雨水が入り込んで下地材まで傷んでいる可能性があります。その場合は雨水により軒天の腐食が進み、家の寿命を縮めることになるため、修繕が必要となります。
住宅の部位について

外構工事図とは?その役割や記載事項

外構工事図とは、建物以外の外部工事に必要な高さ、位置、材料、仕上げ方法などを記した図面のことです。外構工事とは、建物の外周を取り巻く敷地内の土地を造成し、門、塀、アプローチ、駐車場、テラス、ガーデンなどを作る工事のことをいいます。外構工事図は、これらの工事を施工する際に必要な情報を記載した図面です。 外構工事図には、以下の情報が記載されています。 * 敷地の形状と寸法 * 建物の位置と寸法 * 門の位置と大きさ * 塀の位置と高さ * アプローチの位置と幅 * 駐車場の位置と大きさ * テラスの位置と大きさ * ガーデンの位置と大きさ * 材料の種類と仕様 * 仕上げ方法 外構工事図は、外構工事を施工する際に必要な情報が記載された重要な図面です。外構工事を計画する際には、必ず外構工事図を作成しておきましょう。
建築の基礎知識について

構造力学とは?仕組みや重要性について解説

構造力学とは、連続体力学の一分野であり、構造物が過重を受けたときに発生する応力や変形を解析する力学のことです。構造物には様々な力がかかるが、この力によって生じる過重がどこに伝わっていくのかを考えなければなりません。土木工学の基礎分野であり、水力学と地盤力を合わせて3力と呼ばれるほど必須の分野と言えるでしょう。意匠的な分野の正反対に位置するものであり、構造がどのような力に、どの程度耐えられるのかを追求する分野です。構造計画を立てていくための基礎であり、材料や構造で分類していくことで、合理性を持ち経済性を損なわずに、安全性の高い建物を設計することができます。
建材と資材について

煉瓦の種類と特徴

煉瓦とは、れんが用の原土を主原料として成形した物で、様々な種類があり、材料の変質や狂い、腐食を受けない恒久材料だ。煉瓦は原料や焼成温度、形状、寸法(普通煉瓦、異形煉瓦)によって大きく分類される。さらに性能、品質、表面テクスチャー、色調などで区別されている。JISでは、普通煉瓦の形状を21cm×10cm×6cmの直方体として規定している。煉瓦は構造用だけでなく、化粧材として使われることも多くなっている。化粧材としては様々な種類が存在しており、主に洋風の雰囲気を出すために木造やコンクリート造の表面に張り付ける。
建材と資材について

建築用語『罫書き』とは?

罫書きとは、建築材料に線や位置を線引きする作業を指します。切断したり、穴をあけたりする目的で、木材や鉄板、プラスチック板などの材料に線を引くことで、材料を正確に加工することができます。罫書きは、材料の中心や基準を決めるためのけがきの場合や、穴の中心位置を決める場合に特に重要です。また、帯のこ盤などで切断する位置を決める場合にも罫書きが必要とされます。ただ、この場合はそれほど正確さは必要とされません。罫書きに使用される道具としては、材料に線を引くために使う先端が尖っており、硬い材質でできている「けがき針」、直線を引くために使用される「スケール(ものさし)」、円や円弧を描くために使われる「コンパス」、穴の中心位置に印を付けるために使用される「センターボンチ」と「ハンマー」などがあります。
住宅の部位について

建材の断面について知る!小口、小端、木口の基礎知識

建築用語として用いられる「小口」とは、材料の断面を指します。「小口」「小端」は似ているようで意味が少し異なります。「小口」とは、材料の断面の内、長手方向の狭いほうを意味します。一方「小端」とは、長い辺に対して短い辺を意味します。「木口」とは、木材を横に切ったときの断面で、樹木の繊維を断った面のことを意味します。そのため、年輪が見える木口面です。「木口」は非常に硬くなる性質があるため、上向きに並べて床材としても使用されます。しかし、木口面に使う木材は非常に乾燥しやすく、ひび割れが起こりやすいのが弱点です。未乾燥の段階で、木工ボンドなどを薄く塗っておくだけでもひび割れを予防することができます。「小口」「木口」は近い関係にあり、どちらの意味でも使われることもあります。ただし、材料の断面を大きく取る場合もあり、短辺方向を指す「小口」とは異なる場合もあります。
住宅の部位について

