火災を感知する煙感知器とは?

火災を感知する煙感知器とは?

建築物研究家

煙感知器とは、火災を煙によって自動的に感知する機器のことだよ

建築を知りたい

煙感知器にはどんな種類があるのですか?

建築物研究家

煙感知器には大きく分けて、イオン化式と光電式の2種類があります

建築を知りたい

イオン化式と光電式のそれぞれの特徴を教えてください

煙感知器とは。

煙感知器とは、火災が発生した際に、煙を検知して自動的に警報を発する機器のことです。検知部分に煙が入り、イオン電流の変化や光量の変化を感知して作動します。イオン化式感知器と光電式感知器の2つのタイプがあり、イオン化式と光電式を併用した複合式もあります。煙感知器は、火災報知器装置に組み込まれており、煙を感知すると警報装置が作動します。住宅用火災報知器は、感知器自体が音声やブザー音を発し、単体で作動します。また、厨房には、煙感知器ではなく熱感知器もあわせて設置されます。新築・既存住宅問わず、居室や階段上などにも、住宅用火災警報器を設置することが義務付けられています。

煙感知器の仕組み

煙感知器の仕組み

煙感知器の仕組みは、煙を感知して火災を知らせる装置です。煙感知器には、イオン化式と光電式の2種類があり、どちらも煙を感知すると警報装置が作動します。

イオン化式煙感知器は、検知部分に放射性物質であるアメリシウム241を使用しています。アメリシウム241から放出されるアルファ粒子が煙に当たると、イオン電流が変化します。この変化を感知して警報装置が作動します。

光電式煙感知器は、検知部分に光を当てています。煙が検知部分に入ると、光量が変化します。この変化を感知して警報装置が作動します。

煙感知器は、住宅や店舗、オフィスなど、様々な場所に設置されています。煙感知器は、火災を早期に発見して被害を最小限に抑えることができるため、重要な安全設備です。

煙感知器の設置場所

煙感知器の設置場所

煙感知器は、火災の発生を煙によって自動的に感知する機器で、火災報知器装置に組み込まれており、煙を感知すると警報装置が作動します。住宅用火災報知器は、感知器そのものが音声やブザー音をを発し、単体で作動します。

住宅用火災報知器は、新築・既存住宅問わず、居室や階段上などにも設置することが義務付けられています。また、厨房には、煙感知器ではなく熱感知器もあわせて設置することが望ましいです。

煙感知器の設置場所は、火災が発生しやすい場所や、火災が発生した際に逃げ遅れる可能性が高い場所を優先して設置することが大切です。具体的には、居室、廊下、階段、台所、脱衣所、納戸、物置、車庫などです。また、住宅の規模や間取りによっては、複数の煙感知器を設置することが必要になる場合もあります。

煙感知器のメンテナンス

煙感知器のメンテナンス

煙感知器のメンテナンスは、火災を未然に防ぐために重要な役割を果たします。煙感知器は、主に住宅や施設の居室や寝室、階段、廊下などに取り付けられ、煙を感知すると警報音が鳴って火災を知らせてくれます。しかし、煙感知器を正しく設置し、定期的にメンテナンスを行わないと、正しく火災を感知できず、火災の拡大や被害を招く可能性があります。

煙感知器のメンテナンスは、毎月1回、点検と掃除を行うことが推奨されています。点検では、煙感知器に汚れやホコリがたまっていないか、電池が切れていないか、警報音が鳴るかを確認します。掃除では、柔らかい布やブラシを使って、煙感知器の表面の汚れやホコリを払い落します。また、年に1回は、電池交換を行う必要があります。電池交換の際には、煙感知器のメーカーや機種に合った電池を使用することが重要です。

煙感知器のメンテナンスを怠ると、火災を感知できず、火災の拡大や被害を招く可能性があります。また、煙感知器を正しく設置しないと、火災を感知できない可能性があります。煙感知器は、正しく設置し、定期的にメンテナンスを行うことで、火災を未然に防ぎ、命と財産を守ることができます。

煙感知器の寿命

煙感知器の寿命

煙感知器の寿命は、使用環境やメーカーによって異なりますが、一般的に約10年です。煙感知器は、火災の発生を感知する機器であり、火災の早期発見には欠かせないものです。煙感知器の寿命が過ぎると、火災を感知する能力が低下する可能性があるため、定期的に交換することが大切です。

煙感知器の交換時期は、製造日から10年を目安に交換するのがおすすめです。また、煙感知器が正常に作動しているかどうかを、月に1回程度点検することも大切です。煙感知器の点検方法は、以下の通りです。

1. 煙感知器のテストボタンを押して、警報音が鳴るかどうかを確認します。
2. 煙感知器のカバーを外して、センサー部分を掃除機などで軽く掃除します。
3. 煙感知器のカバーを元に戻して、正常に作動していることを確認します。

煙感知器は、火災の早期発見には欠かせない機器です。煙感知器の寿命や点検方法を理解して、火災の予防に努めましょう。