建築の基礎知識について ビザンチン様式を徹底解説!
ビザンチン様式は、4世紀頃から東ローマ帝国(ビザンチン帝国)で発達した建築・装飾様式のことである。キリスト教が広まっていくと同時に、ローマなどヨーロッパだけでなく、ロシアや西アジアといった地域にも広がっていった。ビザンチン様式の大きな特徴として、大ドームをのせた建築、内部では金地の華麗なモザイク壁画があり、装飾においては彫刻や象眼細工の家具などもある。主に礼拝堂やキリスト教会といった大規模な建造物でこのビザンチン様式を見ることができる。ビザンチン様式の建造物で代表的な物としては、イスタンブールのハギア・ソフィア大聖堂やベネチアのサン・マルコ大聖堂、モスクワの聖ヴァシリー宮殿などが挙げられる。ビザンチン様式の起源は、330年にローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって建設されたコンスタンティノポリスにある。コンスタンティノポリスは、古代ギリシャの都市ビザンチオンの上に建設された都市で、ビザンチン帝国の首都となった。コンスタンティヌス1世は、キリスト教を公認し、キリスト教の寺院を建設するよう命じた。このとき建設された寺院が、ビザンチン様式の最初の例となった。
