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建築の工法について

建築用語『相番』の意味と使い方

建築用語の「相番」とは、ある工事をするときに、その工事を実施する職人以外の職種の職人が立ち会うことです。例えば、コンクリート打設時には、それを担当する建設労働者や左官屋以外にも、電気屋や設備屋が立ち会う場合があります。「相番」は、他の職種の仕事と調整をする必要があるため、段取り上立ち会ったほうが工事が円滑に進むという都合から取り入れられています。現場代理人や現場監督がいるような大規模な現場で使われることの多い用語で、住宅のような小規模な建築ではあまり使われません。また、一般に「相番」という言葉は、番制度による勤務で、同じ番に編成された者たちを呼ぶ言葉として使われます。
建築の工法について

コンクリート造

コンクリート造とは、建物の構造のひとつで、一般的には鉄筋コンクリート造、RC構造と呼ばれています。コンクリート造は、鉄筋の骨組みにコンクリートを流し込んで施工し、低層の建築では鉄筋コンクリート造、中高層の建築ではSRCという鉄骨鉄筋コンクリート造が多いです。コンクリート造は、高い耐火性や耐震性、そして円形や方形など、設計の自由性などの特徴が挙げられます。一方、工期が長く、建物の建設費の他、地盤によっては基礎工事などの費用が割高になるといった欠点もあります。コンクリート造には、プレキャスト工法という物があり、これは、コンクリート板を工場生産し、現場で組み立てるプレハブのような物で、工期や建物の乾燥時間の短縮に効果があります。
住宅の部位について

キャンチレバーとは?建築用語の解説

キャンチレバーとは、梁の一方だけを固定するだけで、もう一方は自由端にする構造のことです。これによって、見た目に重さを感じないような軽やかな作りにできるのです。バルコニーなどに用いられており、これをオーバーハングバルコニーと呼ぶ場合もあります。木造の持ち出し梁もキャンチレバーのひとつです。片側廊下などで見られますが、柱がない分だけ強度が劣るのは当然です。そのため、キャンチレバー部分に上階を作ったり、屋根を乗せたりすることは、荷重を増やすことになってくるため控える必要があります。持ち出す量が増えるにつれて本体側の強度も必要となり、張りだす量をよく検討する必要があります。
建築の基礎知識について

直接照明の基礎知識 | 空間を照らす基本照明

直接照明とは、光の方向が光源から直接下方向に向かう照明方法です。効率の高い照射方法であり、光の力をそのまま使うことができるため、照明の効率は非常に高いです。経済的な面を考えても、効率の良さがつながっていくでしょう。天井に取り付けた蛍光灯やシーリングライトだけではなく、電球をそのまま下げた方法も直接照明となります。光の量の基準としては、90%以上の光が下方向へ直接向いている場合を直接照明と呼びます。効率が高まる反面で、天井の隅や部屋のコーナーなど影になりやすい部分を作り出すことがあります。つりさげ方によっては圧迫感を抱いてしまうことになるため、居間にはシーリングライトのような方法を用いることが多くなりました。
関連法規について

建築用語『外壁後退』の意味と役割について

外壁後退とは、健全な住環境を保つために定められた、隣家との距離をある程度保つという建築基準法の規定のことです。隣地境界線や道路境界線がその線引きであり、下がって外壁を建てる必要があります。 民法上では、50cmの外壁を後退する必要があるとされていますが、強制力はありません。隣地所有者が承諾すれば、外壁後退せずに済むという規定があります。しかし、都市計画法で制限を受けた場合は、強制されることになります。外壁後退自体の制限は地域によって異なるため、都市計画課で調べることで判明します。ケースバイケースで判断されることも多く、日照や防火面から、最終ラインは話し合いながら決めていく必要があります。
住宅の部位について

持送りとは?その歴史と用途

「持送り」は、一般に石材などで作られた張り出した物を支える部材であり、構造が同じで木造の物は「梁受け」と呼びます。壁や柱から水平に突き出させ、上部の壁や柱から張り出した棚や出窓、梁、庇などを受け、構造的な役目だけでなく、演出としての装飾された物が良く用いられ、はね出しとも呼ばれています。この構造は新石器時代から使われており、中世やスコットランドのゴシック・リバイバル建築にも見られ、また、コリント式オーダーや古代中国でも使用されています。持送りは、簡素な構造の物だけではなく、人間や動物、架空の生き物の頭部をモチーフにしたものも見られます。また、イタリア、フランスなどでバルコニーを支えるための持送りでは、大きく彫刻を施した物が多くあります。
住宅の部位について