キープランとは?その役割と読み方

キープランとは、建物のある部分が、全体のどこに位置するのかを示すための簡略化した平面図のことです。 断面図の断面箇所や建具リストなどの案内に利用されることから、案内図とも呼ばれます。そのものの図面だけでは、どこに何を付ける物なのかが分かりません。そのため。キープランがあれば、全体の中でどこに付くのかの手がかりになるのかが分かる。 例えば、アルミ窓は「aluminumwindow」を略した「AW」で表記され、ステレンスドアは「stainlesssteeldoor」を略した「SSD」と表記。キープランは、それぞれのドアや窓が、どんな素材で作られ、どのくらいの大きさなのか等の情報を記した建具表とあわせて使用されることが多いです。
建材と資材について

建築用語『ホルムアルデヒド』ってなに?

ホルムアルデヒドとは、厚生労働省で規制されている揮発性有機化合物(VOC)のひとつである(化学式はHCHO)。建材や家具・接着剤等の材料に多く使用されている。 ホルムアルデヒドは、常温常圧では無色で刺激臭のある気体である。引火性が高く、空気中では容易に酸化されてホルム酸となる。ホルムアルデヒドは、人体に対して有害であり、発がん性や変異原性が指摘されている。そのため、建築基準法で材料に含まれるホルムアルデヒド放散量により使用制限を設けている。
建材と資材について

建築用語『ロス率』ってなに?

ロス率とは、見積りをする際に、材料を少し余分に見積もる割合のこと。実際の数量から定尺や割付による余剰分を見込んだ比率である。 ロス率には、大きく分けて2種類ある。 1つ目は、製品ロス率である。これは、材料を切断したり加工したりする際に発生するロスを指す。例えば、木材を切断すると、端材が発生する。この端材は、他の部分で使用することができないため、ロスとなる。 2つ目は、施工ロス率である。これは、材料を施工する際に発生するロスを指す。例えば、モルタルを塗布すると、壁に付着しないモルタルが発生する。このモルタルは、ロスとなる。
住宅の部位について

建築用語『間崩れ』とは何か?

間崩れとは、グリッドの交点から外れた部分のことを指し、モジュール寸法を崩した現象と言えます。柱の構造を考えた場合、グリッドに対して柱をおいていくことになりますが、間取りを考えた場合に、まれに外れていく事態が起こることがあります。これを間崩れと呼びます。 例えば、基本モジュールで階段や廊下を取ることができないような場合には、間崩れはよく起きてしまいます。納まりにも変化が出てくることになるので、建材の基礎寸法が合わなくなり、材料に無駄が多く出ることになります
建材と資材について

木造建築の必需品「ヒノキ」の魅力

ヒノキの特徴は、以下のようにまとめられます。
  • 淡い紅色と優れた耐久性ヒノキは心材が淡い紅色で、辺材はほぼ白色をしています。また、心材の耐久性が非常に高いため、建築材として広く使用されています。
  • 美しい光沢ヒノキは美しい光沢を持っており、特に木目がはっきりとしているため、高級感のある仕上がりとなります。
  • 特有の芳香ヒノキには特有の芳香があり、リラックス効果があると言われています。このため、ヒノキ風呂やヒノキの家具などが人気を集めています。
  • 加工性ヒノキは、杉や松などの他の木材と比べて加工性が良いという特徴があります。そのため、様々な用途に使用することが可能です。
関連法規について

建築用語「性能規定仕様規定」とは?

