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建築の基礎知識について

平安の美学「寝殿造り」

寝殿造りの特徴は、平安時代に中国文化の影響を受けて発展した、天皇や貴族階級の邸宅建築様式のことです。中央に寝殿(正殿)と呼ばれる主屋が南側の庭に面して建てられ、その両側と後方に対屋(たいのや)が配置されています。寝殿造りの特徴は、南に前庭や太鼓端のかかった池(遺り水)などがあり、釣殿(つりどの)や泉殿(いずみどの)を設けて渡殿(わたどの)でつなぎ、それぞれの建築物とも渡り廊下でつながれている点です。寝殿造りの代表的な例としては、東三条殿、京都御所、宇治の平等院鳳凰堂などが挙げられます。
住宅の部位について

建築用語『天蓋』の歴史と種類

天蓋の起源は、インドで貴人を太陽の光から守るために使用されていた傘蓋にあると考えられている。 傘蓋は、布や紙で作られた円形の覆いであり、柄の先に取り付けて使用される。仏教がインドから中国、そして日本へと伝播するにつれて、傘蓋も仏教に取り入れられ、仏像や導師の上にかざされるようになった。これが、天蓋の起源である。天蓋は、仏教だけでなく、キリスト教でも使用されている。 キリスト教では、祭壇を覆うために天蓋が使用される。天蓋は、聖なる空間を象徴しており、祭壇を荘厳にする役割を果たしている。生活上では、ベッドに取り付けられている天蓋が良く知られている。 ベッドの四隅に柱を立てて上部から覆う布が多いが、天井から吊り下げるタイプもある。天蓋は、蚊帳や目隠しとして使用される。
住宅の部位について

民芸家具の魅力を深掘る

民芸家具とは、実用性が重視され、民衆によって生活に合わせて作られた家具のことである。芸術家や有名な職人の作ではなく、無名の職人によって作られた物をさし、これを販売して名前を高めようという意図はまったくない家具である。需要に合わせて生産されていくことになるため、数も多く作られる傾向があり、日常的に使うことができるため、単価としても抑えられている。その土地ごとに特色が存在し、暮らしを便利にしたりするために民芸家具は作られた。
住宅の部位について

アコーディオンドア:仕組みと使い方

アコーディオンドアとは、その名の通りアコーディオンの蛇腹のように伸縮自在になるドアのことです。間仕切りなどに使われ、狭い空間を有効活用したり、開放感を演出したりするのに適しています。アコーディオンドアは、折りたたみ式のドアの一種で、ドアパネルが蛇腹状に折り畳まれて開閉する仕組みになっています。通常、アコーディオンドアは、ドアの両側に設置されたレールに沿ってスライドして開閉します。アコーディオンドアの最大のメリットは、その高い可動性です。ドアパネルが蛇腹状に折り畳まれて開閉するため、ドアを開けたときにほとんどスペースをとりません。これは、狭い空間や、開放感を演出したい場合に最適です。また、アコーディオンドアは、他のタイプのドアよりも開閉が容易です。ドアパネルが軽量で、レールに沿ってスライドするだけなので、子供や高齢者でも簡単に開閉することができます。
建材と資材について

下見板とは?その特徴と種類

下見板とは、外壁の仕上げに使われる板材のことです。 下見板張りに使われることが多く、板を水平に張っていく方法で、左官仕上げとともに定番の方法として外壁に使われていた。幅は15cm程度の幅広板を使うことが一般的で、少しずつ重なり合うように板を取り付けていく。重ねていくことによって、隙間を生み出さず、雨などが当たっても内部に入り込んだりしない。横羽目とも呼ばれていて、日本建築に使われるだけではなく、西洋建築にも同じような外壁の工法が存在し、イギリス下見とドイツ下見に分けることができる。古くから外壁に多用されてきた方法で、外壁として考えた場合には、合理的な方法だと言える。
住宅の部位について

吊り戸のすべて

吊り戸とは、上枠から戸をつりさげて横に開閉するタイプのドアのことです。上枠にレールが取り付けられているため、下枠を必要としない形式になり、段差になるような物を作らずに済みます。そのため、バリアフリーを推進することができるなどのメリットがあります。戸を開けると、壁と一体化するため、みた目にもすっきりした仕上がりを作れ、空間的に広さや奥行きを感じることができるようになります。吊り戸の場合、戸にある程度の重量があっても、上枠が耐えられれば、スムーズな開閉ができることから、大型の開口部でも用いることが可能です。アコーディオンカーテンなども吊り戸に類似した方法ではあるものの、デザイン性は大きく異なります。和室などでは、デザイン性がそぐわないため吊り戸が用いられることがあります。
住宅の部位について

