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建築の基礎知識について

八幡造りとは?特徴やその魅力を解説

八幡造りは、奈良時代中期に成立したと考えられている神社本殿造りの様式であり、宇佐八幡宮が代表例として知られています。しかし、現存しているのは、宇佐八幡宮、石清水八幡宮、伊佐爾波神社の3例のみです。八幡造りの特徴は、切り妻造りで平入りであること、前後に二棟が並ぶこと、両殿の間には一間分の馬道があり、屋根には樋が通されていることです。また、前後に二棟を並べることによって、内部スペースを大きく取ることができました。伊佐爾波神社は、京都の石清水八幡宮を模したものと考えられており、非常に重要な史跡として現存しています。八幡造りは、日本の神社建築の歴史において重要な役割を果たした様式であり、その特徴は現在でも多くの神社で見ることができます。
建築の基礎知識について

建築用語『民芸』について

「民芸」とは、芸術家によって行なわれる物ではなく、民衆による芸術のこと。鑑賞を目的とする芸術とは異なり、実用性が重視されているところが大きな違いとなってくる。農民を中心として広まっていった物であり、漁師や猟師といったところでも生活様式とともに発展をしていった。保守的な生活環境が多かったため、大きな変化を見せることなく、独自の形を保っていく。そのため、ルネッサンスやバロックといった芸術様式が成立しても、ほとんど影響を受けることがなかった。地域的な特性などを強く持っており、素朴で単純な作りが多くみられるのは、こうした保守性によるところが大きい。中には装飾性が重視されて鮮やかに作られている物もある。
建材と資材について

建築用語『製材』とは?種類や用途、規格について解説します。

製材とは、丸太や原木などを鋸挽きした木材製品のことです。挽き材ともいわれ、建築に使用される物が多いですが、家具や建具、土木、梱包、造船、車両などに使用される物もあります。2000年に製材された物の約60%が国内の製材工場で生産されていますが、国内生産の約半分は輸入原木を使った物で、スギやヒノキなどの国産材は、全体に対して3割程度です。しかし地方市場では、国産の製材が中心となっているところもまだ多く存在しています。製材は、用途別に22品目が定められており、「針葉樹の構造用製材の日本農林規格」では、針葉樹の構造用製材の等級、寸法、含水率が定められている一方で、日本農林規格とは違った区分も存在します。
住宅の部位について

断熱ドアで快適な住まいを

断熱ドアとは、断熱を目的としたドアのことです。開口部となるドアは、壁に比べると断熱効果が薄いものです。そこで、扉の厚みを厚くした上で、断熱材を充てんさせている断熱ドアを使い、熱を逃がさないようにします。これにより、冷暖房効率を高めることが目的となります。扉の開口部を設けて窓を設置する場合には、複層ガラスにすることによって、効果を下げることなく利用することが可能になります。断熱ドアの枠に関しても、樹脂製の物を利用するなど配慮をしていく必要があります。これによって、防霜対策も取ることができるようになっていきます。結露を防いでいくことにより、住宅全体の寿命も延ばすことができます。高断熱住宅を目指す場合には、決して欠かすことができない部材だと言えるでしょう。
建築の設備について

ヒートポンプシステムで快適な冷暖房を実現

ヒートポンプシステムとは、熱を移動させる技術のことです。 気体から液体に凝縮するときに熱を放出する。また、液体から気体になるときには、周囲の熱を奪っていくことになるが、こうした熱を利用していくシステムが、ヒートポンプシステムである。冷暖房を必要とする地域の多い日本では、こうしたシステムを利用することによって効果を上げやすい。冷房にしたいときには、熱媒体となる物質を圧縮する。これによって、周囲よりも温度を下げて空気から熱を奪う。逆に熱媒体を加圧すれば、温度が上がることになるため、室内に対して熱を与えることができるようになる。さらに効率がよい熱を移動させる動力源として利用している電動ヒートポンプもある。
その他

建築用語『彩色』

彩色の意味とは、物に色を付けることです。何かに色を塗ることを彩色と呼びます。色彩とした場合には、色付けされた物や、色そのものを指すことに違いがあります。色は彩度の違いによって、色味がある有彩色と色味を感じることがない無彩色に大きく分けることができます。彩度がゼロでない物には色味を感じ、ゼロの物には色味を感じることがありません。少しでも色味が付いていれば有彩色であると言えるでしょう。無彩色は、彩度がゼロを示す色で、白や黒、中間となるグレーといった色であり、明るさだけの違いしか存在しません。白が最も明るく、黒が最も暗いです。中間となるのがグレーです。色相が変わっても色は同じになるため、明度の違いとして表すことができますが、物体の反射率と関連性が高いです。
住宅の部位について