建築基準法とは、建築物の構造や設備の安全性を確保するために定められた法律のことです。建築基準法は、性能規定仕様規定という2つの規制で構成されています。 仕様規定とは、建築物の材料や工法、設備などについて具体的に記載したものです。例えば、鉄筋コンクリート造の建築物の柱は、直径13mm以上の鉄筋を4本以上使用しなければならないなど、具体的な仕様が決められています。 性能規定とは、建築物の性能について規定したものです。例えば、建築物は、地震や火災に耐えられるものでなければならないなど、建築物に要求される性能が規定されています。性能規定は、具体的な仕様が規定されているわけではないので、設計者は、仕様規定を守りながら、建築物の性能を確保するために、自由に設計することができます。 性能規定仕様規定は、建築物の安全性を確保するために重要な役割を果たしています。仕様規定は、建築物の材料や工法、設備などを具体的に規定することで、建築物の安全性を確保することができます。性能規定は、建築物の性能について規定することで、設計者が自由に設計できるようにしながら、建築物の安全性を確保することができます。
建築の基礎知識について

建築用語ディテールとは

ディテールとは、建築において施工する場合に必要な詳細部分の施工法を示した図面のことです。アメリカの建築家ミース・ファン・デル・ローエが残した「ディテールに神宿る」という言葉は有名です。建築におけるディテールには、デザインと技術の2つの面があります。 デザイン面とは、その建築物の特徴を表す装飾・様式やかたちを表現することを言います。一方、技術面とは機能・構造の決め手となるディテールのことです。住まいの性能、すなわち防水性や断熱性、防音性、耐久性などの良し悪しはこれで決まると言えるでしょう。 住宅をはじめとした建築物は工業製品のように大量生産をするわけにはいかないので、このデザインと技術という2つのディテールを、バランスを取りながら成り立てていると言えるでしょう
建材と資材について

建築用語『硬化』のすべて

硬化とは、コンクリートや塗料、接着剤などが硬質化して固まることを言う。接着剤には様々な硬化方法がある。例えば、プラモデル用の接着剤のように、有機溶剤が蒸発することによって硬化する物。あるいは、瞬間接着剤のように空気中の水分と反応して硬化する物。そして、アクリル樹脂系のように紫外線を照射することにより、短時間で硬化する物などだ。コンクリートは、乾燥によって硬くなると思われがちであるが、実際にはセメントと水が反応し、ガラス質の結晶ができることで硬化する。また、コンクリートが反応する際に必要とする水を最小限に抑えて、より強靭で精度の高いコンクリートを作ることも可能。コンクリートの硬化は温度によっても変わり、同じ成分でも違いが出る。
住宅の部位について

エスニックなデザイン建築の世界

エスニックなデザイン建築とは? エスニックとは、一般的に風俗や習慣などが民族特有であるさまを表す言葉である。ここから、民族的な特徴を持つ色や材料、あるいは手工芸技術などを活かして作られた製品や、デザインの傾向をエスニックと呼ぶ。主に「欧米圏以外の地域独特の伝統的なもの」という意味合いを持ち、アジアやアフリカ、南米などの習俗に関連したものを指す。住宅のデザインなどに取り入れると、南国のような雰囲気にできる。北欧などのデザインはエスニックと区別してフォークロアなどと呼ばれる。 エスニックなデザイン建築とは、エスニックなデザインを取り入れた建築のことである。エスニックなデザインには、様々な種類があり、その地域特有の文化や伝統を反映したものが多い。例えば、モロッコの建築には、イスラム教の文化が反映されており、尖塔のある建物やモザイクタイルが多用されている。また、日本の建築には、禅の文化が反映されており、シンプルなデザインと自然との調和が特徴である。 エスニックなデザイン建築は、その地域特有の文化や伝統を伝えることができるため、観光客にも人気がある。また、エスニックなデザイン建築は、異国情緒を感じることができるため、国内の旅行先としても人気がある。
建築の基礎知識について

建築用語『修繕』について

修繕とは、建物が悪くなったり破損したりした部分を直すことである。 劣化した部材、部品、機器などの性能や機能を竣工時の状態、実用上に支障のない状態までに回復させることを意味する。建築基準法においては、建築物のある部分をほとんど同じ材料を使って、同じ寸法や形状で造り替えることで、品質や性質を回復させる工事のことを修繕と呼ぶ。その一方で、別の仕様を用いて造り替えることで、品質や性能を回復させる工事のことを「模様替え」としている。 また、住宅設備が故障し、部品を取り換えることで品質や性能と回復させる工事のことを「修理」と呼んでおり、これは修繕工事に含まれる。また、この修繕に加えて、性能や機能をグレードアップさせる工事のことを「改良」と呼び、修繕と改良の両方を行なうことで建物の性能を改善する工事を「改修」と言う。
建材と資材について

圧縮強度とは?

