磨き丸太とは？魅力と施工事例

磨き丸太とは？魅力と施工事例

磨き丸太とは

磨き丸太とは、杉や桧といった木の樹皮をはいで磨きをかけて作られた建材のことです。滑らかな表面になっており、銘木として扱われます。若い木ではなく、年数の経った物が選ばれ使われていきます。床柱やポーチ柱、棟木など目立ちやすい所に用いられることが多く、そのほとんどが京都や奈良で生産されています。

磨き丸太の特徴

磨き丸太の特徴とは、杉や桧といった木の樹皮をはいで磨きをかけて作られた建材のこと。滑らかな表面になっており、銘木として扱われる。若い木ではなく、年数の経った物が選ばれ使われていく。床柱やポーチ柱、棟木など目立ちやすい所に用いられることが多く、そのほとんどが京都や奈良で生産されている。

磨き丸太の材料は実際に植林された木であるが、間引きや枝打ちといったことを繰り返しつつ、30年ほどの時間をかけて成長させてから利用される。伐採されるのは9月から10月であり、3m〜4mで切断されて搬出していく。その後、背割りをして乾燥させ、磨き洗いされて製品となる。時間がたつと色は変化していき、飴色の物になってくるのは、質の高さを示している。

磨き丸太の施工事例

磨き丸太の施工事例

磨き丸太は、京都や奈良で生産される高級な木材で、床柱やポーチ柱、棟木など目立つ場所に使用されることが多い。磨き丸太を使用した施工事例として、京都の清水寺があります。清水寺は、世界遺産にも登録されている有名な寺院で、本堂や三重塔など多くの建物が磨き丸太で作られています。また、奈良の東大寺にも磨き丸太が使用されており、大仏殿や中門など、主要な建物が磨き丸太で作られています。磨き丸太は、その美しい見た目から、高級感や重厚感のある建物に多く使用されています。

磨き丸太の価格

磨き丸太の価格は、使用する木材の種類やサイズによって異なりますが、一般的に高価な建材とされています。これは、磨き丸太の製作に手間がかかるためです。磨き丸太は、まず杉や桧などの木の樹皮をはいでから、表面を滑らかに磨いていきます。この作業には熟練した職人の技術が必要です。また、磨き丸太は若い木ではなく、年数の経った物が選ばれ使われていきます。そのため、磨き丸太を生産するには長い時間がかかります。その結果、磨き丸太は高価な建材となっているのです。

磨き丸太を選ぶポイント

磨き丸太を選ぶ際には、いくつかのポイントに注目しましょう。まず、木の種類を確認しましょう。磨き丸太は、杉や桧などの木で作られていますが、それぞれに特徴があります。杉は比較的柔らかく、加工しやすいですが、耐久性は桧よりも劣ります。桧は、杉よりも硬く、耐久性がありますが、加工は少し難しくなります。次に、木の年数を確認しましょう。磨き丸太は、年数の経った木が使われていますが、その年数によって品質が異なります。一般的には、年数の経った木の方が品質が高いとされています。また、木の表面の状態を確認しましょう。磨き丸太は、表面が滑らかで、傷や節のないものが良品です。傷や節があると、耐久性が低下したり、見た目が悪くなったりします。最後に、木の色の変化に注目しましょう。磨き丸太は、時間がたつと色が変化して飴色になっていきます。この色の変化は、磨き丸太の質の高さを示しています。