「高優賃」とは?高齢者向け優良賃貸住宅供給促進制度を解説

「高齢者向け優良賃貸住宅供給促進制度(高優賃)」とは、高齢者が安心して暮らせる住宅の確保と良質な住宅の供給を促進するための制度です。「高優賃」を利用することによって高齢者は安全に暮らせる住宅を手に入れることが可能となります。「高優賃」は、高齢者が安全な暮らしを求めることができるようバリアフリーが施工されていることが多く、緊急時における対応サービスなども設定されているため安心の生活を手に入れることが可能です。他にも様々な付加価値を設定した住宅を提供してもらうことができ、支援を受けながら自立した生活を送ることができます。高齢者がより良い環境で安心安全に暮らすための制度です。ただし、2011年に高専賃、高円賃と供に「サービス付き高齢者向け住宅」に一本化されました。
建材と資材について

建築用語『保温材』ってなに?

建築用語『保温材』とは、建物の床や壁、天井や空調装置のダクト、給湯管などの配管から熱が逃げるのを防ぐために用いられる材料のことです。多くは保温と同時に保冷の機能も持つため、保温保冷剤と呼ばれることもあります。断熱材とほぼ同義です。保温材の素材は大きく有機質系と無機質系に分けられます。有機質系の素材はコルクや毛といった天然素材、軟質繊維板や発泡プラスチックといった人工素材です。一方無機質系の保温材には石綿や岩綿などの天然鉱物、珪藻土や珪酸カルシウムなどの石材、グラスウールやロックウールといった人工無機鉱物などが用いられます。
住宅の部位について

建築用語『妻換気』

妻換気とは、妻側に換気口を設けた形のことです。温度の上昇とともに小屋裏に溜まってしまう熱気を排気するシステムで、同時に湿気も逃がすことが可能です。切妻屋根に用いられる方法で、外壁に2カ所以上設けることになります。天井面の1/300以上の換気口を設ける必要があります。妻換気を用いていくことによって、外断熱や屋根断熱のように断熱材を入れなければならないということもありません。空気の循環を促すことによって、省エネに一役買うという意味でも妻換気は重要です。熱した空気と湿気を妻換気から排出し、床下の換気口を設けて冷たい空気を取り込むことができます。冬には床下の換気口を閉じれば、空気の流れを遮断することで暖房効率を上げられます。
住宅の部位について

躙り口の秘密

躙り口 とは、草庵茶室に作られている客人用の出入り口のことである。 小間特有のもので、高さは約 65cm と低く、幅も 60cm と通常の開口部よりもかなり狭い。この低さのため、にじり寄るようにして入ることになり、躙り口と呼ばれる。開口部が低いことで、茶室の中に入ったときに広く感じさせることができる。また、非日常空間としての境界であり、躙り口を潜り抜けることで、別の空間に入ることになる。躙り口をくぐるときには、どんな人であっても茶の湯の主人に対して必然的に頭を下げなければならない。これは、武士、商人、将軍であっても同じことであり、茶の湯においては立場を考えたときに身分は平等であるということを示している。
建築の設計について

建築用語『動線計画』の基礎知識とポイント

動線計画とは、人や物の動きを線で結んだものを動線と言い、建築物や都市の設計において、人間や自動車などの動線を分析、検討することによって合理的な動線を得ようとする計画のことを言います。家の中の動線で言えば、炊事や洗濯などの「家事動線」、居間やトイレなどへの移動の「生活動線」、訪問してくるお客様が移動する「来客動線」などがあり、それぞれができるだけ交差しないように計画すると、暮らしやすい間取りとなります。また、頻繁に移動する動線はできるだけ短く、たまにしか通らない動線については長くても良いと判断した上で、家族のそれぞれの動線を設計図面に描いて間取りを決めることも、住みやすい家を作るには大切な作業です。
建材と資材について

木ゴテとは?仕上げの種類と特徴

木ゴテとは、漆喰や壁土などを塗るコテの一種で、刃の部分がヒノキ材などで作られています。主に下地塗りに用いられ、おおむね300ミリくらいの大きさの物が多くあります。コテは大きく分けて木ゴテと金ゴテの2種類があり、木ゴテで押さえたままの仕上げは木ゴテ仕上げと言います。ただし、モルタルやコンクリートは何かしらしないと平らにならず、通常は木ゴテでならすので自然に木ゴテ仕上げになっており、あえて仕上げとは言いません。木ゴテでならした後は、金ゴテ仕上げのようにツルツルにはならず、ザラザラした表面になります。金ゴテ仕上げの下押さえなどでも使われるのが木ゴテです。最近はプラスチック製のモルタルゴテが利用されることも多くあります。木ゴテ仕上げと金ゴテ仕上げでは、施工単価が異なる場合があります。
建築の基礎知識について

