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建築の基礎知識について

耐火建築物とは何か?

耐火建築物とは、政令によって定められた耐火構造を主要構造部として建築した建造物のことです。耐火構造とは、鉄筋コンクリート造やれんが造といった耐火性能を有した構造であり、建物の部位(壁、柱、床、梁など)に分けて耐火性能が規定されています。また、耐火建築物には、外壁の開口部など、延焼しやすい部分にも防火設備を設置することが義務付けられています。防火設備とは、防火戸や消火器など火災を防止・消火するための設備のことです。耐火建築物は、通常の火災が発生した場合に、30分から3時間以上の間、建物が倒壊しないという性能を備えています。耐火建築物の性能基準は、建築基準法107条に規定されており、建物の部位や階数によって耐火時間が決められています。例えば、建物の外壁は1時間以上、主要構造部(柱や梁など)は2時間以上、屋内の壁や床は30分以上の耐火性能が求められます。
建築の工法について

乾式工法:水を使わない工法で工期短縮

乾式工法とは、コンクリートなど、水を必要とする材料を使わずに建築物を施工する方法のことです。仕上げ材や下地材で水を使わず、養生期間を必要としない施工方法です。乾燥待ちの必要がないので、気候に左右されることなく、工期を短縮できるのがメリットです。外壁工事の中では、「サイディング張り」「ALCパネル張り」「引掛け工法のタイル張り」などが乾式工法に当たります。内壁の中では、「化粧合板仕上げ」「ビニールクロス仕上げ」などが乾式工法の一種です。反対に、水を必要とする材料を使って建築物を施工する方法を「湿式工法」と言います。湿式工法には、「聚楽壁」「モルタル」「タイル」「珪藻土」「圧着貼り」「団子貼り」などが含まれます。
住宅の部位について

建築用語『トップライト』

トップライトとは、天窓やスカイライトとも呼ばれ、天井に取り付けられた採光窓のことです。または、その窓から取り入れる明かりのことです。このような天井からの採光は、垂直な窓から入る光に比べて効果的とされ、天窓の有効採光面積の計算では、開閉式の窓、FIX窓を問わず、実際に設置されるトップライトの面積と比べ、3倍の面積があるものとみなして計算することができるのです。そのため、採光の確保が難しい居室においては、特に大切なものです。窓はアルミサッシや木製サッシなどサッシが多く用いられ、開閉は回転式、スライド式、突き出しなどがあり、また、採光目的だけでなく、換気や通風用に電動で開閉できるタイプもあります。
その他

カンデラとは?光源の明るさを表す単位

カンデラは、光源の明るさの単位である。記号はcdで表される。1948年の国際度量衡総会で、1cdは1気圧以下、白金の凝固点1772℃にある、面積1平方メートルの60万分の1の平らな黒体表面の垂直方向の光度、と定められた。60万分の1という数字は、従来の光度の単位である燭(しょく)とほぼ一致させるためである。その後、1979年の同総会においてこの定義は全面的に改定され、1cdは、周波数540×1012Hzの単色放射を放出する光源の、放射輝度が1/683W/srである方向における強度、と定められた。カンデラ、という単位名は、ラテン語でろうそくという意味のカンデーラに由来している。
建材と資材について

端柄材とは?役割と種類を解説

端柄材とは、製材した大きな木材の残った部分からできる小さな角材や板材の総称です。筋違、間柱、まぐさ、窓台などがこれに当たります。桁と梁の間、柱と柱の間などに入れて、構造材を補強する役割があります。筋違は、柱や梁に斜めに渡され、建物の強度を確保する役割があります。間柱は、文字通り柱と柱の間に入れられる部材で、壁の一部を構成します。まぐさは、開口の上部に渡される横架材で、窓台はまぐさと対になる部材です。
住宅の部位について

サッシの秘密に迫る

サッシとは、窓の枠にするための建材のこと。 窓そのものもサッシと呼ぶことが多く、サッシュと呼ばれることもあるが、これも同様の意味を持つ。金属製の窓枠で、金属建具の建込みの段階で取り付けられる。 Tsという等級が用いられ、これは遮音等級を表すものであり、-15から-40まで5刻みで数字が大きくなるほど性能も高くなる。 JIS規格ではT値が使われるが、Ts-25がT-1に相当し、Ts-40の場合でT-4となる。 木造やプラスチック製の場合、木製サッシや樹脂製サッシなど接頭語を付けることで判別できる。 開閉方法を問うものではなく、どんな方法を取っていてもサッシと呼ぶ。木構造では釘で固定するが、鉄筋コンクリートではサッシアンカーを使って溶接する。
建築の工法について

