建築用語『設計監理費』って?
建築物研究家
設計監理費とは、建築設計と工事監理に必要な費用のことを指すよ。
建築を知りたい
なるほど、設計監理費は、建築設計と工事監理に必要な費用なんですね。
建築物研究家
設計監理費については、建築士法に基づいて建設大臣が業務報酬についての標準的な考え方の勧告を行なっているよ。
建築を知りたい
建築士法に基づいて、建設大臣が業務報酬についての標準的な考え方の勧告を行なっているんですね。わかりました。
設計監理費とは。
設計監理費とは、建物を設計し、建設現場を監督するために必要な費用のことです。建築士法に基づいて、建設大臣が標準的な報酬額についての考え方を勧告しています。一般的には、建物の規模、構造、建築費をもとに計算します。
設計及び工事監理業団体と新日本建築士協会では、それぞれ報酬率表を提示しています。建築士法第25条と旧建設省告示第1206号で定められている設計監理費用の計算式では、直接人件費、直接経費、間接経費、技術料、特別経費の合計が報酬となります。
しかし、この計算式では、直接人件費や直接経費、間接経費を事前に算出して報酬を計算することが難しい場合があります。そのため、その部分を「所要人日数×日額直接人件費×2.0」と略した計算式もあります。
設計監理費の計算式
設計監理費は、建築設計と工事監理に必要な費用のことであり、建築士法に基づいて建設大臣が業務報酬についての標準的な考え方の勧告を行なっている。 設計監理費は、一般的に建物の規模や構造、建築費をもとに算出され、設計及び工事監理業団体、新日本建築士協会ではそれぞれ報酬率表を示している。
建築士法第25条と旧建設省告示第1206号で決められている設計監理費用の計算式では、直接人件費、直接経費、間接経費、技術料、特別経費の合計が報酬になる。
しかし、この式では、直接人件費や直接経費、間接経費を事前に算出して報酬を計算することが難しいため、その部分を所要人日数×日額直接人件費×2.0と略した計算式もある。
設計監理費の略した計算式
設計監理費の略した計算式
建築士法第25条と旧建設省告示第1206号で決められている設計監理費用の計算式では、直接人件費、直接経費、間接経費、技術料、特別経費の合計が報酬となります。 しかしこの式では、直接人件費や直接経費、間接経費を事前に算出して報酬を計算することが難しいため、その部分を所要人日数×日額直接人件費×2.0と略した計算式もあります。この略した計算式は、あくまでも概算であり、実際の報酬額とは異なる場合があります。
設計監理費の算出方法
設計監理費の算出方法
設計監理費とは、建築設計と工事監理に必要な費用のことで、建築士法に基づいて建設大臣が業務報酬についての標準的な考え方を勧告しているものの、一般的には建物の規模や構造、建築費をもとに算出する。また、設計及び工事監理業団体、新日本建築士協会ではそれぞれ報酬率表を示している。建築士法第25条と旧建設省告示第1206号で決められている設計監理費用の計算式では、直接人件費、直接経費、間接経費、技術料、特別経費の合計が報酬となる。しかしこの式では、直接人件費や直接経費、間接経費を事前に算出して報酬を計算することが難しいため、その部分を所要人日数×日額直接人件費×2.0と略した計算式もある。
設計監理費の報酬率表
設計監理費の報酬率表
設計監理費の報酬率表とは、設計監理費の計算に用いられる基準となる数値のことです。この報酬率表は、一般社団法人新日本建築士協会(JIA)と一般社団法人住宅性能評価センター(HPEJ)がそれぞれ定めています。
JIAの報酬率表は、基本報酬率表と別表から構成されています。基本報酬率表は、建物の構造や規模、建築費などによって報酬率が決まっており、別表は、特殊な設計や施工が必要な場合の報酬率を定めています。
HPEJの報酬率表は、JIAの報酬率表をベースに、住宅性能評価の報酬率を加味したものです。住宅性能評価とは、住宅の性能を客観的に評価する制度であり、住宅の性能を評価することで、住宅の品質向上につなげることが目的です。
設計監理費の報酬率表は、設計監理費の計算の際に使用されます。設計監理費は、設計及び工事監理業者に支払われる報酬であり、その金額は設計監理費の報酬率表によって決まります。