建築用語『充てん接着』

建築用語『充てん接着』

建築用語『充てん接着』

建築物研究家

充てん接着とは、材料の表面にある隙間や凹凸などを埋めながら接着することを言う。どのような接着剤がありますか?

建築を知りたい

充てん接着剤があります。

建築物研究家

充てん接着を行うには、主剤と硬化剤を混ぜてから、接着部に余るぐらい十分な量を塗布し、すぐに接着したい物を接合して、そのまま固まるまで動かないよう固定して接着します。充てん接着以外の接着方法はありますか?

建築を知りたい

コンタクト接着があります。コンタクト接着は流動性のない樹脂に溶剤を加えて、低粘度にした物を接着面に塗って接着させます。

充てん接着とは。

充填接着とは、接着剤を用いて材料の表面の隙間や凹凸を埋めながら接着する方法です。代表的な充填接着剤には、エポキシ系のものがあります。充填接着を行う際には、主剤と硬化剤を混ぜてから、接着する部分に十分な量を塗布し、すぐに接着したいものを接合して固定します。この方法の他に、コンタクト接着という方法もあります。コンタクト接着は、流動性のない樹脂に溶剤を加えて低粘度にしたものを接着面に塗って接着させる方法です。充填接着とコンタクト接着では、それぞれメリットとデメリットがあり、接着方法の選択は、被着体の形状や接着目的などによって行う必要があります。

充てん接着とは

充てん接着とは、材料の表面にある隙間や凹凸などを埋めながら接着することを言います。
代表的な充てん接着剤にエポキシ系のものがあります。充てん接着を行うには、まず主剤と硬化剤を混ぜます。そして、接着面に余るぐらい十分な量を塗布し、すぐに接着したい物を接合します。その後、そのまま固まるまで動かないよう固定して接着します。

充てん接着の他にも、コンタクト接着という方法があります。コンタクト接着は、流動性のない樹脂に溶剤を加えて、低粘度にしたものを接着面に塗って接着させる方法です。

充てん接着とコンタクト接着には、それぞれ適否があります。例えば、充てん接着は「接着後すぐに強度が出る」というメリットがありますが、コンタクト接着は「貼り合わせ後に位置を変えられる」というメリットがあります。

そのため、被着体の形状や接着目的などによって、接着方法を選定する必要があります。

代表的な充てん接着剤

充てん接着剤には、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系などがあります。エポキシ系は、強度が高く、耐水性、耐薬品性に優れているのが特徴です。アクリル系は、透明で接着面が目立たず、乾燥時間が短いのが特徴です。ウレタン系は、弾力性があり、振動や衝撃に強いのが特徴です。

エポキシ系充てん接着剤は、主剤と硬化剤を混ぜてから使用します。混合後は、ポットライフと呼ばれる作業時間が限られているので、注意が必要です。アクリル系充てん接着剤は、単液タイプなので、混ぜる必要がなく、そのまま使用できます。ウレタン系充てん接着剤は、主剤と硬化剤を混ぜてから、加熱して使用します。加熱することで、接着力が向上します。

充てん接着の方法

充てん接着の方法には、主に2つの方法があります。1つ目は、主剤と硬化剤を混ぜてから、接着部に余るぐらい十分な量を塗布し、すぐに接着したい物を接合して、そのまま固まるまで動かないよう固定して接着する方法です。この方法は、接着後すぐに強度が出るというメリットがあります。

2つ目の方法は、流動性のない樹脂に溶剤を加えて、低粘度にした物を接着面に塗って接着させる方法です。この方法は、貼り合わせ後に位置を変えられるというメリットがあります。
充てん接着剤を塗布する際には、接着面をきれいにし、接着剤が均一にのるようにすることが大切です。また、接着剤を塗布した後は、すぐに接着したい物を接合して、動かないよう固定することが重要です。

充てん接着のメリットとデメリット

充てん接着のメリットとは、主剤と硬化剤を混ぜ合わせると、接着面に塗布した際に余るぐらい十分な量を涂付し、すぐに接着したいものを接合してそのまま固まるまで動かないように固定して接着する。つまり、接着後すぐに強度が出る、貼り合わせ後に位置を変えることができる、隙間や凹凸などを埋めることで気密性や防水性を高めることができるなどのメリットがある。

充てん接着のデメリットとは、接着剤を混ぜ合わせてから塗布しなければならないこと、接着剤が厚く塗布されると固まるまでに時間がかかること、接着剤の種類によっては硬化後に収縮して隙間が生じることなどがある。さらに、接着剤の種類や被着体の材質によっては、接着剤が被着体に浸透してシミになる場合があるため、接着剤の種類と被着体の材質の相性は慎重に検討する必要がある。