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建築の設備について

粉末消火設備:油火災を素早く鎮火する設備

粉末消火設備とは、油火災を想定している場合に設置される設備のことです。粉末消火剤を噴射して消火することができ、これが熱反応によって分解されて、不燃ガスを発生します。噴射時に窒素ガスを用いることによって、相互作用を発生させ、空気中の酸素濃度を低下させることで消火することができます。輻射熱も遮断することができ、液化ガス火災に対しても効果を上げることができます。液体を噴射させるタイプとは違い、清掃することで復旧が可能となるため、機器を傷つけることや、汚損させることが少ないです。貯蔵方法を誤ったりしなければ、長期保存ができるうえ、交換する必要性がないため、メンテナンス性にも優れます。電源が故障したとしても、窒素ガスを利用していることから手動散布も可能です。
建築の工法について

建築用語『負圧』とは?

負圧とは、建物の屋内と屋外の気圧を比較したときに、内部の気圧が低くなっている状態のことです。 空気は気圧の高いところから低い所に流れていくため、建物内の空気を排出し続けてしまうと、屋内と屋外の気圧差が生じて負圧が発生します。逆に、建物の内側に空気を送り込んで押し込め続けると、屋内と屋外の気圧差が生じて正圧が発生します。負圧になると、建物の隙間から外気が流入してくるため、隙間風が発生したり、扉が急に閉まったりすることがあります。また、トイレの換気扇を回したときにも負圧が発生し、トイレの臭いが廊下や他の部屋に流れてしまうことがあります。
住宅の部位について

明り障子:和室の窓辺に彩りを添える伝統的な障子

明り障子は、平安時代後期から使われている障子とされており、その歴史は古くから続いています。本来、「障子」とは、ふすまを含め間仕切りや目隠し全般のことを広く指す言葉でしたが、他の障子と区別するために、明りを取り入れることができる障子を「明り障子」と呼ぶようになりました。明り障子は、格子状に木枠を作り、そこに障子紙を一方に貼ったものであることが特徴です。一方にしか障子紙を貼らないことで、明りを採ることができる構造になっています。また、明りは寒気を遮断する効果も持っているため、断熱にも一定の効果があります。明り障子には、下部に腰板が付いているものを「腰付き障子」と呼び、全面が格子組みされているものを「水腰障子」と区別しています。また、一部だけ可動式になっている「猫間障子」や、ガラスがはめられている「雪見障子」などの種類もあります。
住宅の部位について

濡れ縁の役割と特徴

濡れ縁とは、和室のベランダのことで、雨ざらしになってしまう外側の縁側のことです。室内にある縁側ではなく、家の外にあるため、雨が降れば濡れてしまうことになることから濡れ縁と呼びます。すべて外側にある物という意味になってくるため、濡れ縁は和室のベランダにあたります。屋外にあって上部には庇はあるものの、大雨では濡れてしまいます。濡れ縁からは庭に降りることができるため、室内の汚れ防止のワンクッションを置く大事な設備です。室内の張り方とは違い、壁面に対して直角に板張りをして、畳の面よりも一段下げられます。これによって、風雨にさらされても部屋の中に雨が浸入することを防げるのです。近頃では濡れ縁自体がなくなってきましたが、フラワースタンドに利用したりすることもできます。
建築の基礎知識について

空気音とは?遮音性を高めるポイントを解説

空気音とは、空気伝送音のこと。音は振動であり、空気中に伝わってくるもののことを空気音と呼ぶ。様々な物が空気中を伝わって室内に入ってくるが、好まざる物も多い。これを騒音と呼ぶ。外部の発生源から窓などの開口部を通して伝わってくることになるため、遮断するためには、工夫をする必要がある。壁が軽い素材でできている場合には、開口以外にも伝搬する要因に。窓のサッシの気密性も重要になってくるが、遮断する性能をD値ということで表している。数値は大きくなるほうが、遮音性が高いということになる。相対的に使われるのが個体音であり、床や壁などが、落下物や足音のように直接振動することで伝わってくる音のことを表す。
建材と資材について

オレフィン紙とは?特徴と用途まとめ

建築用語である「オレフィン紙」とは、クロスなどに使われる材料で、合成樹脂を主原料として生産されている物のことです。仕上げのときに使われる紙であり、燃やしたときにも発煙量を抑えられるうえ、塩化ビニールといった物を使用していないため、有毒ガスの発生も抑制できることから、安全性に優れた製品です。飲食料品のラッピングにも使われることが増えてきました。耐久性も優れており、劣化しにくいものの、耐汚染用のように汚れに強いというわけではありません。寿命が長いのは紙クロスの特徴でもあるが、補修もできるうえ、可塑剤を使用しないために塗装もできます。ただし、何かにぶつかってしまっただけでも圧痕(あっこん)がつく可能性があり、紙である以上水にも強くはありません。
関連法規について

