生地仕上とは?木目の美しさを活かした仕上げの魅力
建築を知りたい
「生地仕上」とはどういった仕上げ方ですか?
建築物研究家
生地仕上とは、木材の木目や地肌の色合いをそのまま生かした仕上げのことです。塗装はせず、汚れ止めにワックスやクリアラッカーなどの透明塗料でコーティングします。
建築を知りたい
なるほど、木材の自然な風合いを生かす仕上げ方なんですね。
建築物研究家
はい、その通りです。生地仕上は、無垢材の美しさを活かしたい場合に適した仕上げ方です。
生地仕上とは。
生地仕上とは、木材の自然な風合いをいかした仕上げのことです。素地仕上げとも呼ばれています。色のついた塗料による塗装は行わず、汚れ止めにワックスやクリアラッカーなどの透明な塗料でコーティングします。これによって素材の持つ色が深みを帯びて美しく仕上がり、木材の肌ざわりも感じられます。無垢材に塗装した場合にはムク仕上げとも呼ばれます。透明の漆を塗ったような仕上がりになるのが特徴です。
同様な塗装として、肌の白い木材に無黄変の塗料を使用し、かつ光沢を少なくすることで、見た目には何も塗っていないように仕上げる方法があります。このような仕上げを白木仕上げと言います。白木仕上げでは質感や美しさを保つため、ごく薄膜で保護機能のある塗料を選ぶ必要があります。
生地仕上の特徴と魅力
生地仕上とは、木材の木目、地肌色合いをそのまま生かした仕上げのことを言います。素地仕上げとも呼ばれます。色のついた塗料による塗装は行なわず、汚れ止めにワックスかクリアラッカーなどの透明塗料でコーティングするのが特徴です。無垢材に塗装した場合にはムク仕上げとも呼びます。透明の漆を塗ったような仕上がりになります。
生地仕上の魅力は、木材の自然な風合いをそのまま感じることができる点です。木のぬくもりや肌触り、木目などの表情を楽しむことができます。また、経年変化によって飴色に変化していく姿も魅力の一つです。さらに、生地仕上は塗装に比べてコストが安いというメリットもあります。
生地仕上の種類
生地仕上にはさまざまな種類があります。
無垢仕上げは無垢材に透明塗料を塗った仕上げで、透明の漆を塗ったような仕上がりになります。
白木仕上げは、肌の白い木材に無黄変の塗料を使用し、かつ光沢を少なくすることで、見た目には何も塗っていないような仕上げることができます。
クリア仕上げは、木材の木目や地肌色合いをそのまま生かした仕上げで、透明なクリアラッカーを塗ってコーティングします。
オイル仕上げは、木材にオイルを塗った仕上げで、木材の風合いを生かしながら保護することができます。
ワックス仕上げは、木材にワックスを塗った仕上げで、木材の艶出しや汚れ止め効果があります。
生地仕上のメリットとデメリット
生地仕上のメリットは、木材の自然な風合いを生かした仕上がりになることです。木目や色合いをそのまま活かすことができ、素朴で温かみのある雰囲気になります。また、塗料による塗装を行わないため、有害物質を放出せず、環境にも優しいです。さらに、メンテナンスが簡単で、汚れた場合は水拭きやワックス掛けをするだけで済みます。
生地仕上のデメリットは、傷や汚れがつきやすいことです。塗料による塗装を行わないため、表面が傷つきやすく、また、汚れが染み込みやすいです。また、湿度に弱く、湿度の高い環境では反りや割れが生じる可能性があります。さらに、経年変化による色褪せや変色が起こりやすく、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
生地仕上に適した木材
生地仕上げとは、木材の木目、地肌色合いをそのまま生かした仕上げのことです。素地仕上げとも呼ばれます。色のついた塗料による塗装は行なわず、汚れ止めにワックスかクリアラッカーなどの透明塗料でコーティングします。これによって素材色がぬれ色となって仕上がり、木材の肌もそのまま表現されます。無垢材に塗装した場合にはムク仕上げとも呼びます。透明の漆を塗ったような仕上がりになるのが特徴です。
生地仕上げに適した木材は、木目や色合いが美しく、無垢材で強度のあるものが選ばれます。ケヤキ、ナラ、ブナ、サクラ、チーク、ウォールナットなどが代表的な木材です。これらの木材は、木目が美しく、耐久性や強度にも優れているため、生地仕上げに適しています。
生地仕上の施工方法
生地仕上とは、木材の木目、地肌色合いをそのまま生かした仕上げのことです。 素地仕上げとも言い、色のついた塗料による塗装は行わず、汚れ止めにワックスかクリアラッカーなどの透明塗料でコーティングします。これによって素材色がぬれ色となって仕上がり、木材の肌もそのまま表現されます。無垢材に塗装した場合にはムク仕上げとも呼びます。
生地仕上は、透明の漆を塗ったような仕上がりになるのが特徴です。同様な塗装でも、肌の白い木材に無黄変の塗料を使用し、かつ光沢を少なくすることで、見た目には何も塗っていないような仕上げることが可能です。この仕上げを白木仕上げと言います。
白木仕上げでは、質感や美しさを保つため、ごく薄膜で保護機能のある塗料の選定が必要です。