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建築の基礎知識について

建築用語『トレーサリー』の意味と歴史

トレーサリーとは、中世のゴシック建築に見られる装飾のことです。 窓の上部などに使われている桟のことで、ステンドグラスをはめ込んだものが代表的な物となります。石造りで作られたものが一般的で、薄い石をくり抜いて作られたものは、プレート・トレーサリーと呼ばれます。棒状の石材を模様として複雑に組み合わせていったものは、パレート・トレーサリーと呼び区別しています。ゴシック様式の中でも、クラシカル・ゴシックで見られるようになり、発展していきました。特にイングランドのゴシック様式には大きな影響を与え、百年戦争で途絶え15世紀に復活していくゴシック建築にも用いられるようになっていきます。フランポワイアン・ゴシックでは、イングランドのトレーサリーが取り入れられています。
建築の基礎知識について

八幡造りとは?特徴やその魅力を解説

八幡造りは、奈良時代中期に成立したと考えられている神社本殿造りの様式であり、宇佐八幡宮が代表例として知られています。しかし、現存しているのは、宇佐八幡宮、石清水八幡宮、伊佐爾波神社の3例のみです。八幡造りの特徴は、切り妻造りで平入りであること、前後に二棟が並ぶこと、両殿の間には一間分の馬道があり、屋根には樋が通されていることです。また、前後に二棟を並べることによって、内部スペースを大きく取ることができました。伊佐爾波神社は、京都の石清水八幡宮を模したものと考えられており、非常に重要な史跡として現存しています。八幡造りは、日本の神社建築の歴史において重要な役割を果たした様式であり、その特徴は現在でも多くの神社で見ることができます。
建材と資材について

オーバーロック加工でカーペットを長持ち

オーバーロック加工とは、オーバーロックミシンを用いてカーペットの端を二重縫いし、カーペットをカットした際に縁がほつれるのを防ぐために施される加工のことです。オーバーロックミシンとは、カーペットの端をカットしつつミシンをかけることにより、生地の端を処理するミシンです。カーペットの縁のほつれ対策として、オーバーロック加工の他にも「テープ加工」「広幅テープ加工」などの方法がありますが、オーバーロック加工は、縁を縫い上げるために繊維の色に違いがなく、すっきりと美しく見せる効果があります。また、他の加工方法に比べて凹凸が少なくなるので、つまずきにくいというメリットもあります。
建築の基礎知識について

建築用語『下請』ってどういう意味?

建築用語における「下請」とは、元請けに対して使われる言葉のことです。 下請負のことであり、元請けが請け負った工事の中で、一部の部分を専門業者に請け負わせることを指します。職種に応じて請負することが基本となりますが、すべて任せてしまうことがあります。これを丸投げと呼びます。建築基準法では、一括下請けとして発注することを、建築主が知らなければならないとしており、書面にて承認されなければ行うことができない、禁止された行為です。基本として、元請けから下請けへ、そこから孫請けへと仕事は流れていくようになっており、上位の者が責任を負わなければならないが、建築主に対しての責任を負う必要はありません。規模が逆転することもあり、これを上請けと呼ぶことがあります。
建築の基礎知識について

住宅の断熱性能を表す熱損失係数とは?

熱損失係数とは、住宅の断熱性能を数値で表したもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。住宅の断熱性能は、熱抵抗値などから判断する仕様基準と、熱損失係数などから判断する性能基準という2つの方法で表すことができます。同じ工法の住宅であっても、住宅の表面積、窓面積、換気量などによって断熱性能は異なります。しかし、熱損失係数を算出することで、熱貫流率や、熱抵抗値では判断できないバランスを知ることができるので、条件の違いを考慮した上で断熱性能を把握することができます。ただし、熱損失係数の計算は複雑で時間がかかり、多くの書類を必要とするデメリットもあります。
建材と資材について

建築用語解説 – 型枠

型枠とは、コンクリートやモルタルを打設するための流れ止めのこと。コンクリートは固まるまで一定の型が必要なため、型枠を用いてコンクリートを流し込んで固めます。硬化が終了したのちに解体して開放する必要があります。合板を用いて開かないように固定することが必要です。通常、型枠を貫通させて使うセパレーターを用います。拘束する力が重要であり、打設するコンクリートやモルタルの自重に耐えることの他、バイブレーターの使用や打設時の圧力にも耐えることが必要となります。拘束力が重要であり、強度を出すためにもなくてはならないものです。数回繰り返して使うが、板が傷むことによって、適切な強度を保てなくなります。打ちっぱなしの場合などは、表面加工された化粧板を使うことがあります。住宅基礎などでは、連続で使用できるメタルフォームを使用することが多いです。
建築の設備について

