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建築の設備について

ダクトの基礎知識と種類

ダクトとは、排気や給気に使用する配管のことです。建築物内では主に空調、換気、排煙の目的で設けられ、エアダクト、風導管、通風管とも呼ばれます。ダクトの形状には角ダクトと呼ばれる矩形の他、丸ダクトと呼ばれる円形や楕円形のものがあります。さらに円形のダクトにはスパイラルダクト、楕円形のダクトにはオーバルダクトなどの種類があります。一般的に、スパイラルダクトあるいはスパイラルなどとも呼ばれます。
住宅の部位について

越し屋根とは?その意味や役割を徹底解説

越し屋根の歴史は、古くは鎌倉時代にまでさかのぼることができます。当初は、採光や煙抜きを目的として作られていましたが、次第に装飾的な意味合いも持つようになりました。江戸時代には、武士の家の屋根に越し屋根が多く見られました。これは、武士が権威と威厳を誇示するためでした。明治時代以降は、洋風建築の普及に伴い、越し屋根は次第に姿を消していきました。しかし、近年では、伝統的な日本建築の良さが再評価され、越し屋根を備えた家も増えています。
関連法規について

建築用語『前面道路』知っておきたい必要な道路の幅とは?

前面道路とは、敷地に接している道路のことです。住宅を建てる敷地は少なくともひとつの前面道路に接していることが法律上求められています。道路の幅員は4メートル以上、接する敷地の幅員は2メートル以上を必要とします。幅員が4メートルに満たない場合、道路中心線から2メートルの位置まで敷地交代をしなければなりません。また、幅員が4メートル以上あっても、自治体の認定幅員と実際の幅員とが異なる場合もあるため、確認することが必要となります。敷地が2つ以上の道路に面している場合は、幅員が広い方の道路を前面道路として扱うことができます。
建材と資材について

コンクリートの作業性を考える「ワーカビリティー」

ワーカビリティーとは、コンクリートの軟度を示す言葉であり、型枠などにコンクリートを打ち込む際の作業の容易さを表す言葉である。スランプ試験によって測定されるのが一般的である。コンクリートはやわらかい方が作業しやすく、逆に堅いと作業がしにくいが、作業性のみを考慮してやわらかくしすぎると、コンクリート硬化後にクラックが発生しやすくなる原因になってしまう。コンクリートのコンシステンシーと材料分離に対する抵抗性を合わせた性質を表していて、降伏値、塑性粘度、ダイラタンシー、内部摩擦角など多くの要素で構成されている。コンクリート自体の性質だけでなく、構造物の形状や寸法、配筋状態など構造物全体の要因や、天候や施工状況といった作業環境もワーカビリティーに影響する。
住宅の部位について

建築用語『丁番』の種類と使用方法

建築用語で「丁番」とは、ドアや開き戸・開き窓・家具の扉などの、開閉軸に用いる金具のことです。蝶番(ちょうつがい/ちょうばん)とも呼びます。一般的には1本の軸を中心として左右に開く「平丁番」のことを指しますが、丁番には、さまざまな種類があります。「きぼし丁番」「自由丁番」「フランス丁番」「軸吊り丁番」、枠なしのガラス扉のための丁番である「ガラス丁番」、金属扉に使用される「旗丁番」、扉の小口に掘りこむタイプの「隠し丁番」などがあります。丁番の種類は、扉の状況や素材によって使い分けられています。
建築の基礎知識について

騒音についてその基礎知識を解説

騒音とは、好ましくない音の総称であり、聞く側が望ましくない音であり、音声や音楽の伝達を妨げるようなものであれば騒音だと言える。騒音には、騒音源によって様々な解釈があり、評価尺度の変換が難しい。音という概念自体が主観的な表現性の強いものであり、客観的に判断することは極めて困難な性格を持つ。JISは、耳に苦痛を覚えたり、健康に対して損害を与えたりするものは騒音であるとで定義している。騒音規制法が1968年(昭和43年)に制定され、2005年(平成17年)に改正されているが、事業者による騒音に限定された法律である。生活環境を保全し健康を保護することが目的になっているが、一般生活で発生するものに関しては規制がなされていない。
建材と資材について

化粧スレート葺きとは?特徴やメリット・デメリットを解説

化粧スレート葺きは、藁を用いて化粧スレートを葺いた屋根のことです。化粧スレートは、セメントと人口繊維や天然繊維を用いて作られた、平状の屋根葺き材です。以前はアスベストを含んだものも製造されていましたが、規制後は使用されておらず、無石綿セメントスレートとも呼ばれます。天然スレートとしては玄昌石が有名です。化粧スレート葺きの特徴として、軽量で耐震性にすぐれている点が挙げられます。また、安価で広く普及しているため対応できる業者も多く、構造が単純なため葺き替えが容易である点もメリットです。一方で、化粧スレート葺きの欠点として、割れやすいことや、表面がざらついているためコケやカビが生えやすい点が挙げられます。
建築の設備について