「通気層」とは?建築における換気と断熱

通気層の役割とは、木造住宅で断熱材の湿気を排気するために作られている層のことです。室内の乾燥を保つために必要な層です。断熱材を使っていると、冬場には室内の水蒸気で内部結露する可能性があります。これを防ぐためには、湿気を排出するしかありません。そこで、外気に排出するために通気層を設けることが重要となってきます。通気層工法と呼ばれるが、室内の湿度調節を行なう機能を持たせる工法ではありません、通気層を用いることで、土台近くに設ける最下層の吸気口から空気を取り入れていく。排出側は軒裏や換気棟を用いるが、湿度差や気圧差を活用していくことによって流通できる。これによって、湿度を排出させることができるようになり、家の耐久性も高められます。
建築の工法について

建築用語『刻み』とは?

「刻み」は、墨付けの終わった木材に対して、継ぎ手や仕口を手作業にて加工する作業のことである。木材を組んで上棟するために長さをそろえたり、鑿(のみ)で穴を掘ったり、ほぞを付けたりといった加工を行なう。鉋(かんな)で削ることは刻みには含めない。現代では、プレカットが主流となっていることから、手による刻みはほとんど行なわれなくなった。プレカットは機械での加工を行なうため、刻みのことを特に「手刻み」と言って強調する場合もある。このように現代用いられているプレカットは、手加工によって生じやすかった品質のばらつきをなくし、現場の省力化、工期短縮を図る、工場生産システムだ。また、短冊状の細かい物を小端立てて並べることも刻みと言う。
建材と資材について

塗壁 – 日本伝統の左官仕上げ

塗壁とは、壁の左官仕上げのことです。土壁や漆喰、モルタル、ブラスターなどの仕上げがあります。乾式工法は、ボードなど乾燥した材料を壁に貼り付けるため、区別して考えられます。乾式工法に比べ、施工する職人の技量が仕上げにはっきりと出てくることから、仕上がりに差が出てきてしまうこともあります。湿式工法となるため、施工に時間がかかり、乾燥もさせなければなりません。完成までにかかる工数が多くなることから、費用も高くなりがちです。代わりに剥がれ落ちたりしたときでも補修がしやすく、部材ごと交換する必要はありません。多孔質である珪藻土のような天然素材を使うこともできるため、室内環境を整えることもできるというメリットもあるのです。
建材と資材について

建築用語辞典「硬化時間」とその解説

塗料や接着剤の硬化時間は、塗布された塗料や接着剤が硬くなるのに要する時間です。硬化時間は、塗料や接着剤の種類、外気温、湿度によって異なります。塗料や接着剤の硬化時間は、一般的に塗料や接着剤の缶や容器に記載されています。塗料の硬化時間は、塗料の種類によって異なります。水性塗料は、油性塗料よりも硬化時間が短いです。水性塗料は、水分が蒸発して硬化するため、油性塗料よりも硬化時間が短くなります。油性塗料は、油分が酸化して硬化するため、水性塗料よりも硬化時間が長くなります。接着剤の硬化時間は、接着剤の種類によって異なります。瞬間接着剤は、主成分のモノマーが被着剤表面の水分と反応して、短い硬化時間で固まる接着剤です。紫外線硬化性樹脂は、目的に応じて最適な照射条件を設定すれば、秒単位の硬化時間も可能です。
建材と資材について

鋼製束とは?その特徴や種類、施工方法

鋼製束の特徴鋼製束は、従来の木製床束に代わる、鋼製の既製品の床束です。高さ調整が容易で、床鳴りを防ぐ効果があります。また、シロアリや腐食に強く、防錆性に優れています。鋼製束にはさまざまな種類がありますが、その中でも鋼製六角束は、大引に釘やビスで固定し、束石やコンクリート基礎に接着剤で圧着して施工するタイプです。セラミックコーティングが施されており、腐食や塩害にも強く、防錆性に優れています。
建材と資材について

化粧スレート葺きとは?特徴やメリット・デメリットを解説

化粧スレート葺きは、藁を用いて化粧スレートを葺いた屋根のことです。化粧スレートは、セメントと人口繊維や天然繊維を用いて作られた、平状の屋根葺き材です。以前はアスベストを含んだものも製造されていましたが、規制後は使用されておらず、無石綿セメントスレートとも呼ばれます。天然スレートとしては玄昌石が有名です。化粧スレート葺きの特徴として、軽量で耐震性にすぐれている点が挙げられます。また、安価で広く普及しているため対応できる業者も多く、構造が単純なため葺き替えが容易である点もメリットです。一方で、化粧スレート葺きの欠点として、割れやすいことや、表面がざらついているためコケやカビが生えやすい点が挙げられます。
建材と資材について