後退色とは:知られざる色相による視覚効果

後退色とは、視覚的に実際の距離よりも遠くにあるように見える色のことである。 色相による影響であり、青や青紫など寒色と呼ばれることが多い。反対に飛び出して見える色のことを進出色と呼ぶ。同じ青や紫でも、暗いほうが後退して見えるようになり、無彩色に近づくほうがさらに遠く感じる。色の波長が関係しており、波長が長くなると近くに見え、短くなると青や紫のように遠く感じるという目の錯覚である。
建材と資材について

鋳鉄とは?特徴や種類、利用例を徹底解説

鋳鉄(「鋳鉄」とは、炭素と珪素を一定量含む鉄の合金のこと。鉄を使って作る鋳物のことも鋳鉄と呼ぶことがある。鋳鉄は、炭素を多く含むため、グラファイトが晶出することが特徴。冷却速度や合金の成分でも変化していくが、これによって強度も変化している。一般的な鋳鉄であるネズミ鋳鉄は硬いが伸びがないためにもろい。球状に析出されるようにしたダクタイル鋳鉄は、靭性が向上しているが、減衰能ということではネズミ鋳鉄に劣ってしまうことになる。そのため、種類は様々とあるが、利用条件に合わせて選択しなければならない。理想的な鋳造材料として使われ続けており、現在でも巨大構造物に利用されている。炭素が一定量以下の場合には、鋳鉄とは呼ばずに鋳鋼と呼ぶ。)の「鋳鉄の概要」について説明します。鋳鉄とは、炭素と珪素を一定量含む鉄の合金です。鉄を使って作る鋳物のことも鋳鉄と呼ぶことがあります。鋳鉄は、炭素を多く含むため、グラファイトが晶出することが特徴です。冷却速度や合金の成分でも変化していきますが、これによって強度も変化しています。鋳鉄の種類は様々で、利用条件に合わせて選択しなければなりません。鋳鉄は、理想的な鋳造材料として使われ続けており、現在でも巨大構造物に利用されています。炭素が一定量以下の場合には、鋳鉄とは呼ばずに鋳鋼と呼びます。
関連法規について

建築用語『内装制限』とは?

内装制限とは、安全を確保するために建築基準法で定めている制限のことです。建物内部で火災が発生した際、内装が燃えて火災が拡大するなど、有害ガスが発生しないよう、仕上げ材を不燃性や難燃性の物にする規定です。制限を受ける内装は、1.2m以上の高さの壁部分、及び天井となっています。そのため、床や腰壁、窓台の部分については、難燃処理をしていない木質建材が使用可能です。
住宅の部位について

【建築用語】オープンシェルフとは?

オープンシェルフとは、扉のついていない棚のことです。本棚として用いられたり、小物等などを飾る棚として用いられたりするほか、テレビ台と組み合わせた収納としてもオープンシェルフが用いられる場合もあります。近年は背が高く収納力の高いオープンシェルフが増えているため、設置する際には床にかかる荷重も大きくなりがちです。積載荷重が大きくなる際には床の補強が必要となるため、設置する場所には十分注意する必要があります。
住宅の部位について

自宅併用アパートの特徴と注意点

自宅併用アパートのメリットとデメリット自宅併用アパートには、メリットとデメリットがあります。メリットの一つは、敷地の有効活用です。自宅の一部を貸借用アパートにすることで、土地を有効活用することができます。また、返済負担軽減もメリットです。建替えで発生したローン返済に家賃収入を充当することで、返済負担を軽減することができます。一方、デメリットもあります。一つは、区分登記が可能な建て方にしなければならないことです。建替えの資金として公庫を利用するには、区分登記が可能な建て方にする必要があります。賃貸住宅部分には公庫は適用されませんが、区分登記が可能な建て方にしないと、自宅部分も公庫の対象外となってしまうからです。また、木造で区分登記をするには、建物を縦割りにするなら、公庫の指定する界壁を設ける必要があります。また上下に分ける場合は耐火構造か簡易耐火構造にしなければならないというデメリットもあります。
建築の基礎知識について

建築用語『デベロッパー』とその役割

デベロッパーとは、大規模住宅造成やリゾート開発などを行なう開発業者のこと。公社のような公的資金を使う公的デベロッパーがある一方、大手不動産会社やゼネコン、商社、電鉄会社といった民間資本を使う民間デベロッパーがある。分譲マンションの売主もデベロッパーと呼ばれ、規模が小さい一戸建ての建売業者もデベロッパーだ。事業として考えた場合、土地をそのまま販売して利益を発生させるのではなく、造成や建築といった加工を行なうことにより、費用回収を図る。投資の側面を持っており、採算性に着目することで土地を購入する。採算性と言う面において、それぞれに目的が存在し、電鉄系であれば開発事業を行ない人口を集中させることで、利用者の増大を目指す。
建材と資材について