建築用語『オートライト』とは?基礎知識や設置メリットを紹介

オートライトとは、人の気配を感知して自動的に点灯する照明のことである。自転車や自動車などに暗くなると自動的に点灯するオートライトがあるが、住宅の場合には人の気配を感知するようになっている人感センサーが付いている。深夜など人気のない時間帯に照明が点灯するため、防犯対策として玄関先やベランダ、車庫などに設置される。また、室内タイプもあり、深夜などの時間帯に玄関やトイレ付近、階段などに設置して使用。工務店やセキュリティ会社に依頼して設置する方法もあるが、比較的安価な物がホームセンターで販売されており、なかには簡単に取り付けられるタイプもある。なお、逆に暗くなると点灯するライトは光センサー付ライトと呼ばれている。
建材と資材について

白木の魅力と注意点

白木のメリットは、その美しい見た目と、自然な風合いが挙げられます。白木は、塗料や着色剤を塗っていないため、木の本来の美しさを楽しむことができます。また、白木は、木が収縮を繰り返す性質を持つため、傷がついても水を付けると吸って復元する機能があります。そのため、メンテナンスが比較的簡単です。しかし、白木は、湿度の多い時期や、屋外で使用すると、性質が変化してしまうため、建具などに利用するのは困難です。
住宅の部位について

ハウスダスト対策

ハウスダストとは、室内に浮遊するチリや埃のことです。繊維くずや砂塵、頭皮のフケ、カビなどの胞子、ダニの死骸や糞など、季節や住環境、生活習慣によって様々な物があります。ハウスダストによってアレルギー症状や喘息が引き起こされる場合もあり、特に、ダニの糞や死骸はこれらを引き起こしやすいとされています。寝ている間に室内にたまっていた花粉などのハウスダストを吸い込み、朝方にくしゃみが止まらなくなる現象のことをモーニングアタックと呼びます。ハウスダストを少しでも防ぐためには、新築時に換気設備の設計、設置に気を配る他、埃のたまりやすい隅に家具を置かない、収納を壁内に収めるなどの対策が有効です。
住宅の部位について

収入合算の仕組みとメリット・デメリット

収入合算とは、ローンを組む際に、申込者本人とその家族の収入を合算したものを基準として、融資を受ける方法のことです。一般的なローンでは借り入れを希望する本人の収入を基準として、借入可能額が決定されるため、希望額に満たないこともあります。収入合算制度を利用すると評価基準額が高くなるため、借入可能額を増やすことができます。収入合算には、連帯債務となる場合と保証人となる場合があります。連帯債務とは、2人以上が共同で債務を負うことをいいます。この場合、申込者本人と収入合算の相手方は、住宅ローンの返済義務を負うことになります。保証人とは、債務者が債務を履行できない場合に、その債務を保証する人のことをいいます。この場合、収入合算の相手方は、申込者本人が住宅ローンの返済ができなくなった場合に、その返済義務を負うことになります。
建材と資材について

耐水合板とは?用途や種類を解説

耐水合板とは、耐水性を持たせた合板のことである。合板の接着強を保証するため、耐水性能によって、JASの基準が設けられている。耐水性の高い物から特類、1類、2類、3類と4段階に分類される。特類は外壁や屋根下地材などに使われる合板であり、屋外や常に湿潤状態の環境での使用が可能であり、主にフェノール樹脂接着剤が使用されている。1類は断続的に湿潤状態になる環境で使用可能で、メラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤が使用される。2類は建築内装材や家具など、時々湿潤状態となる環境で使用可能で、3類はさらに極めてまれに湿潤状態となる環境のみで使用可能な合板だ。耐水性は合板にJASマークとして印字されている
建材と資材について

芯材・心材とは?建築用語の基礎知識

芯材・心材とは、丸太を木口から見たときに、樹木の中心に近い部分から取った濃い色をした木材のことです。樹木は毎年、外側に新しい細胞ができ、太く成長します。その際、樹木の中心部は、成長の停止により死んだ細胞に組み込まれる化学物質によって硬い木質が形成され、黄色や褐色に変色します。この部分が芯材です。樹脂が多くて腐りにくいといった特徴があり、良質な部分とされています。樹種によっては赤い色になることから「赤身」とも呼ばれます。反対語は、樹木の材に中で、周辺部の部分である「辺材」です。合板のサンドイッチ構造になっているコア材や、フラッシュ中桟などが含まれます。また、家具の骨組みに使われる木材のことも芯材と呼びます。
住宅の部位について

