テラゾーとは何か? 特徴や種類について

テラゾーとは何か? 特徴や種類について

建築を知りたい

先生、テラゾーって建築用語であるけど、どういう意味ですか?

建築物研究家

テラゾーとは、大理石や花こう岩の粋石をセメントに混入して、表面を平らに磨き上げたものです。床や壁に使われる人造大理石のことです。

建築を知りたい

なるほど、テラゾーは人造大理石なんですね。ちなみに、テラゾーの語源はイタリア語で「Terrazzo」と呼ばれているというのは本当ですか?

建築物研究家

はい、その通りです。テラゾーはイタリア語で「Terrazzo」と呼ばれており、一般に花コウ岩や安山岩が使われる擬石と区分されています。粉砕された粋石は種石と言い、天然石に比べて低価格、高耐久性で手入れが簡単です。

テラゾーとは。

テラゾーとは、大理石や花こう岩の砕石をセメントに混ぜて、表面を平らに磨き上げたものです。床や壁に使用される人造大理石で、イタリア語で「Terrazzo」と呼ばれます。一般的に、花崗岩や安山岩が使われる擬石と区別されており、砕かれた砕石は「テラゾー用」と呼ばれています。天然石に比べて低価格で、耐久性が高く、お手入れが簡単ですが、酸や熱には弱いです。工場で生産されるものは「テラゾブロック」と呼ばれ、主に床材や壁材、テーブルなど、板状の製品を作る際に使われます。人造石以外の樹脂で固めたものを「樹脂テラゾー(レジンテラゾー)」と呼びます。なお、人造石にはテラゾーの他に、天然石を原料にせず、アクリルやポリエステルで製造された人工大理石もあります。

テラゾーの定義

テラゾーの定義

テラゾーとは、大理石や花こう岩の粋石をセメントに混入して、表面を平らに磨き上げた人造大理石のことである。イタリア語で「Terrazzo」と呼ばれ、一般に花コウ岩や安山岩が使われる擬石と区分されており、粉砕された粋石は種石と呼ばれる。テラゾーは、天然石に比べて低価格で、高耐久性があり、手入れが簡単である一方、酸や熱には弱いという特徴がある。工場で生産されるテラゾーは「テラゾブロック」と呼ばれ、主に床材や壁材、テーブルなど、板状の製品をつくる際に用いられる。テラゾーには、人造石以外にも、樹脂で固めたものを「樹脂テラゾー(レジンテラゾー)」と呼ぶ。なお、人造石にはテラゾーの他に、原料に天然石を使わず、アクリル・ポリエステルで作る人工大理石もある。

テラゾーの特徴

テラゾーの特徴

テラゾーの特徴

テラゾーは、大理石や花崗岩の砕石をセメントに混ぜて、表面を平らに磨き上げた人造大理石です。一般に花崗岩や安山岩が使われる擬石と区別されており、粉砕された砕石は種石と呼ばれています。テラゾーは、天然石と比べて低価格で、高耐久性と手入れのしやすさを備えています。ただし、酸や熱には弱いため注意が必要です。テラゾーは、工場で生産され、主に床材や壁材、テーブルなどの板状の製品の製造に使用されます。人造石であるテラゾーとは別に、樹脂で固めたものを樹脂テラゾー(レジンテラゾー)と呼びます。また、人造石にはテラゾーのほかに、原料に天然石を使わず、アクリルやポリエステルで作る人工大理石もあります。

テラゾーの種類

テラゾーの種類

テラゾーの種類
テラゾーには大きく分けて、2種類あります。

1つ目は、天然の石を砕いたものを使用する従来のテラゾーです。天然石を使用しているため、風合いがあり、高級感があります。また、耐久性や耐熱性に優れているため、床や壁などによく使用されています。

2つ目は、アクリルやポリエステルなどの樹脂で固めた樹脂テラゾーです。樹脂テラゾーは、天然石のテラゾーよりも軽量で、施工性が優れています。また、色やデザインの自由度が高いため、近年では店舗やオフィスなどでも多く使用されています。

テラゾーの用途

テラゾーの用途

テラゾーは、床材や壁材、テーブルなどの板状の製品を作る際に、主に使用されています。 テラゾーは比較的安価で、耐久性と耐摩耗性に優れているため、公共の場所や商業施設でよく使用されています。また、テラゾーは汚れや傷がつきにくいという特徴もあります。テラゾーは、天然石に比べて低価格で、手入れが簡単です。 また、テラゾーは、酸や熱に弱いという特徴があります。

テラゾーのメリットとデメリット

テラゾーのメリットとデメリット

テラゾーのメリット

テラゾーは天然石に比べて低価格で、耐久性が高く、手入れが簡単です。耐摩耗性に優れ、長持ちするという利点があります。また、テラゾーは滑りにくいため、公共施設や学校、病院などの床材としても適しています。さらに、テラゾーは耐湿性にも優れており、水回りの床材としても使用することができます。

テラゾーのデメリット

テラゾーは酸や熱には弱いため、注意が必要です。また、テラゾーは重い材料であるため、施工には注意が必要です。また、継ぎ目が目立ちやすく、つなぎ目も弱くなります。さらに、テラゾーは天然石よりも硬いため、加工が難しいというデメリットもあります。