コンクリートの作業性を考える「ワーカビリティー」

ワーカビリティーとは、コンクリートの軟度を示す言葉であり、型枠などにコンクリートを打ち込む際の作業の容易さを表す言葉である。スランプ試験によって測定されるのが一般的である。コンクリートはやわらかい方が作業しやすく、逆に堅いと作業がしにくいが、作業性のみを考慮してやわらかくしすぎると、コンクリート硬化後にクラックが発生しやすくなる原因になってしまう。コンクリートのコンシステンシーと材料分離に対する抵抗性を合わせた性質を表していて、降伏値、塑性粘度、ダイラタンシー、内部摩擦角など多くの要素で構成されている。コンクリート自体の性質だけでなく、構造物の形状や寸法、配筋状態など構造物全体の要因や、天候や施工状況といった作業環境もワーカビリティーに影響する。
建築の工法について

消毒施工業務ってなに?

消毒施工業務とは、害虫を駆除することによって、生活環境を衛生的に保つための施工業務です。これは、新しく入居する人が不快な思いをしないようにするためのサービスの一環として行われることが多く、賃貸物件を借りるときの見積もりには、主に消毒料という項目で表示されます。また、消毒施工業務には、ゴキブリやイエダニ、ノミなどの害虫の駆除に加えて、除菌作業も行われます。消毒施工業務は、機械を使って消毒液を噴霧することによって行われ、数分から数十分程度の作業で完了します。消毒施工業務は、入居する人が快適な生活を送るために必要な作業ですが、必ずしも必要というわけではありません。
建築の基礎知識について

耐用年数とは?建物や機械の使用限度年数

耐用年数とは、建物や機械が使用に耐えられなくなるまでの年数のことです。これは、材料の損耗や劣化などの物理的な耐久性だけでなく、機能的、経済的な意味を含めた利用可能年数のことです。例えば、住宅の場合、建物自体の耐久年数は長くても、その建物を維持し続けるための費用が課題になったり、生活スタイルの変化に対応できなくなったりすると、その建物の耐用年数は物理的な耐久年数よりも短くなるでしょう。また、法定耐用年数は、減価償却費を計算するために財務省令によって定められたもので、実際の寿命とは必ずしも一致しません。例えば、RC造やSRC造のマンションの法定耐用年数は47年、在来軸組み工法の建物の法定耐用年数は22年です。
建築の基礎知識について

建築用語『オリエンテーション』とは?

オリエンテーションとは、方位のことです。方位を捜すという意味もありますが、建築では北方向を調べるという意味で使われます。基本的に、図面は地図同様に上が北を示します。ところが、図面が収まりきらないような場合は、回転させることもあります。そうなると、北が上ではなくなってしまうため、北がどちらなのかを表す記号を入れる必要があります。この記号のことをオリエンテーションとも言うのです。さらに詳しいことを説明すると、北と言っても、方位磁石を使ったときの北と、北極点の位置を見る真方位の北にはズレがあります。どちらかを区別しなければならない場合がありますが、オリエンテーションというだけでは、磁北か真北かは、判別することが難しいのです。
住宅の部位について

ダウンライトってどんな照明?基礎知識から活用方法までご紹介

ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける照明器具で、小型のものを言う。天井に埋め込んで設置するため、天井面がフラットになるという特徴がある。多くのダウンライトは筒状になっており、天井内部に埋め込んで床を直接照らす。ダウンライト内部のまわりには空間を確保する必要があるため、ダウンライトの過熱による火災を防ぐことができる。ダウンライトは、補助的な照明であり、照らされた対象を浮かび上がらせるその性質はスポットライトと共通。また、シーリングライトと比較して、ダウンライトは暗くした部屋全体の中で一定の範囲だけを美しく照らすことができ、部屋を落ち着いた雰囲気に演出できる。
その他

建築用語『クレジットライン』の意味と解説

建築用語としてのクレジットラインとは、建設プロジェクトの建設期間中に必要となる資金を、金融機関から借り入れることのできる限度額のことです。クレジットラインは、建設業者が工事契約を締結する前に金融機関と交渉して設定されます。クレジットラインの金額は、プロジェクトの規模や期間、建設業者の信用力などによって異なります。クレジットラインは、建設業者が工事中に資金繰りに困らないようにするための安全弁の役割を果たしています。建設業者は、クレジットラインから資金を借り入れて、資材の購入や従業員の給与の支払いに充てることができます。クレジットラインは、建設プロジェクトの完成後には返済する必要があります。返済期間は、金融機関と建設業者との間で合意した期間によって異なります。クレジットラインは、建設業者が建設プロジェクトを円滑に進めるために欠かせない資金調達の手段です。
建材と資材について