地震力とは?~構造物への影響と計算方法~

地震力は、地震が起こったときに建物が地震動の方向と逆方向に受ける慣性力のことであり、建物の安全性の観点から重要視される外力です。一般的な構造物に地震力が作用すると、柱や梁と比べて床に大きく作用します。地震力は地面と水平方向に加わるため、建築物にとって被害が大きい力となります。地震力の大きさは、建物重量に依存し、軽い構造物ほど小さく、重い建物ほど大きくなります。建築基準法では、地震力を算出する計算式として、中程度の地震では建物の重量×0.2、大地震では建物の重量×1.0としています。この計算式は、地震動の大きさや建物の構造特性を考慮して定められています。構造計算をする際には、地震層せん断力係数、固定荷重、積載荷重などのデータから地震力を求めます。
住宅の部位について

寝殿造りの特徴『塗籠』

塗籠の歴史と由来塗籠は、寝殿造りの屋内で土壁によって覆われた個室のことである。閉鎖的な空間で、木部になっている外壁まで土壁で覆ってしまう工法で作られることから、塗籠と呼ぶ。平安時代に成立した住宅様式である寝殿造りであり、貴族の住宅様式に見られる。当初は寝室として利用されることから始まっていったが、平安時代中期以降には寝室としては使われなくなっていった。もともと、土で厚く塗った壁に囲まれていた小さな部屋のことが塗込だったことから、塗籠になったと言われる。民家でも利用されていくことになったが、寝室としては使われなくなっていき、衣類や調度品を収納するという目的も薄れていった結果、納戸として変化していくことになった。
関連法規について

【建築用語解説】法22条地域

法22条地域とは、建築基準法の22条に定められた地域のこと。 この地域は、防火地域及び準防火地域以外の市街地において、火災による類焼の防止を図る目的から定められた。こうした地域においては、建築物の屋根を不燃材で葺くなどの措置をとる必要がある。この場合には、屋根を不燃材用の瓦、彩色セメント系スレート板、その他の不燃材料にしなければならない。法22条地域では建築に関する制限はそれほど厳しくないが、火災に対する対策としてより厳密な規制が設けられている防火地域や準防火地域では建物の工法や階数、面積などの制限が厳しい。特に防火地域では、すべての建築物を耐火建築物または準耐火建築物にしなければならず、小規模であっても木造の建築物を建てることはできない。
建材と資材について

研磨作業の基礎知識

研磨加工の種類は、主に手動研磨、機械研磨、電解研磨の3つに分類されます。手動研磨は、砥石や紙やすりを使用して手動で研磨する方法です。複雑な形状の物や、表面に傷をつけたくない場合などに適しています。機械研磨は、研磨機を使用して研磨する方法です。バレル研磨は、数が多い小物を研磨するのに適しており、バフ研磨は、表面を滑らかにするのに適しています。電解研磨は、電解研磨溶液という電気を通す液体の中に電流を流して研磨する方法です。ステンレス素材に向いており、表面を滑らかにし、腐食を防ぐ効果があります。
住宅の部位について

段鼻タイルとは?階段のコーナーを美しく仕上げるタイル

段鼻タイルとは、階段用タイルの役物のこと。 階段の場合、踏み込む床面である平面と、立ち上がる縦の面で構成される。このつなぎ目である階段の角は、そのまま素材をつなぐと取合部分のどちらかの小口が見えることになる。そこで、段鼻タイルと呼ばれる角が曲がったタイルを使うことで、見た目にも納まりを良くすることができる。角に持っていくタイルのため、段鼻タイルには筋状の凸部や溝を掘った滑り止めなどの加工が施されている物があり、安全に使うことができるようになっている。階段の他にも、花壇などで使うことも可能。納まりを良くする一方で、角を作らないようにすることによって、タイルが欠けることを防ぐことができる。
関連法規について

建築用語『開発協議』とは何か

開発協議とは、開発行為を行う事業主が開発許可を得るため、都市計画法などの法令と開発指導要綱の主旨に従い、所轄地方自治体の行政当局と開発行為を行う事前の協議・届出・報告・連絡・調整を言う。 この開発協議は、建築許可申請の前に行われる必要があり、開発行為が法令や開発指導要綱に適合しているかどうかを確認するものです。開発協議を行うことで、開発許可申請がスムーズに行えるだけでなく、開発行為が法令や開発指導要綱に適合していることを確認することができ、建築許可取得後のトラブルを回避することができます。
建築の工法について

