雲板とは何か?その特徴と種類
建築物研究家
雲板とは、床の間に取り付けられている廻り縁の下にある化粧板のことです。くもいたとも呼ばれます。
建築を知りたい
雲板は、壁の上部にある幕板で杉柾板が使われることが多いんですね。
建築物研究家
はい、その通りです。幅を広く大きくすると、堅い感じになってくるため、調整が必要になってきます。
建築を知りたい
織部床では、この雲板を壁面に使うんですね。
雲板とは。
雲板とは、床の間の上部に取り付けられた化粧板のことです。壁の上部にある幕板に使われることが多く、杉柾板が使われるのが一般的です。
幅を広く大きくすると、堅い感じになるので注意が必要です。織部床では、この雲板を壁面に使うのが特徴です。
雲板という漢字は、禅宗の寺の庫裏に掛けられている板のことを指す場合もあります。時の合図などに使われる打鳴具で、打ち鳴らすために使われます。
青銅製や鉄でできたものがほとんどで、雲形をしているために雲板と呼ばれています。雲板はもともと中国の楽器で、宋代に雲形になっていったと考えられています。鎌倉時代に日本に禅宗とともに伝来しました。
雲板とは?その特徴と種類
雲板とは、床の間に取り付けられている廻り縁の下にある化粧板のことを指します。一般的には、杉柾板が使われており、幅を広く大きくすることで、より堅い感じにすることができます。また、織部床では、雲板を壁面に使うこともあります。
雲板と同じ漢字を書くが、読み方がウンパンと呼ばれるのは、禅宗の寺の庫裏に掛けられている板のことです。雲板は、時の合図などに使われる打鳴具の一種で、青銅製や鉄でできた物が多く、雲形をしていることからその名がつきました。雲板は、もともとは中国の楽器であり、宋代に雲形になったと考えられています。その後、鎌倉時代に禅宗とともに日本に伝来しました。
雲板の歴史と由来
雲板とは、床の間に取り付けられている廻り縁の下にある化粧板のことです。 くもいたとも呼ばれ、壁の上部にある幕板で杉柾板が使われることが多いです。幅を広く大きくすると、堅い感じになってくるため、調整が必要になってきます。織部床では、この雲板を壁面に使うこともあります。
雲板と同じ漢字を書くが、読み方がウンパンと呼ばれるのが、禅宗の寺の庫裏に掛けられている板のことです。 時の合図などに使われる打鳴具で、打ち鳴らすために使われます。青銅製や鉄でできた物がほとんどで、雲形をしているために雲板と呼びます。 もともとは中国の楽器だったことが分かっており、宋代に雲形になっていったと考えられています。この雲板が鎌倉時代に日本に禅宗とともに伝来しました。
雲板の素材と作り方
雲板の素材と作り方
雲板は、青銅製や鉄でできており、雲形をしているのが特徴です。もともとは中国の楽器だったことが分かっており、宋代に雲形になっていったと考えられています。これが鎌倉時代に日本に禅宗とともに伝来しました。
雲板は、金属を溶かして型に流し込んで作られます。型は、雲の形をした木製の型が使用されます。金属を型に流し込んだ後、冷やして固めてから、表面を磨いて仕上げます。雲板は、寺院や神社の庫裏に掛けられ、時の合図や、法要の開始と終了の合図として使用されます。また、雲板は、その独特な音色から、音楽の演奏にも使用されます。
雲板の使い方とメンテナンス
雲板の使い方とメンテナンス
雲板は、床の間に取り付けられている廻り縁の下にある化粧板のことです。壁の上部にある幕板で、杉柾板が使われることが多いです。雲板は、単に床の間の装飾としてだけでなく、室内の音響を調整する役割も果たしています。雲板を壁面に使うことで、室内の音響を良くし、より快適な空間を作ることができます。
雲板は、室内の湿度や温度の変化によって、反ったり、割れたりすることがあります。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。雲板のメンテナンスは、乾いた布で拭くだけで十分です。ただし、雲板が反ったり、割れたりしている場合は、専門家に修理してもらう必要があります。
雲板を取り入れた建築事例
雲板を取り入れた建築事例としては、京都にある西本願寺が挙げられます。西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山であり、その境内には多くの歴史的建造物が残されています。その中でも、国宝に指定されている御影堂は、雲板を取り入れた建築物の代表例です。
御影堂は、1636年に再建されたもので、入母屋造りの重厚な建物です。正面には唐破風造りの向拝が設けられ、その上には雲板が掲げられています。雲板は、銅製の板で、雲の形に打ち抜かれています。この雲板は、西本願寺のシンボル的存在であり、その荘厳な美しさは多くの人々を魅了しています。
雲板は、西本願寺以外にも、多くの建築物に取り入れられています。例えば、京都にある東本願寺や、奈良にある東大寺、鎌倉にある鶴岡八幡宮などです。雲板は、日本の伝統的な建築美を象徴するものであり、その荘厳な美しさは人々を魅了し続けています。