スプリンクラー:消防装置の基礎知識

スプリンクラーシステムとは、火災を素早く消火するための設備のことです。天井や屋根の下に設置されたスプリンクラーヘッドと呼ばれる部分に、金属製の部品がついています。この部品は、熱によって溶けやすくなっており、火災が発生して温度が上昇すると、部品が熱によって溶けて水が放出されます。スプリンクラーシステムは、火災を素早く消火するために古くから使われてきた消火設備です。構造が複雑ではなく、対処が早いため、高層ビルや大規模商業施設などの、消化が困難になりやすい場所にも設置しやすいというメリットがあります。近年では、センサーを搭載させたり、自動火災警報装置からの信号で動きだしたりするなど、スプリンクラーシステムの構造も近代化してきています。ただし、スプリンクラーシステムは設置費用が高額になりやすいというデメリットがあります。
建築の工法について

仮締めとは?建築業界のプロが分かりやすく解説

仮締めの方法仮締めの方法は、接合する部材の種類や形状によって異なります。鉄骨のボルト接合の場合、プレート同士の摩擦で一体化するため、仮締めボルトによって摩擦面を密着させる必要があります。1ヵ所において1/3程度で2本以上をバランスよく配置することが必要です。溶接接合のエレクションピースは、仮止めボルトが全数となります。配合継手、併用継手の場合、1/2程度で2本以上となります。高力ボルトの場合は、本締め用の高力ボルトを借りボルトと兼用すると、本締めまでの間にねじ山やナット潤滑処理面が、湿気などで変質する危険があるため、建てる当日に本締め作業が終了できる場合などの特別な場合以外は、兼用してはなりません。
住宅の部位について

建築用語『専有部分』徹底解説

専有部分とは、集合住宅において借主のみが利用するスペースや施設のことです。アパート・賃貸マンションの室内は専有部分になりますが、バルコニーは非常時に住民全員の避難路となるため、共有部分とみなされます。専有部分と共有部分の区別は難しい場合もありますが、簡単に言うと所有権が自分にあるかどうかで判断できます。 一般的な目安として、専有部分とは壁や床、天井に囲まれた居住空間のことを指します。また、物の一部を専有部分とできる場合もありますが、全体としては共有部分となることもあります。例えば、居住空間を形作っているコンクリートの側面は専有部分になりますが、コンクリートそのものは建物全体で共有しているため共有部分として位置づけられます。また、エントランスや電気や給水などの共同設備も共有部分になります。
住宅の部位について

駆け込み天井とは?その特徴と魅力

2. 特徴特徴は、平天井の一部に勾配天井を組み込み作られた物であり、傾斜部を利用した天井のかたちで、縁側の軒などの勾配を利用している。室内から見て斜めに傾斜を付ける方法だ。茶室に用いられることが多く、他の形式と組み合わせることで作られる。この傾斜部に対して天窓を付ける方法もあり、効果的に光を取り入れることができる。天井に変化を持たせることによって、空間を広く見せることができるだけではなく、高さを作り出すことが可能。庇が室内に陥入している形であり、垂木の上に木舞を配することによって作られている。そこに裏板を張ることで天井裏を天井と見立てているのが特徴だ。
建材と資材について

建築用語『罫書き』とは?

罫書きとは、建築材料に線や位置を線引きする作業を指します。切断したり、穴をあけたりする目的で、木材や鉄板、プラスチック板などの材料に線を引くことで、材料を正確に加工することができます。罫書きは、材料の中心や基準を決めるためのけがきの場合や、穴の中心位置を決める場合に特に重要です。また、帯のこ盤などで切断する位置を決める場合にも罫書きが必要とされます。ただ、この場合はそれほど正確さは必要とされません。罫書きに使用される道具としては、材料に線を引くために使う先端が尖っており、硬い材質でできている「けがき針」、直線を引くために使用される「スケール(ものさし)」、円や円弧を描くために使われる「コンパス」、穴の中心位置に印を付けるために使用される「センターボンチ」と「ハンマー」などがあります。
その他