モジューラー生産とは?建築業界の効率化を支える生産方式

建築用語におけるモジューラー生産とは、規格化された部品を作り、最少の種類の部品で最多の種類の製品を生産する方式のことです。多品種少量生産が可能な生産方式といえます。モジュールとは複合という意味で、あらかじめモジュール部品を組み上げておき、最終製品に組み入れることを意味します。部品中心生産方法とも呼ばれます。モジュラー化により必要な部品などを大量生産し、低価格で生産することが可能になります。また付加価値の高い中核部品を組み合わせることで、注文から納品までの時間であるリードタイムを短縮することもでき、品質の安定化にも効果があります。
住宅の部位について

ラバトリーとは?建築用語としての意味と使い方

ラバトリーとは、洗面所、手洗い所、化粧室、便所(水洗)を指す建築用語です。一般的には、建物内の個室または半個室の部屋を指しますが、屋外に設置される場合もあります。ラバトリーは、人々が手を洗ったり、トイレを使用したり、身だしなみを整えたりする場所として使用されます。ラバトリーには、様々な設備が備え付けられています。洗面台、蛇口、鏡、石鹸、タオルなどが一般的です。トイレには、便器、洗浄機能付き便座、トイレットペーパーなどが設置されています。また、化粧室には、化粧台、椅子、ドライヤーなどが備え付けられていることが多いです。ラバトリーは、建物内の重要な設備の一つです。人々が清潔を保ち、快適に生活を送るために欠かせない場所です。また、ラバトリーは、建物のデザインや雰囲気を左右する要素の一つでもあります。
建材と資材について

ユニットシステムとは?その特徴とメリットを解説

ユニットシステムとは、建築用語において、一定の基準で生産された各単位を組み合わせて作られる製造方式のことです。この生産方式は、さまざまな分野で使用され、工業化に貢献しています。ユニットシステムは、モジュール化を基本理念としており、各単位は互換性を持たせて作られます。このため、各単位を組み合わせることで、さまざまな構造物や製品を生み出すことができます。ユニットシステムは、工場生産されることが多く、品質管理が容易で、建設現場での作業効率も向上します。
住宅の部位について

戸境壁の基本的な知識と役割を理解する

マンション・アパート等の集合住宅で、隣の住戸との境を仕切る壁のことを「戸境壁」と呼びます。戸境壁の主な役割は、防火と防音です。建築基準法上、戸境壁は、耐火構造、準耐火構造、防火構造のいずれかにしなくてはなりません。また、壁が天井裏まで達していなければならないことも規定されています。戸境壁の防音性能は、コンクリートの厚さや、壁の構造によって異なります。法の規定はありませんが、隣家との生活音を遮断する上で、少なくともコンクリートの厚さが15cm以上必要と言われています。戸境壁には、大きく分けて、コンクリート壁に直でクロスを貼るクロス直貼りと、コンクリート壁にボードを貼りその上にクロスを貼る二重壁があります。二重壁は、コンクリートを平らにならす手間とコストが抑えられるため、一時期多く使われた工法です。しかし、コンクリートとボードの空間で音が増幅し、防音性能が低くなることが分かり、吸音材を入れるなど工夫されるようになりました。
建築の基礎知識について

建築用語「馬踏み目地」とその種類

馬踏み目地とは、横方向の目地は直線だが、垂直方向のタイルやレンガが上下に対して互い違いのパターンで組まれた目地のことで、破れ目地とも言う。パターンが直交する「通し目地」と比べ、直線のずれが目立たないため施工がしやすいといった利点がある。たて馬踏み目地は、レンガやタイルを縦に長い方向を持ってきて、馬踏み目地と同じく、上下に対して互い違いで組んだ目地だ。この他の外装壁パターンの目地には、「たて遠し目地」「たて張り千鳥目地」「やはず張り」「イギリス張り」「フランス張り」「アメリカ張り(フランス型)」「アメリカ張り(イギリス型)」などの種類がある。内装壁のパターンは馬踏み目地(破れ目地)の他に、「通し目地」「四半目地」などが使われる。
住宅の部位について

外構工事図とは?その役割や記載事項

外構工事図とは、建物以外の外部工事に必要な高さ、位置、材料、仕上げ方法などを記した図面のことです。外構工事とは、建物の外周を取り巻く敷地内の土地を造成し、門、塀、アプローチ、駐車場、テラス、ガーデンなどを作る工事のことをいいます。外構工事図は、これらの工事を施工する際に必要な情報を記載した図面です。外構工事図には、以下の情報が記載されています。* 敷地の形状と寸法* 建物の位置と寸法* 門の位置と大きさ* 塀の位置と高さ* アプローチの位置と幅* 駐車場の位置と大きさ* テラスの位置と大きさ* ガーデンの位置と大きさ* 材料の種類と仕様* 仕上げ方法外構工事図は、外構工事を施工する際に必要な情報が記載された重要な図面です。外構工事を計画する際には、必ず外構工事図を作成しておきましょう。
建材と資材について

モザイクタイルとは何か?