外付けサッシとは?メリットや種類を解説

外付けサッシとは、外側から取り付けるアルミサッシまたはアルミサッシシステムのことです。 柱の外側に取り付ける場合もあります。 住宅に取り付けられるアルミサッシの種類のひとつです。 外付けサッシの他に、内付けサッシ、外半付けサッシがあります。 外付けサッシの場合、ツーバイフォーに使われることが多いですが、真壁の和室でも使われます。 内側に障子を付けられるのもメリットです。 内付けは、雨じまいの悪さということもあり、新寸法体系になり規格自体がなくなりました。 実際に使われているサッシの大半は半外付けサッシであり、外付けサッシも数が少ないです。 部屋の内部に化粧枠が必要になりますが、外付けサッシと内付けサッシの利点を生かすことができます。
住宅の部位について

防犯フィルムとは何か?空き巣を防ぐ効果的な防犯対策

防犯フィルムの効果防犯フィルムは、空き巣の侵入を阻止する効果的な防犯対策です。一戸建ての場合、空き巣の窓からの侵入は全体の60%に及ぶと言われています。防犯フィルムを貼ることで、窓ガラスを破るのに5分以上を要するとあきらめると言われていることから、短時間では破ることができない強度のフィルムを貼る、または防犯ガラスを設置することで、空き巣の侵入を防ぐことができます。防犯フィルムには、防犯だけでなく、台風などによる衝突でガラスが割れることも防ぐ効果があります。防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れて破片が飛散することを防ぎ、けがをするリスクを軽減することができます。また、防犯フィルムは紫外線をカットしてくれる効果があり、家具や床の日焼けを防ぐことができます。
住宅の部位について

ドロワー:収納家具の可能性

ドロワーとは、収納家具の一種であり、引出しが付いたタンスや机のことです。 ドローには引くという意味があり、引き出して構成された収納家具もドロワーと呼びます。特に小さな引出しが多く取り付けられている家具のことを指し、雑多な小物を収納して整理するような物がドロワーとなります。日本で言うところのタンスとは少々異なる部分を持ちますが、大小様々なサイズが作られてきており、書類などもそのまま収納できるような大きさの物まであります。小さなスペースにはめ込むことができるような物も出回ってきており、デッドスペースを有効活用することが可能です。単独で使うことが多い家具になりますが、収納に対して必要な分だけを積み重ねて使うといった方法も取れます。
建築の基礎知識について

フェデラル様式:気品に満ちたアメリカの建築様式

フェデラル様式は、18世紀後半から19世紀前半に広がっていった建築様式です。アメリカで連邦制度が成立したことによって広まっていくことになるため、連邦を表すフェデラル様式と呼びます。フェデラル様式は、ジョージアン様式を継承しているところが特徴となっており、左右対称の設計が基本となっています。アメリカのホワイトハウスがフェデラル様式の代表例となりますが、単に左右対称となるだけではなく、古代ギリシャ・ローマ建築が持っていた優雅さが含まれているところに大きな違いがあります。縦に長く伸びた窓やパラディアン窓も特徴となっており、これも優雅さを彩っています。コロニアル様式が普及したのちに広まり発展していくことになっていきました。
建築の基礎知識について

ツーバイフォー工法の重要な要素である支持壁の役割

支持壁とは、垂直にかかる荷重のみを負担している壁のことであり、耐力壁とは異なり、水平方向の荷重は負担しません。軸組構法の建物は柱で支えられますが、ツーバイフォー工法では柱がないため、壁で建物を支えています。つまり、支持壁はツーバイフォー工法ならではの壁と言えます。軸組構法では耐力壁と間仕切り壁はありますが、支持壁は一般的には存在しません。見た目にはとても似ている間仕切り壁と支持壁ですが、壁直下に壁を支える基礎があるかどうかで、どちらの役割を持った壁であるかが決まってきます。また耐力壁は壁線上にある物で、支持壁や間仕切り壁との違いは、地震や風に対抗できるかどうかで決まります。
建材と資材について

建築用語『鋼材』

鋼材とは、鉄鋼材料の総称のことである。建築や機械の材料としてそのまま用いることができるように、板、棒、管の形に加工されている。性能が安定しており、主要部分に最も良く使われる建設材料である。鋼を圧廷鋼材、鍛造、鋳造などによって、加工するといった成型した鉄鋼一次製品のことである。建築用資材として良く使われる鋼材は、棒鋼と形鋼である。鋼矢板は、基礎工事の土止め用の形鋼として使用され、H形鋼、I形鋼、箱形鋼などは柱として使われる。鋼には、炭素を含んでいる普通鋼と、用途のためにニッケル、コバルト、クロムと言った物を加えた特殊鋼が存在する。鋼材はこれらの鋼を延ばして成形する圧延によって作られていることが多い。
建材と資材について