金折金物とは?構造耐力と重要な部分を結合する建築用語

金折金物とは、接続金物の一種で、中央部分で折り曲げてある物のことです。外壁出隅部に使われる金物で、通柱と梁を接合するために用いられます。柱の断面寸法に対して2倍以上の長さになるようにしなければいけないため、5種類の長さの物が用意されています。金折金物は、隅通し柱に対して2方向の胴差の取合いに使う金物であり、構造耐力として考えた場合や、重要な部分を接合しなければならない場合に用いられます。六角ボルトを使う物やビスだけで施工できる物もあるため、設計によって使い分けていきます。エンボス加工がなされているような物を使うと、ビスの頭が出ないため、金物の上から面材を直貼りしても邪魔をしません。
住宅の部位について

マンションの修繕積立金ってなに?

修繕積立金とは、マンションの大規模な修繕工事を行なうために、計画的に積立金を積み立てていく制度のことです。マンションは、築年数が経過すると、外壁や屋上、共有部分などの劣化が進み、大規模な修繕工事が必要となります。これらの工事には多額の費用がかかるため、予算を工事実施時に一度に支出するとなると、各区分所有者の負担が大きくなってしまいます。そこで、あらかじめ計画的に積立金と言う形で積み立てておくことで、各区分所有者の負担を軽減することができます。修繕積立金は、毎月の管理費とは別に管理組合に支払うのが一般的です。修繕積立金の額は、マンションの規模や築年数、修繕計画などによって異なります。
建築の工法について

建築用語「相欠き」徹底解説

建築用語では、木造建築物で使われる木材同士を互いに欠き取り、釘や接着剤などの金具や部材でつなぎ合わせることを相欠きといいます。相欠きの仕口は、木材の接合方法のひとつで、木材の表面を加工して互いに組み合わせることで、強度を高めています。相欠きの種類は、かね相欠き、T形相欠き、十字相欠き、包み蟻形相欠きなど、様々な形があり、使用される建物の部位によって様々な形が使い分けられています。
住宅の部位について

茶の間の魅力を再発見!

茶の間的历史和起源茶の間に类似する部屋の最古の記録は、13世紀に書かれた『徒然草』に記録されています。この部屋は「座敷」と呼ばれ、畳敷きの部屋の中央に炉があり、その周围に人々が座って話をしたり、食事をしたりしていました。16世紀になると、「茶の間」という言葉が登場し、座敷と同じような機能を持つ部屋を指すようになりました。茶の間は、一般的に台所近くに設けられ、家族の食事や団らんに使用されていました。明治時代になると、食寝分離の考え方が普及し、茶の間は食事をする場所から、団らんをする場所へと変化していきます。また、この頃になると、西洋式の家具や生活様式が日本に導入され、茶の間の様式にも変化が現れます。畳敷きの部屋に椅子やテーブルを置いたり、床の間をなくしたりするなど、より近代的な茶の間へと変化していきます。
建材と資材について

建築用語『アスファルト』について

アスファルトとは、石油に含まれる炭化水素であり、土瀝青、地瀝青とも呼ばれます。また、分留精製することで取り出せる残油がそのままアスファルトとして利用が可能なことから、ストレート・アスファルトと呼ぶ場合もあります。アスファルトは黒色の固体、半固体の物質で、道路舗装、塗料、絶縁材などに利用されています。アスファルトは石油から精製する以外にも天然アスファルトがあり、岩や砂に染み込んでいたり、岩の割れ目などから産出されたりする物を指します。アスファルトと骨材を加熱し、混合させたアスファルト合材を敷いて転圧する工法を、アスファルト舗装と呼びます。アスファルト舗装は施工後数時間で車の往来が可能になり、排水、静音性が高いのが長所です。その反面、タイヤ跡が容易に発生するといった、アスファルト自体のライフサイクルが短いと言う短所もあります。
建築の施工について

建築用語『養生』とは?

養生とは、コンクリートや塗装、メッキなど、さまざまな素材や施工工程において、その素材や塗装、メッキが適切に硬化したり、保護されたりするよう管理することを言います。養生は、建築基準法でも定められており、コンクリートを打ち込んだあとの5日間はコンクリートの温度変化は+-2℃までとし、乾燥や振動によってコンクリートの凝結や硬化が妨げられないよう「養生」することが定められています。コンクリートの特性として、硬化初期に十分な水分を必要とし、さらに直射日光や風や震動から保護しないと性能を発揮できないため、「養生」が必要となります。また、塗装やメッキにおいての「養生」は、英語でマスキングとも言い、その部分に塗装やメッキが付かないようテープや布や物でかぶせたりすることを指します。
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