建築用語『総掘り』について

総掘りは、建築に必要となるすべての面積を同じ高さまで掘り下げる工法です。この方法で行われることはほとんどありません。建物全体の形状と基礎が決まったら、残りの部分をすべて掘り下げます。総掘りまで行う必要はなく、布掘りでは基礎の形状に合わせて土台の下部のみを掘り下げたり、壺掘りでは柱の下部のみを掘り下げるのが一般的です。総掘りを行う場合は、床付け面まで掘り下げる必要があるため、大規模な工事が発生します。総掘りは工期が長く、掘削した土の処理を考慮する必要があります。基礎工事では一長一短があり、必要に応じて工法を組み合わせて検討することが一般的です。
建築の設計について

実施設計図書とは?~建築業界の細かすぎる設計図~

実施設計図書とは、工事の実施に必要で、施工者が積算書、施工図を作成するのに必要な設計図のことです。具体的には、意匠図、構造設計図、建築設備図などがあります。実施設計とは「詳細設計」とも呼ばれ、実際の工事や積算に使用される図面のことを表します。基本設計図が100分の1であるのに対して、実施設計図書は、細部を図面に描き込む必要があるため、縮尺は50分の1にしたものが多いです。棚板の数、家具の大きさや高さ、コンセントの位置や数、インターネットのLANの位置、照明器具などの住宅設備のすべてが細かく図面に描かれたものです。そのため、実施設計図書の作成には2~3か月かかるのが一般的です。
建築の工法について

パッケージハウスの魅力とメリット

建築用語『パッケージハウス』とは、建設現場で直接施工者が調達する建材以外の建材を設計図書に基づいて、一括して輸入するシステム住宅のことを指す。従来の建売住宅と違い、基本的なプランはそのままで、建て主のライフスタイルや、趣味趣向に合わせて設計変更ができるのが大きな特徴となる。設計者と見積もりを見ながら打ち合わせを行なうので、建物の規模、建築費を含めた総事業費が明確に分かりやすい。パッケージハウスに含まれているものとして土地代、建物代、外構工事費、地盤調査費、設計費、消費税などが一般的。ただし、会社によってはシステムキッチンやユニットバスなどの住宅設備機器、内装仕上げ材を建物代に含めて販売しているところもある。
住宅の部位について

化粧野地とは?特徴やメリット・施工方法を解説

化粧野地のメリット化粧野地のメリットは、開放感と高さ制限への対応にあります。外断熱工法の場合、化粧野地を用いて平らな天井をなくすことで、家全体に開放感を持たせることができます。また、室内の高さを大きくとれるため、高さ制限があっても広々とした空間を確保できる他、ロフトや小屋裏収納などを作りやすい利点があります。化粧野地のデメリット化粧野地のデメリットは、コストが高いことです。化粧野地は、野地板をきれいに仕上げる必要があるため、通常の外張り断熱よりもコストがかかります。また、化粧野地は断熱効果が低いこともデメリットです。化粧野地は、30ミリ程度の厚みを持たせれば断熱効果が増しますが、通常の外張り断熱よりも断熱効果は劣ります。
建材と資材について

メタルラスとは?外壁施工で役立つ金属製金網

メタルラスとは、網状に加工された薄い金属板で、外壁モルタル塗りの際に下地として用いられる補強材の一種です。モルタルを塗布すると、自重によってひび割れや剥離が発生しやすいため、メタルラスを下地に使用することでモルタルをしっかりと固定し、ひび割れや剥離を防ぐ効果があります。メタルラスは、薄い金属板に切れ目を入れて引き延ばすことによって網状に加工され、メッシュとも呼ばれます。
住宅の部位について

建築用語『キリム』とは?

キリムの歴史は古く、紀元前700年頃にトルコのアナトリア地方で始まったと言われている。 実際、その時代の布が残存していることから、長い歴史を持つことは間違いない。また、他の地域でもキリムが見られることから、文化的に広まっていたと考えられる。キリムの利用価値は高く、支配者となった国々が手厚く保護してきた結果、今日まで継承されている。遊牧民のテント生活では、キリムは不可欠なもので、食事用の布としても使われた。また、キリムは、何かあったときの財産としても使用することができるほど、重要な価値を持つこともある。近年では、キリムはインテリアとして部屋を豪華に演出するために使用されることが多い。
建材と資材について

古材を理解し、活用しよう

古材とは、解体した古民家などに使用されていた建築資材のことです。古い木造建築に使用されていたものであり、再利用するために使用されることが多く、柱や梁、桁などの古材だけでなく、使用できるものであればあらゆるものが対象となります。また、建替えのときに、古材を生かして建てる古民家再生住宅もあります。古材と呼ばれるためには、ある程度の年数が必要ですが、昭和25年以前に建てられたもの、といったガイドラインも使用されるようになりました。これは、伝統的な工法で建てられた住宅という意味もあり、新材を使用するよりも自然乾燥したことで強度のある木材を使用することができるためです。取引も盛んに行われるようになり、高額で取引されるものも多くあります。
住宅の部位について