塩化ビニル系接着剤|様々なものをつなぐ接着剤

塩化ビニル系接着剤とは、塩化ビニル樹脂を使用した接着剤の一種です。溶剤として、ケトン系、フラン(THF)、テトラヒドロなどが使用されています。速乾性があり、低粘度から高粘度まであり透明溶液となっています。塩ビ樹脂を膨潤させることで一体化させる接着剤です。火気や換気に注意しなければならないです。硬質塩化ビニル用と軟質塩化ビニル用があります。硬質塩化ビニル用は溶剤型で、塩ビ材料を溶かして接着します。材質が一体化するため対候性や耐水性が高く、水道管や雨どいなどに使用されます。一方、軟質塩化ビニル用は表面の離型剤に阻害されにくく、硬化後も軟性を失わず追従性があることが特徴です。主にビニールレザーなどに使用されます。
住宅の部位について

建築用語『高欄』について

高欄とは、廊下や橋などの転落防止などに取り付けられる柵のことです。 宮殿や神殿の周りにも高欄は取り付けられており、建物や門の装飾的な部分で取り付けられることもあります。高欄は、端部に取り付けられ、進行方向に対して伸ばすのが一般的です。また、高欄は勾欄とも書かれることがあります。日本建築では、勾欄の横材のことを上から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と呼んでいます。 地覆から、平桁を通して架木を支える物は斗束と呼ばれ、平桁だけを支える物は枘束(たたらづか)と呼ばれて区別されています。隅の部分は、3本が組み合わさっている物の他、親柱を建てる物もあります。3本とも組み合わせる物は跳高欄、親柱を建てる物を擬宝珠高欄と呼びます。他にも平桁と地覆の先端がわずかに出る組高欄などもあります。
建築の工法について

セメントミルク工法とは?特徴と施工方法を解説

セメントミルク工法とは、プレボーリング工法の一種で、既製コンクリートパイルを用いた埋め込み杭工法に分類されます。この工法では、孔内の壁を傷つけないように、アースオーガの先端から掘削液を噴出しながら地盤を掘削します。そして、掘削孔の深度が所定に達した時点で、根固め液を注入し、支持層の土砂を掘削と攪拌します。その後、状況を確認しながら杭周固定液を入れ、最後に孔内に充てんしながらオーガを引き上げ、杭を建て込むやり方です。ミルク根固めであるため、オーガを引き抜く際に振動や騒音が少なく、市街地での作業にも適した工法です。また、孔内の壁の崩壊が少ないため周囲の地盤が乱れず、砂礫層などでの施工も容易に行なえるという特徴があります。
建材と資材について

建築用語『流動化コンクリート』とは?特徴やメリットを解説

流動化コンクリートは、コンクリートの流動性を向上させるために、あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに流動化剤を添加して攪拌することによって作成されるコンクリートです。通常のコンクリートよりも少ない水量で同程度の流動性が得られるため、ブリーディングや乾燥収縮のリスクを軽減したり、マスコンクリートの水和熱量を低減したりすることが可能です。また、通常と同じ水量で作製すればより高い流動性が得られるため、ポンプ圧送性の向上や工事の効率化等を図ることができます。流動化コンクリートよりも著しく流動性を改善したものを高流動コンクリートと言い、コンクリートを型枠に打ち込む際の振動締固め作業が不要なため、締固め不要コンクリートや自己充填コンクリートなどとも呼ばれます。
建築の基礎知識について

耐火構造とは?種類や性能基準を分かりやすく解説

耐火構造とは、火災が発生しても一定時間構造が崩壊せず、火災の拡大を防ぐために設計された構造のことです。耐火構造の目的は、人命の保護、資産の保護、社会的機能の維持などです。耐火構造は、火災発生時に燃え広がりやすい木造構造とは異なり、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの建築物に採用されています。耐火構造の性能は、火災の発生から30分、1時間、2時間、3時間のいずれかで判定されます。火災が発生したとき、耐火構造の建物は一定時間火災による加熱に耐えることができ、建物の倒壊を防ぎ、火災の拡大を防ぐことができます。
建築の基礎知識について

構造計算書とは何か?

建築用語「構造計算書」とは、建築構造物や土木構造物などの構造計算の概要、仮定条件、計算式、試算結果などをまとめた書類のことです。構造計算は、いかに安全性を保てるかを確認する作業で、構造計画で決めた建築物の構造が、建物自体の重さである自重、室内に設置する家具などの積載荷重、積雪、風圧力、土圧、水圧、地震などの振動や衝撃などの外力に対して、どのような応力が生じるかを計算します。
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