建築用語『パブリックサービス』について

パブリックサービスとは、公共のために行われるサービスのことで、一般的に、公共事業や公務員としての職務を指します。公共事業とは、電気、水道、ガスなどのライフラインや、道路、公園、学校などの公共施設を整備・運営することをいいます。公務員としての職務とは、警察、消防、医療、教育などの公共サービスを提供することをいいます。パブリックサービスは、国民生活の基盤となる重要なものであり、国民生活の質の向上に大きく貢献しています。例えば、公共事業によって整備された道路や公園は、国民の移動や憩いの場として利用され、国民生活の利便性や快適性を向上させています。また、公務員としての職務によって提供される警察や消防などのサービスは、国民の安全や生活の安心を確保し、国民生活の質の向上に貢献しています。パブリックサービスは、国民生活の基盤となる重要なものであるため、政府や地方公共団体は、パブリックサービスの充実を図るために様々な施策を実施しています。例えば、公共事業については、インフラ整備計画を策定し、計画的に整備を進めています。また、公務員については、公務員制度改革を実施し、公務員の質の向上や公務員の働き方改革を進めています。
住宅の部位について

知っておきたい折り返し階段の特徴

折り返し階段とは、途中に踊り場を設け、コの字のような折り返しを持っている階段のことです。踊り場を作るだけのスペースが必要となりますが、これは欠点とは言わず、休憩を取ったりするための安全スペースとして考えることができます。特に高齢者や子供にとっては、踊り場の存在は重要であることに違いはありません。また、折り返し階段の場合、もしも滑り落ちてしまったりしても、下まで落ちてしまうことがなくなることも、安全性という面では重要な意味を持ちます。同じ高さで階段を付ける場合には、直接階段があるという構造よりもステップ数が増えてしまいますが、そのぶん勾配は緩やかにでき、階段を上る負担が少なくなり、ステップの幅も取りやすくなります。
建材と資材について

クレモンボルトの基礎知識 – おしゃれで機能的な戸締まり金物

クレモンボルトとは、両開き戸に使用される戸締まり金具の一種です。ハンドルを操作して上下にボルトを突き出させ、扉を固定する構造になっています。一般的な戸締まり金具よりもデザイン性に優れており、インテリアとして窓周りのアクセントに使用することができます。愛らしいデザインのものが多く、無機質な印象の窓を、有機的で柔らかな印象に変えることができます。また、長いものを用意してサイズに合わせてカットすることで取り付けられるため、難しいものではありません。実際に使われるのは背の高い窓が多いです。
建築の基礎知識について

積雪荷重とは?計算方法やその荷重による鉄骨造建築物の選び方まで解説

積雪荷重とは、積雪によって構造物に加わる重さのことです。建設地によって設計数値が決められており、建築基準法により計算方法が定められています。積雪荷重は、「垂直積雪量×積雪の単位荷重×屋根の形状係数×レベル係数」で算出されます。垂直積雪量とは、施行令86条3項で定められており、垂直積雪量が1m以上の地域か、積雪の初終間日数の平均値が30日以上の多雪区域の場合、国土交通省告示第1455に基づき定めた数値が使用されます。 積雪の単位荷重は、施行令86条2項で積雪量1cmごとに20N/㎡以上と定められています。多雪区域は別途定められています。屋根形状係数とは、施行令86条4項により、「?b=√cos(1.5β)」で計算されます。βは屋根勾配です。レベル係数は特に指定がない場合は1.0で計算します。
建材と資材について

無釉とは何か?特徴とメリット・デメリット

無釉とは、陶器のなかでも、釉薬を使って焼き上げていない物のことです。釉薬は、顔料によって表面の色を作り出します。白い素地に施す場合と、有色素地に対して細濾した物がありますが、釉薬を使わないことによって、素材その物の色を引き出すことができます。素焼き独特の質感を出すことができることから、タイルなどで用いられることも多いです。色のバリエーションは少なくなってしまうが、土が持っているぬくもりを前面に出すことができます。代わりに、表面がざらついてしまうことによって、汚れなどが取り除けないのが欠点です。透明の釉薬をつかい、表面だけは加工してつくるタイルを使うことによって、こうした問題も解決できます。
住宅の部位について

垣根とは?