建築用語『御簾』とは?その役割と特徴

御簾とは、神殿や宮殿といった特別な場所で使用されるすだれのことです。竹ひごを編み上げて作られており、緑の布でふちどりをしたものは特に御簾と呼ばれます。御簾は、大名や公家といった人々が境界として使用してきました。声は通しますが、姿は見ることができないため、接見の場などでも使用されてきました。御簾は、神社でも使用されており、その特徴は赤い糸で編み上げられていることです。本殿では外に掛けられますが、それ以外の場所では内側に掛けられます。巻き上げるときは、内巻きにすることが定められており、外巻きにすることはありません。御簾は、日本の伝統的な建具の一つとして、古くから使用されてきました。その優雅で美しい姿は、現在でも多くの人々を魅了しています。
建材と資材について

PC杭とは?種類、特徴、施工方法を解説

PC杭とは、高強度鋼材を使用した鉄筋コンクリート杭のことであり、遠心力成形のプレストレストコンクリート杭のことである。コンクリート杭は、その製造方法から工場または現場で製作されてから、地中に貫入する既製コンクリート杭や、地中に掘削した穴に鉄筋コンクリートを打設して作る場所打杭がある。PC杭の他にRC杭(遠心力成形の鉄筋コンクリート杭)、PHC杭(遠心力成形の高強度プレストレストコンクリート杭)、PRC杭(遠心力成形の高強度プレストレスト鉄筋コンクリート杭)、SC杭(遠心力成形の外殻鋼管付きコンクリート杭)の5つに分類するのが一般的である。ただし、PC杭は強度で劣るために、小規模な構造物の基礎に限定されている。
建材と資材について

建築用語『下駄』とは?役割や種類を紹介

下駄の役割は多岐にわたります。まず、床や地面に重量物を置く際に敷くことで、接地の安定を確保し、湿気を防止します。また、高さを調節するために下に物を置いてかますことも「下駄をはかす」と言います。さらに、木製のはきもののことを表す意味もあります。下駄は、下面に歯をくり抜いた台に3つ穴を空けて、鼻緒を付け、足指をかけて履く履物です。歯は2枚のことが多く、差し込むタイプの物もあります。足の親指と人差し指の間に鼻緒を挟んで履くのが一般的です。木の台を用いている物が下駄、草や樹皮などのやわらかい素材を使った物を「草履」と呼びます。また、印刷でふせ字のことも下駄と言います。
建築の設備について

建物内の電気・通信配線を通す空間『EPS』

EPSとは、ElectricPipeSpace/Shaftの略で、電気関係の配線を通すために用意された空間のことです。 通信関係の配線にも用いられます。多階層の建築物の場合、各階に分配することになるが、ばらばらに配線すると手間がかかるだけではなく、非効率的な配線になってしまいます。そこで、縦にパイプを通して集中させることで効率化させるのです。これによって、各階に分配器を設置することで、フロア内に効率的な配線が可能になります。分配器が置かれているスペースは、EPS室と呼びます。電気関係が集中することになるため、通信配線はノイズによる障害防止のための分離などが必要となってくるのです。将来的な拡張も視野に入れておく必要があり、EPS室にもスペースの確保が重要です。
建材と資材について

アスファルト・コンパウンドって何?

アスファルト・コンパウンドは、アスファルト防水に用いられ、アスファルトをしみこませたルーフィングを張り付けるために使われるものです。ルーフィングの下層になり、動植物油や鉱物粉などを使用しており、耐熱性や弾性を高めています。また、高い接着性を持っているため、伸縮目地にも使われることがあります。アスファルト防水にとってアスファルト・コンパウンドは重要な層であり、風化すると保護することができなくなります。この状態になると、防止改修が必要となります。建築物に対するライフサイクルコストを抑えるためにも、早期の部分改修が必要で、特に目視できる場合には、定期的に行なうことが重要です。
建材と資材について

ピンホールとは?建築用語を徹底解説

ピンホールとは、針でつついたような小さな穴のことです。ほとんどの場合には、製品的な問題があることが多いです。塗装や印刷物、タイルなどの焼き物といった物に対して、梁のような小さな穴が開いていたりはがれていたりする状態を指します。ピンホールカメラもありますが、梁のような小さい穴を持つカメラのことです。塗装や印刷物、焼き物などでは、ごみのような微細な異物が混じってしまい、あとからはげ落ちてしまうことで生じることが多いです。塗料中の気泡も引き起こす原因となります。配管などで生じる場合には、局部的な腐食によって小さな穴ができあがり、漏れだしてくることで発見されることがあります。どちらの場合にしても、製品的に見ても問題が生じてしまいます。
その他

経済用語ペイオフの意味とは?