トタン板とは?特徴と用途

トタン板は、亜鉛メッキを施し、耐食性能を高めた鋼板のことです。 トタン板よりもトタンと呼ばれることが多いです。波板の物を呼ぶことが多いですが、平板もあります。建築資材として一般的であり、簡易に用いることができることからも、外壁や屋根に多く利用されてきました。適度な強度と加工性も普及の後押しをする要因です。住宅で使われるケースはかなり減ったものの、簡易構造物を作る場合には、安価なこともあって用いられています。意図的に着色した物も生産されるようになり、鮮やかなトタン板も見ることができます。樋や塀でも使われることがありますが、バケツやちりとりといった日常用品にも使われることが多いです。弱点としては、構造材として用いた場合、時間とともに亜鉛メッキがはげ落ち錆が出てしまうことが挙げられます。
住宅の部位について

筬欄間

筬欄間は、細い桟を縦に細かく配している欄間の形のひとつである。筬欄間の筬とは、機織りに使う道具のことを指し、竹で櫛状に桟を作るところが似ている。桟を縦に櫛状に固定するだけでなく横桟を通している欄間で、中央に3筋、上下に1筋程度入れている物もある。筬欄間は、日本建築のポイントである線を生かした欄間のひとつである。極めて繊細な作りであることから職人の腕の良し悪しをそのまま現す。筬欄間の場合にも、基本は縦の線を重視した物であり、はっきりと強調されていることが分かる。構造的にはシンプルでありながらも、日本建築らしい雰囲気を出す欄間と言える。
建材と資材について

自然塗料:化学物質を含まない塗料の世界

自然塗料とは、化学物質を使用していない、あるいはごく少量のみを含有する塗料のことです。人工的に合成された化成品ではなく、自然由来の原料で製造されるのが特徴です。化学物質を含有していないため、揮発性有機化合物を発生させることなく、シックハウス症候群を引き起こしません。自然塗料は、植物性油脂を主成分とする乾性油、自然由来の無害顔料成分などを主原料として作られています。日本の伝統的な自然塗料には、柿渋や蜜蝋、木酢液などがあります。また、弁柄やフローリング用の塗料など、自然由来の原料を一部に使用している塗料も「自然塗料」と呼ばれることがあります。これらは、自然の風合いを生かして内装や家具に用いられることが多く、近年ではその安全性と耐久性から注目を集めています。
建材と資材について

ポリブテン管:特徴と用途

ポリブテン管とは、ポリオレフィン系樹脂ポリブテンで作られた合成樹脂管のことです。 ポリブテンは側鎖にエチル気を持つらせん構造を取っているため、外部からの種々の応力に対して高い耐性を持つ。また、この特殊な分子構造により、耐熱クリープ性、耐ストレスクラック性を示す。さらに、ポリブテン樹脂は超高分子量であるが、結晶化度が低く密度が0.92と低いため、柔軟性に富む。耐熱性、軽量性、可撓性が高く、給水配管や床暖房の温水配管など、常温の水や温水まで広い温度範囲で用いられている。ポリブテン管は押出成形によって製造され、継ぎ手は射出成型や二次加工によって製造されるため、均一で安定した品質の管が得られる。
関連法規について

建築用語『被保険者』とは

建築用語としての被保険者とは、事故が発生したときに保険による補償を受ける者のことです。保険契約者と被保険者は同一人である場合が多いですが、他人のためにする保険契約もあります。保険金請求権の他、保険関係者として、通知義務、損害防止義務を負います。法第3条第2項の規定により、適用事業所に使用されている者は、国籍、性別、年齢、賃金の額などに関係なく、定められた「適用除外」に該当する場合を除いて、すべて被保険者となり得ます。なお、適用除外に該当する場合は、船員保険、国民健康保険など他の医療保険に加入することになります。また、被保険者のうち、臨時に日々雇用されており期間が1カ月を超えない、季節的業務に4カ月を超えない期間使用される予定などの場合、法第3条第2項の規定による被保険者となります。
住宅の部位について

