2面接着とは?建築用語を解説
建築を知りたい
2面接着とは、シーリング工事で行なわれる工法のことですか。
建築物研究家
その通りです。2面接着とは、接着面が2面になっているところが特徴の工法です。
建築を知りたい
目地にシーリング材を充填する場合には、底面に接着させずに2面接着にすることで、目地の伸縮に対してシーリング材の弾性効果を発揮できるということですね。
建築物研究家
その通りです。2面接着させるためには、底面に接着させずにシーリング材を詰め込み充填させなければならないため、そのままでは3面接着になってしまいます。そこで、目地底にボンドブレーカーを貼りつけたり、バックアップ材と詰め込んだりしてシーリング材を充填していくことで、縁を切ることができるようになるのです。
2面接着とは。
2面接着とは、シーリング工事で行われる工法の一つです。2面接着の特徴は、接着面が2面になっていることです。通常、目地にシーリング材を充填する場合は、底面に接着させてしまいますが、そうすると目地の伸縮に対してシーリング材が追従できなくなります。そこで、底面には接着しないように2面接着することで、目地の伸縮に対してシーリング材の伸縮性を活かすことができます。
2面接着させるためには、底面に接着させずにシーリング材を詰め込み充填させなければなりません。しかし、そのままでは3面接着になってしまうため、目地底にボンドブレーカーを貼りつけたり、バックアップ材を詰め込んだりしてシーリング材を充填していきます。これにより、縁を切ることができるようになります。
2面接着とは何か?
建築用語「2面接着」とは、シーリング工事で行なわれる工法のことです。シーリング工事とは、建物や構造物などの継ぎ目や隙間を埋めて、防水性や気密性を確保する工事のことをいいます。2面接着は、このシーリング工事において、シーリング材を接着する面が2面になっている工法のことをいいます。
接着面が2面になっているとは、シーリング材の底面に接着剤を塗らずに、両側のみ接着することです。これにより、シーリング材が目地の伸縮に対して追従することができ、防水性や気密性を確保することができます。
2面接着をするためには、目地の底面にボンドブレーカーという接着剤を塗らないための材料を貼ったり、バックアップ材という材料を詰め込んだりして、シーリング材を充填していきます。これにより、シーリング材の接着面が2面になり、目地の伸縮に対して追従することができるようになります。
2面接着のメリットとデメリット
2面接着のメリットとデメリット
2面接着のメリットは、目地の伸縮に対してシーリング材の弾性効果を発揮できることです。これにより、目地からの漏水を防ぐことができます。また、底面に接着剤を使用しないため、目地の伸縮を妨げることなく、シーリング材の耐久性を向上させることができます。
しかし、2面接着は、3面接着に比べて、シーリング材の充填が難しく、施工に時間がかかります。また、目地にボンドブレーカーを貼りつけたり、バックアップ材を詰め込んだりするため、コストも高くなります。さらに、目地底にボンドブレーカーやバックアップ材を使用することで、目地の充填が均一にならず、シーリング材の性能が低下する可能性があります。
2面接着の施工方法
2面接着とは、シーリング工事で行われる工法のことで、接着面が2面になっていることが特徴です。目地にシーリング材を充填する場合、底面に接着させてしまうと、目地の伸縮に対して追従することができなくなってしまいます。そこで、底面には接着しないように2面接着することで、目地の伸縮に対してシーリング材の弾性効果を発揮することができるのです。
2面接着させるためには、底面に接着させずにシーリング材を詰め込み充填させなければならないため、そのままでは3面接着になってしまいます。そこで、目地底にボンドブレーカーを貼りつけたり、バックアップ材と詰め込んだりしてシーリング材を充填していくこととなります。これにより、底面との接着を切って2面接着を実現することができます。
2面接着の注意点
2面接着の注意点
2面接着を行う際には注意すべき点があります。2面接着を行う際には、底面に接着しないようにシーリング材を詰め込んで充填させなければなりません。そのままでは3面接着になってしまうためです。そこで、目地底にボンドブレーカーを貼りつけたり、バックアップ材と詰め込んだりしてシーリング材を充填していく必要があります。これにより縁を切ることができるようになります。
ボンドブレーカーは、シーリング材と下地の間に貼るテープ状の材料です。ボンドブレーカーを貼ることで、シーリング材が下地に接着するのを防ぐことができます。バックアップ材は、シーリング材の背面に詰める材料です。バックアップ材を詰めることで、シーリング材の厚みを確保し、シーリング材の膨張や収縮を吸収することができます。
2面接着を行う際には、適切なシーリング材を選択することが重要です。シーリング材は、目地の形状や伸縮量によって適したものが異なります。適切なシーリング材を選択しないと、シーリング材が剥がれてしまったり、シーリング材がひび割れてしまったりする可能性があります。