モザイクタイルとは、表面積が30cm〜50cm角以下で作られた小型の陶磁器質タイルのことです。柄を入れていない無地物が一般的です。小さなタイルであるため、内外装ともに用いられます。ユニット単位で販売されているのが特徴で、タイルを張りつけたあとに紙をはがすと間隔を保つことができます。このあとに目地材を詰めることによって仕上がるため、ほぼ狂いなしに施工することができるようになっています。
建材と資材について

木表・木裏とは?建築用語から探る木材の見分ける方法

木表と木裏とは、板目材における樹皮に近い側と樹心に近い側のことです。丸太を板目に製材すると、外側に近い方が木表となり、芯に近い方が木裏となります。板材では、木表は木裏よりも木目が引き立ち美しく仕上がるため、目立つところである「見附」には木表を使うのが一般的です。幅や長さ方向の反りとも、木裏が凸面になりやすいです。木表の方が木裏よりも樹齢が若いため木の収縮が大きく縮むのです。この反りを利用して、日本舞踊や能の舞台には木裏が利用されます。板の中心が膨らむために、足の裏が板の端に引っかからないという利点がある他、滑りが良いためです。また看板などにも木裏が用いられることがあります。
建材と資材について

建築用語解説:コンクリートブロック

コンクリートブロックとは、コンクリートで作ったブロックのことです。コンクリートを型枠に入れて作ります。コンクリートブロックは、外構の屏(へい)や花壇などに使われることが多いです。軽量ブロック壁として使われていることもあります。狭義としては、コンクリートを用いた空洞コンクリートブロックのことを呼びますが、広義では積ブロックや張りブロック、消波ブロックといった土木で使われる大型の物も含みます。なお、狭義のコンクリートブロックは規格化されていることから、ホームセンターなど、どこでも手に入れることができます。そのため、現場打ちするよりも手軽であり、素早く施工できることから、普及することとなりました。表面を加工した物は、化粧ブロックとして販売されています。
建築の基礎知識について

建築用語『予定価格』って知ってる?

予定価格とは、主に工事で入札する前に発注者が予定している価格のことです。工事の内容や、技術的程度に応じて決まる発注側の「見積金額」のことだ。例えば、国の機関や地方自治体が工事などを発注する際、競争入札で予想される落札価格に上限を設定しておき、その範囲内で落札者を決めています。発注者はなるべく低い費用で工事などを請け負ってもらいたいと考えているため、予定価格を下回る入札をした業者の中から、もっとも低い金額を提示した業者に落札させます。一方、業者にとってはなるべく高い金額で工事などを受注したいと考えているため、予定価格ちょうどの金額で落札することが、大きな利益につながる場合もあります。通常は、予定価格の8割程度の価格で落札するのが相場だと言われています。
建材と資材について

塗膜防水とは?メリットや種類を解説

建築分野では、「塗膜防水」は、下地に液体の防水材料を塗布し、被膜を形成させて防水する方法を指します。材料としては、ウレタン、エポキシ樹脂などが用いられます。塗膜防水は、屋根、外壁、地下などあらゆる箇所に使用することができ、建物全体を防水するのに適しています。また、ガラス繊維を入れることで強度を高めたり、弾性を持たせることで階下への衝撃音を緩和することも可能です。防水処理には、塗膜防水の他に、シート防水やステンレス防水などの工事方法もありますが、塗膜防水は防水面に継ぎ目が発生せず、シートでは防ぎきれないような細かい箇所にも防水処理を施せる点がメリットです。ただし、耐久性や臭いの違いは、ウレタンやアクリルなどの主原料となる樹脂の違いによるものであることに注意が必要です。
建築の基礎知識について

ラーバン地域とは?都市と農村の中間地帯

ラーバン地域とは、都市と農村の中間地帯を指す建築用語であり、田舎を意味する「ルーラル」と都会を意味する「アーバン」の合成語である。ラーバン地域は、都市の生活様式と農村の生活様式が混在する地域であり、都市と農村の両方の特徴を併せ持っている。ラーバン地域の成り立ちは、19世紀後半にさかのぼる。産業革命により都市の人口が急増し、都市部で住宅や工場が不足するようになった。そこで、都市部から離れた郊外に住宅や工場を建設する必要が生じ、ラーバン地域が形成されるようになった。また、ラーバン地域の形成には、交通機関の発達も大きく影響している。19世紀後半に鉄道や自動車が普及し、都市と農村の移動が容易になったことで、ラーバン地域は都市と農村をつなぐ役割を果たすようになった。
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