Ⅱ列型キッチン|コンパクトで効率的な住まいに

Ⅱ列型キッチンとは、作業スペースを2列にして並行にしたかたちのこと。コンロや作業スペース、シンクといった設備を並行にする。I列型キッチンを半分にして並行にしている形がⅡ列型キッチンだ。設備に対する距離は半分以下となってくるため、動線は確実に短くなり、作業効率を上げることができ、収納スペースも取りやすくなる。その分だけ、ビルトインの設備を広げやすい。ただし、列の幅が広くなると、間延びして使いにくくなる可能性が高く、逆に狭いと窮屈に感じる。冷蔵庫とコンロ、シンクの3つをバランス良く配置する必要があり、3辺の総和を360cm以上600cm以内に納めることが重要になってくる。これはU字型キッチンのような配置でも同じだ。
建築の基礎知識について

コーニス照明とは?間接照明で空間に広がりをもたらす照明手法

コーニス照明とは、壁に光を反射させる間接照明のことです。壁を明るくすることによって、空間に奥行きをもたらし、広がりを感じさせることができます。蛍光灯などの光源をコーニスと呼ばれる水平な突起物で隠し、間接照明として使います。カーテンやブラインドに当てる方法もコーニス照明の一種です。壁ではなく天井で反射させる方法は、コーブ照明と呼びます。意図的に光源を見上げたりしなければ、照明器具は見えることがないように配置する必要があります。
住宅の部位について

オープンテラスの魅力とは?建築用語の意味と活用事例

オープンテラスとは、建物の外に設けられたテラスのことです。屋根や壁などの囲いがなく、開放的な空間が特徴です。レストランやカフェの客席として利用されることが多く、屋外で食事や飲み物を楽しめるのが魅力です。また、住宅の庭やベランダなどに設けられることもあります。オープンテラスは、開放感や風通しが良いというメリットがありますが、雨天時や直射日光下では利用しづらいというデメリットもあります。
建築の基礎知識について

地盤調査:安全な建物の基礎を築く

地盤調査とは、地盤の強度や性質、周辺地域の状況を調べて、その場所に建造物の建設が可能かどうかを調査することです。地盤調査では、指定敷地の履歴や、市街地なのか埋め立て地なのかなど地形の状況を確認します。周辺道路における陥没や亀裂の有無、周辺にある建物の傾斜や基礎などの亀裂も、調査の対象となります。そして敷地の状況として、表層土の土質や排水状況の調査も、大切なポイントです。また、地盤強度の調査には、比較的簡単な方法のスウェーデン式サウンディング試験を用いることが多いです。この他にもボーリング調査や、平板載荷試験や物理調査、サンプリング、地下水調査など様々な種類があり、対象となる敷地に合わせて各種検査が用いられます。
建材と資材について

伝統と現代が融合する「土壁」の世界

土壁とは、土を使って作られた壁、また日本の伝統工法により作られた壁のことである。左官材のひとつで、色土にすきや砂を加えて水で練った物を上塗りに使った壁である。日本の伝統工法によって作られた土壁は、「塗壁」「日本壁」「左官壁」とも呼ぶ。種類は聚楽や漆喰壁、珪藻土、錆土、浅葱土などがある。使用する仕上げ用の土色によって、「聚楽壁」「錆壁」「大津壁」などとも呼ばれる。柱間に貫などと通して、「木舞(こまい)」と呼ばれる格子状の枠にわらなどを加えた土を塗り重ねた壁を指すことが多い。しかし最近では一見似た仕上げの合成品も代用としてクロスが多用されている。寺院建築とともに技術が伝わり、日本建築で広く用いられている。
建材と資材について

ハロン消火器:知られざる歴史と重要性

ハロン消火器とは、不燃性のハロンを使用した消火器のこと。 ハロゲン化物を使用している物で、燃焼の連鎖を阻害することで消火することができる。炭酸ガス消火器と同様の特性を持っているため、幅広く利用されてきた。不活性ガス消火器を使って窒息効果を利用する方法よりも、大きな消火効果を示す。ガス状に噴射するということも重要で、汚損することが少ないということもあり、図書館や美術館といった場所でも有効に活用することができる。
建材と資材について

裏あしって何?タイルの裏側の秘密

裏あしとは、裏面に凸凹が付けられたタイルのことです。接着力を高めるために、表面積を大きくするために付けられています。裏あしは、下駄と呼ばれることもあります。湿式で使われる物は、裏あしが大きく作られており、均一にはしていません。これは滑り落ちたりすることを防ぐためです。逆に乾式では、裏あしが少なく、かたちも均一になっています。接着剤が薄く全体に塗布できるようにしているからであり、施工によって違いがあります。
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