垣根とは、区画として設けるための囲いのことである。木を植えたものは生垣と呼ぶ。垣根は、家という空間と外界を隔てるための壁である。生垣のようにある程度透過するものもあるが、壁のように遮断してしまうようなものもある。垣根は、内と外を隔てる境界であり、概念的な部分を物理的に決定させるものである。目印にすぎないようなものもある一方で、強固に作られているものもある。垣根は、高さはそこまで設けないのが一般的である。プライバシー保護に使われていたこともあり、近代化するにつれて密度を濃くして遮断するようになっていった。地方では、そこまでのプライバシー保護を考えるより、集団としてのセキュリティを重んじるため、背の低い垣根が使われる傾向が強い。
関連法規について

準防火地域とは?建築用語を解説

準防火地域とは、住宅や店舗といった建築物が密集した市街地を火災から守るために定められた地域のことです。準防火地域に指定されている場所に建物を建築する場合には、地階を除いた階数が4以上、もしくは延べ面積が1,500㎡を超える建物は耐火建築物にしなければならず、また延べ面積が500㎡以下の建築物は木造でも良いとされています。防火地域では、建築物の規制もこれらより厳しくなっており、建物は耐火建築物である必要があります。鉄骨鉄筋コンクリートなどの不燃素材を用いた建物がこれに該当し、商業施設のような大規模な建物が火災に見舞われ、甚大な被害を出さないために指定されています。準防火地域は、広範囲に指定されることが多く、また防火地域の外側の地域に指定されるケースが多いです。
住宅の部位について

キャスター:家具や機器を移動させるための重要な金具

キャスターとは、荷物を移動しやすくするために、重量のある物体に取り付ける金物のことです。車輪がついているため、重量のある物でも簡単に移動させることができます。家具、ピアノ、ワゴン、事務用のいすなど、さまざまなものに活用されています。キャスターには、車輪の材質や大きさ、移動方式など、さまざまな種類があります。移動を容易にするため、滑らかな床に適した硬質ゴム車輪や、床を傷つけにくいソフトゴム車輪、衝撃を吸収するウレタン車輪などがあります。また、方向を変えることができるキャスターや、固定できるキャスターなどもあります。
建材と資材について

組子の魅力と伝統工芸の美

組子は、言葉の通り、障子などの細い桟木が組まれた状態や細い桟木そのものを指します。通常、面を取らずに組みますが機能よりも見た目を取り、組子の面を取ると非常にやわらかい印象を出すことができます。これは、襖と障子の違いにあります。襖は貼られた障子紙が重要になってくるのに対して、障子は組子を見る物です。基本的に組子は直交して作り上げていくものですが、中には網代など曲線で組むものもあります。障子の場合、組子がなければ障子紙を貼ることができないため、必ずつきものであると言えます。釘などは使わず、ひとつずつ削りだしながら組み合わせていくため、伝統工芸品のひとつとして芸術的な価値も高い江戸組子のようなものもあります。
住宅の部位について

単板ガラスとは?特徴や種類、使い方を解説

単板ガラスとは、1枚だけで構成された単一のガラスのことです。もともと板ガラスはすべて単板ガラスでしたが、複層ガラスが登場したことにより、区別するために呼ばれるようになりました。家具や車にも使用されることがありますが、住宅の中ではサッシによく使われていることから、目にしている多くのガラスが単板ガラスです。単板ガラスの特徴は、複層ガラスに比べると、はるかに安価であり厚みも少なくてすむことです。そのため、建具にも使いやすいと言われています。しかし、結露を起こしやすいという問題があり、居住性を悪化させる要因になってしまうこともあります。また、防犯を考えた場合、簡単に割れてしまうために効果がありません。鉄道にも使われていましたが、安全性と複層ガラスが安価になってきたことで使われなくなりました。
建材と資材について

建築用語『繊維補強コンクリート』

繊維補強コンクリートとは、ガラス繊維などを混ぜたコンクリートのことです。引っ張りや曲げに対する抵抗性を高めることができ、コンクリートでは低い粘りも改善できるようになります。繊維補強コンクリートはFRCと表記。鉄筋コンクリートでも引っ張りに耐えることができますが、繊維補強することによって、内部に均一に存在させることができるようになり、全体的に効果を及ぼすことができます。そのため、鉄筋コンクリートの代用にされることもあるほど強度は高いです。ブリーヂングや摩耗といったことを軽減することもできます。左官モルタルで繊維を入れることがありますが、これはだれ防止に使われていて、繊維補強コンクリート同様の考え方に基づいている方法です。
建材と資材について

イギリス積みとはどんな積み方?

イギリス積みとは、レンガの積み方の一種です。 強度の高い積み方のひとつで、縦方向に目地が通って並んでしまう芋目地が絶対に発生しない方法です。目地が並んで通ってしまうと外力に対して非常に弱くなるため、イギリス積みでは、長手だけの段と、小口だけの段を交互に積んでいきます。これによって、高い強度を生み出すことができます。経済性も高く、日本ではフランス積みよりもあとに採用されていきました。イギリス積みと良く似たオランダ積みは、廃材の出ない合理性の高い積み方ですが、外観を考えた場合、良い積み方とは言えない部分を持っています。天端は、見た目の問題もあり、小口積みで収めるのが決まりとなっています。
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