金融機関が破綻した場合に払い戻される仕組みについて説明します。ペイオフとは、金融機関が破綻したときに預けていたお金が払い戻されることを意味します。ただし、ペイオフには上限があり、還元されるのは元本1,000万円とその利息以内とされており、さらに預金保険制度を導入している金融機関でしか適用されません。住宅ローンを組んでいる金融機関が破綻した場合、ローン残高はそのままで他の金融機関に引き継がれますが、利率は引き継ぎ先の金融機関が新たに設定するので、せっかく低い利率で借り入れしたのに金利が高くなってしまうという事態も発生します。
住宅の部位について

オープンテラスの魅力とは?建築用語の意味と活用事例

オープンテラスとは、建物の外に設けられたテラスのことです。屋根や壁などの囲いがなく、開放的な空間が特徴です。レストランやカフェの客席として利用されることが多く、屋外で食事や飲み物を楽しめるのが魅力です。また、住宅の庭やベランダなどに設けられることもあります。オープンテラスは、開放感や風通しが良いというメリットがありますが、雨天時や直射日光下では利用しづらいというデメリットもあります。
建築の基礎知識について

ハウジングの意味と種類

ハウジングとは、居住用の建物の建設、管理、維持を行うプロセスです。住宅建設と住宅供給の両方を指す場合と、土地、建物、家具などの住居に関する全般的分野の産業を指す場合があります。ハウジングは、人々の生活に不可欠なインフラであり、経済活動や社会活動の基盤を支えています。ハウジングの定義は、国や地域によって異なる場合があります。日本では、ハウジングは主に住宅の建設と供給を意味し、土地、建物、家具などの住居に関する全般的分野の産業は、住宅産業と呼ばれています。一方、欧米では、ハウジングは住宅産業全体を指す場合が多く、住宅の建設、管理、維持を行うプロセスも含まれます。ハウジングの重要性は、人々の生活に不可欠なインフラであることにあります。住宅は、人々が生活し、仕事を行い、休息をとるための場所であり、家族や地域社会とのつながりを育む場所でもあります。また、住宅は、経済活動や社会活動の基盤を支えています。住宅建設は、雇用を創出し、経済成長に貢献します。また、住宅供給は、人々の居住を確保し、社会の安定に寄与します。ハウジングの課題は、世界各地で深刻化しています。人口増加、都市化、経済成長などにより、住宅の需要が高まる一方で、住宅の供給が追いついていません。その結果、住宅価格の上昇や、住宅不足、ホームレスなどの問題が発生しています。また、気候変動や自然災害の増加により、住宅の安全性が脅かされています。ハウジングの未来は、持続可能で、誰もが住みやすい社会の実現に向けて、取り組む必要があります。住宅の建設や供給を促進し、住宅価格の上昇を抑制することが重要です。また、気候変動や自然災害に強い住宅を建設し、住宅の安全性を確保することが求められます。さらに、ホームレスや住宅不足の問題を解決するため、社会保障制度や公営住宅の整備も必要です。
建築の設備について

ブロードバンド・リフォームとは何か?メリットや注意点を紹介

ブロードバンド・リフォームとは、アパートや賃貸マンションにADSLや光ファイバー回線を引き込み、入居者様に快適なインターネット環境を提供するリフォーム工事のことです。共用部分に光ファイバー回線のインフラを導入し、専用部分(各住戸)にモジュラージャックなどの設備を設置。ブロードバンド環境を整えることで、入居率がアップするというメリットが期待できます。また、賃貸住宅の場合、ブロードバンド仕様の物件が多くはないため、他の物件との差別化を図ることが可能。そして、1棟で光ケーブルなどを1回線引き込み、それを全戸のインターネットに接続するため、高性能、高価な光ケーブルを多世帯で共有するため低コストで使用できるというメリットもあります。
住宅の部位について

舞良戸とは?〜伝統的な日本の建具〜

建築用語「舞良戸」は、細い桟を等間隔に取り付けた板戸のこと。この細い桟のことを舞良子と呼んでいる。この舞良子を等間隔に並べて取り付けてあり、室町時代から書院造の建具として使われてきた。引き違い戸と開き戸の両方で使われてきた建具であり、廊下の間仕切りや縁側の扉で見ることができる。桟の取り付け方法はいろいろとあり、その方法によって吹寄せ舞良戸や縦舞良戸など呼び名も違う。横に取り付けるのが一般的ではあるものの、縦に取り付ける場合の物もある。この場合には、舞良戸ではなく、縦舞良と呼ぶ。横桟を取るだけのシンプルなデザインでありながらも、素材を強く生かしていくことができるため、清潔感も出すことができる。
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