建築用語『出隅』とは?その意味や使い方を解説

建築用語である「出隅」と「入隅」は、2つの壁や板が出会う隅(角)の形状を示す用語です。出隅とは、2つの壁や板が出会う出っ張った隅(角)を指します。反対に、入隅とは、2つの壁や板が出会う引っ込んだ隅(角)を指します。建築現場では、築物の長さを測定するときに、測定基準点から出隅まで何ミリというように使用されます。また、タイルを貼る場合にも、基準点から入隅や出隅まで何枚タイルを貼るかを職人同士で伝え合ったりします。大規模修繕工事では、入隅や出隅の補修が必要になり、特に防水工事が大切です。出隅の防水で良く見受けられるのが、屋上やバルコニーの平場と立上がりが向かい合った角になり、一般的な防水工事として補強シールを貼り、ウレタン防水を行なうことが多いです。このように凹凸のある部分は劣化しやすいことがあるので、大規模修繕の事前調査で診断することが重要となります。
建築の基礎知識について

伊賀上野城の歴史と構造

伊賀上野城とは、三重県伊賀市にあった平城のことです。白鳳城や上野城と呼ばれることもあります。伊賀上野城は、盆地の中央にある大地の北部に建てられましたが、東側を除き川が流れており、天然の要塞になっていました。優れた立地を持っていたものの、歴史の中で様々な城主に代わったこともあり、落城改築を繰り返しました。藤堂高虎の時代に改築に着手することになりますが、完成せず、未完成のまま江戸時代を迎えることになります。城代屋敷だけは完成していましたが、主要部分のほとんどはでき上がっていません。
住宅の部位について

クローゼットの基礎知識と収納アイデア

クローゼットとは、居住空間に設置された収納庫のことです。主に衣類を収納するために利用され、ハンガー用のバーが付いているものが多いです。クローゼットは、衣服を整理整頓したり、埃や湿気から守ったりするのに役立ちます。また、空間を有効活用することで、居住空間を広々と見せる効果もあります。クローゼットは、独立した部屋として設置される場合もあれば、壁や家具の一部として組み込まれる場合もあります。独立した部屋として設置されるクローゼットは、ウォークインクローゼットと呼ばれ、広々とした空間で衣類を収納することができます。壁や家具の一部として組み込まれるクローゼットは、スペースを節約できるため、狭い部屋でも設置することができます。クローゼットは、大きさや形状、デザインなど、さまざまな種類があります。自分の収納ニーズや部屋の雰囲気に合わせて、最適なクローゼットを選ぶことができます。最近では、クローゼット内の収納を工夫することで、より機能的で使い勝手の良いクローゼットにすることも可能です。
建材と資材について

練付けとは?その必要性やメリットとデメリット

練付けとは、表面の化粧用に、単板や樹脂板を接着剤で下地板などの合板に貼ることをいいます。練付けを行なった合板は、練付合板または突板と呼びます。高級樹種の表面を薄くスライスして張り、無垢材のように用いることもあります。板すべてを高級素材で製作するとコストがかかるため、この手法がよく用いられました。プリント技術が発展してからは、わざわざ練付けを行わず、プリントで木材などの表面を表現するようになったため使用頻度は減少しています。練付材は、無垢であるため、傷ついたときなどには比較的容易に補修が可能です。しかし、無垢であるために湿気に弱く、収縮と膨張をくり返すとひび割れが起きる場合もあります。これを避けるために、表面に塗装を行なうこともあります。
建築の工法について

ベタ掘りとは?基礎工事の種類と特徴を解説

ベタ掘りの基礎知識ベタ掘りとは、地面を広範囲で掘削することです。建築工事における「ベタ基礎」の前の工程で、「総掘り」とも呼ばれます。基礎の形状によって、土台の下だけを帯状に掘る「布掘り」や、柱下の部分だけを掘る「壺掘り」がありますが、それに対して、ベタ掘りは、建物の下全体を、床付け面まで掘削することです。建物の平面形状にしたがって基礎の範囲も決まってくるため、通常は建物の全体にわたって同じ床付け面まで掘削することは少なくなっています。ちなみに、この基盤をつくるための地盤面以下の土を掘り取ることを「根切り」といい、根切りでできた壁面が崩れる恐れがあるときは山留めを行います。通常、総掘りはベタ基礎や地下室、独立基礎は壺掘り、布掘りは地中梁や布基礎に適しています。
建材と資材について

建築用語『相決り』とは?種類や用途を解説

相決りとは、板材などに用いる継ぎ手の一種です。板厚を半分互いに切り欠き、異なる部分を同士に組み合わせて、隙間ができるのを防ぐ工作方法です。通常、この手法は15mm以下の厚さの、薄い板材を木口面で接合する際に用いられます。この手法では、重ねたときに下になるほうの板は釘で固定できるが、上になる板は固定することができません。そのため、フローリングのような、力のかかる床板などにはあまり使われず、力がそれほどかからない羽目などに使われます。板を幅方向でつなぐ際に相決りで接合することを「相決り継ぎ」と言い、相決りはぎ、違いはぎとも言う。角材などの接合で同様に両方を半分ずつ欠く方法のことを相欠きと呼ぶ。
建材と資材について