圧縮強度とは、材料の強度のうち、軸方向に押されたときの強度のことです。圧縮するように荷重をかけて、どれぐらい耐えられる力があるのかということを表します。圧縮強度の求める方法は、試験片を試験機にかけることです。出た値を断面積で割ることによって求められます。円柱状や角柱状の試験片を作って試験をします。 一般的に、引っ張り強度と比較した場合、圧縮強度のほうが大きくなることが多いです。部材の面積が大きいほどばらつきが少なくなり、軸方向が短いほうが大きくなりやすいです。偏芯している場合などは、圧縮強度が極端に落ちます。こうしたばらつきが生まれることから、一定の規則を決めないと正確な値が求められないため、公的な試験では、材料によって大きさが定められていることが多いです。
建材と資材について

建築用語『耐久性』とは?

耐久性とは、ある材料が外部からの物理的、化学的な影響に対して、どれだけ長く抵抗できるかを示す性能のことです。建築物では、柱や梁、壁などの基本構造部分の耐久性と、設備配管などの耐久性が異なります。 また、材料の選定の仕方、維持管理の方法によっても耐久性が変化します。骨材の凍結融解作用に対する安定性、風などの浸食、すり減り作用に抵抗する性質のことを指します。アスファルト舗装では、剥離やはく脱、ひさんやひび割れが起こりにくいことを耐久性が高いと言う。
建築の基礎知識について

建築用語『手間』とは?

手間とは、工賃のことであり、手間代や手間賃といった使われ方をする。もともとは、作業をする上で費やすことになる時間や労力のことであり、工数ということを意味していたが、労務費ということにも使われるようになっていった。手間ということで考えた場合には、工数であることからも、人工とは違った使われ方をする。あくまでも人工は、掛けた人数を数える言葉であり、手間は技能に対する費用ということだ。 例えば、元請けが材料を支給する場合、労務費だけを請け負う場合には、手間請けと呼ばれることがある。この場合には、完全な労務費を指す考え方であり、人工数や手間賃、これにかかわる交通費などの諸費用といった名目で構成されていくことになる。
建材と資材について

ビニールクロスとは?特徴やメリット・デメリットを解説

ビニールクロスとは、ポリ塩化ビニールを主原料として作られた壁紙のことです。施工が容易で、単価も安いことから、普及が進んでいきました。ビニール壁紙やビニクロなどとも呼ばれます。 ビニールクロスの特徴は、通気性や吸水性はあまり期待できませんが、色彩は非常に豊富で、耐水性があるため水拭きをすることができます。また、テクスチャーもいろいろと印刷することができるため、多くの図柄が作られてきました
建築の設計について

矩計図から探る建物の品質

矩計図とは、建物の軒先を含む屋根から基礎までを垂直に切断して詳細な寸法等を記入した断面図のことです。 主要な外壁部分の高さや材料、各部材の納まりなどが細かく記入されており、建物の建築設計において最も重要な図面のひとつです。断面図の縮図が100分の1から200分の1で描かれるのに対して、「矩計図」は20分の1から50分の1程度で描かれるため、より細かい部分まで詳細に知ることができます。 「矩計図」では、仕上げ材や断熱材、防水方法、屋根裏換気の考え方も分かるため、建物の品質を明確に知ることが可能です。また、ローコスト住宅と呼ばれる家では、工務店側にある幾通りかのプランから選ぶ建て方をするため、標準的な「矩計図」がある場合が多く、個別の「矩計図」は省略されることもあります。