建築用語『コーキング剤』 その種類と用途

シリコンコークは、一般的なコーキング剤の一種であり、低価格ながらも耐久性、耐熱性、耐水性に優れていることから、アルミサッシやガラスに向いているのが特徴です。また、シリコンコークは変成シリコンやウレタンコーク、アクリルコークと比較して、カラーが豊富で、耐久性も比較的高いことから、外装目地に適しています。シリコンコークは、その性質から、木造やコンクリート造を問わず、気密性や防水性能を保つために充填される穴埋め剤として広く使用されています。
建築の設備について

メタルハライドランプについて学ぼう

メタルハライドランプとは、HIDランプである高輝度放電灯のひとつです。原理的には、蛍光灯とあまり変わりませんが、即時点灯ができず、再点灯にも時間が必要になってきます。水銀密度を高めておくことで、温度を圧倒的に上げることができるため、非常に強い光を出すことができるところが蛍光灯との違いです。光の色を変えるために水銀だけではなく、その他の金属を配合していきます。水銀灯は、非常に強い光を出すことができる代わりに、効率が悪かったため、ハロゲン化金属を使うことで効率を向上させて演色性を高めたものが、メタルハイドランプとなります。効率は水銀灯の2倍近くにまで向上させることができるため、商業施設で多く利用されています。
関連法規について

知っておきたい第1種住居地域の建築用語

第1種住居地域とは、住居の環境を保護するために定められる地域のことをいいます。都市計画法においては、「住居の環境を保護するため定める地域」と定義されています。第1種住居地域内では、建ぺい率に限度があり、地域によって50%、60%、80%とされています。また、建築できる建造物にも制限があり、住宅、合同住宅、幼稚園、小中高校、大学といったもののみが建築可能です。また、面積の制限内で建築可能なものもあり、その中には、ホテルや旅館、ゴルフ練習場や、自動車教習所といった施設もあります。そして、第1種住居地域内には、危険や環境悪化の可能性が少ないもののみが建築可能なため、50㎡以上の工場は建築ができません。また、50㎡以下でも、危険性や環境悪化が認められる場合には、建築不可となっています。
建材と資材について

防蟻処理ってなに?

防蟻処理とは、建物の木造部分に防蟻剤を塗布して、シロアリやその他の木材を食べる害虫が、木材を損傷することを防ぐ処理を指します。防蟻処理は、土台や柱、梁、根太などの構造材や、フローリングや壁パネルなどの内装材など、木造部分のあらゆる部分に対して施す必要があります。 防蟻処理には、シロアリを寄せ付けない忌避剤や、シロアリを殺す駆除剤など様々な薬剤が使用され、構造材に直接塗布する工法や、土壌に散布する土壌散布工法、床下の襦袢面に防蟻シートを張る工法など、様々な工法があります。また、耐蟻性のある木材を使用する方法もあります。
建築の基礎知識について

アーバンスプロールの概念と課題

アーバンスプロールとは、市街地が非計画的で無秩序に周辺に広がっていくことであり、1960年代にアメリカの都市計画者によって初めて提唱された概念です。アーバンスプロールの背景には、自動車の普及、交通網の発達、郊外住宅の増加などがあります。自動車の普及により、人々が住む場所と働く場所が離れ、郊外に住宅が建設されるようになりました。また、交通網の発達により、郊外への移動が容易になり、さらに郊外住宅の増加を促進しました。アーバンスプロールには、さまざまな問題が伴います。まず、郊外に住宅が建設されることで、農地や森林が減少します。また、市街地面積が広がることで、交通渋滞や大気汚染、騒音などの環境問題が発生します。さらに、郊外住宅の増加は、社会格差の拡大やコミュニティの衰退につながることもあります。
建材と資材について

フィニッシュネイルの魅力と使い方

「フィニッシュネイルとは、仕上げに用いることが多い釘のことである。家具にも用いられることがある」。一般的な釘と比較した場合、釘頭はかなり小さくできている。保持力は持たせるものの目立たない仕上がりにすることが可能だ。接着剤を併用しないでも保持することができるが、「打ち込み跡は若干目立つ」という注意点がある。ドライバーといった電動工具で打ち込む釘であり、「仕上釘と呼ばれる通り、次に何か特別な処理をすることはない」。しかし、打ち込み跡が目立つ場合には、タッチアップをする必要がある。釘頭のない物はピンネイラと呼ぶが、保持力が劣ってしまうため、接着剤の仮止めとして隠し釘のように使われる。
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