住宅の部位について コーニスとは:洋風建築の装飾と機能 建築用語の「コーニス」とは、洋風建築の軒と壁の頂部に帯状に取り巻く装飾のことです。水平の突起部で、軒蛇腹(のきじゃばら)と呼ばれています。ギリシャ建築やローマ建築で、柱の上にある水平部分全体をエンタブレチュアと言い、この最上部の水平体をコーニスと呼びます。建物や壁をデザイン的にも完成させる部分であり、装飾的モールディングになります。 2024.01.26 住宅の部位について
住宅の部位について 雨仕舞いの徹底解説! 建築用語「雨仕舞い」とは、屋根やベランダ、外壁などに雨水が入らないよう防水加工を施すことを指します。家屋を長持ちさせるためには欠かせない処理で、長年にわたりこまめな修繕が必要となります。雨仕舞いのやり方は様々で、加工する箇所に応じて適切な方法が取られます。 例えば、屋根の場合は頂点をなす部分に金具などを取り付け、隙間から水が浸入しないようにします。また、ベランダや窓の外壁などは、窓と地面がフラットになっていると水が浸入してしまうため、段差を設けて水が入らないようにするとともに、シーリング材で隙間の発生しやすい部分をコーティングする方法を用います。 2024.01.25 住宅の部位について
建材と資材について 建築用語『改質アスファルトルーフィング』を徹底解説! 改質アスファルトルーフィングとは、改良アスファルトを利用したルーフィングのこと。アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混合していることで、低温性状や高温性状を改良できるようになった。耐久性も向上しており、建物の屋根の防水として重要な素材だ。ルーフィングが存在しないと、屋根から雨が侵入するだけではなく、劣化も早くなる。屋根の寿命を延ばすという意味でも、高性能な改良アスファルトフィーリングは重要であると言える。フィーリングは必ずタッカー留めすることになる。その際に改良アスファルトフィーリングは、タッカーの周りにまとわりつくことによって、漏水を防ぐことができるため、有効な手段だ。 2024.01.27 建材と資材について
建築の工法について 柿葺き:伝統的な日本の屋根葺き技術 柿葺きの歴史は古く、古墳時代から使われていたのではないかと考えられています。茅葺に次いで古い屋根の葺き方であり、日本の伝統的な建築様式のひとつです。柿葺きは、木材の薄板を利用して施工する方法で、板の厚さによって呼び名が異なります。柿葺きは、もっとも板厚が薄く、2mm〜3mmのものを用います。 柿の字は、柿(かき)に似ていることから名付けられましたが、別の文字です。材料としてヒノキやサワラ、スギ、エノキが使われます。これらは筋目が通っており、削ぎやすいということが要件となるため選ばれています。また、屋根材として使うことになるため、水に強いことも重要です。 2024.01.27 建築の工法について
住宅の部位について 軒桁とは 軒桁(のきげた)とは、屋根の軒部分を支えるためにかけられる横架材のことです。建物の長手方向に配置され、垂木を受けて屋根を支える役割を果たします。軒桁は屋根の荷重のみを支えるため、それほど大きな部材にはなりません。地面から軒桁までの高さのことを軒高といいます。入側や独立柱に支えられた庇などに使われる軒桁には、丸太を用いた丸桁が使われることもあります。 軒を深く出す場合には、垂木だけでは軒先を支えることができないため、軒を桔木で吊ることもあります。この桔木を支える桁のことを土居桁といいます。桁の上に束を立てて、土居桁を回すのが一般的な手法です。土居桁を用いることによって、軒の出を長くすることができます。土居桁は軒桁よりも上にあって小屋裏に隠れるため、完成後は見えなくなります。 2024.01.26 住宅の部位について
住宅の部位について のし瓦の歴史と魅力 建築用語の「のし瓦」は、屋根の棟や冠瓦の下に積まれる平瓦のことです。単に「のし」と呼ばれることもあります。のし瓦は緩くカーブした形をしていて、真ん中に縦筋が入っており、この縦筋に沿って簡単に割れるようになっています。通常は割って使う場合が多く、この場合を特に「割のし」といいます。また、棟が広い場合には割らずに使用し、この場合のことを「完のし」と呼びます。のし瓦は切妻屋根や入母屋屋根などの胸に葺かれます。棟の左右から積み上げるため、継ぎ目から雨水が入りやすいです。これを防ぐため、継ぎ目に土を塗りこみながら位置をずらして複数段積み上げるのが一般的です。積み上げる段数が多い小戸下地への雨水の侵入を防ぐことができます。屋根の目立つ位置であるため、意匠性を考慮して段数が決定される場合が多いです。 2024.01.26 住宅の部位について
建材と資材について アスファルトルーフィングの基礎知識 アスファルトルーフィングは、紙にアスファルトをしみこませて雨水の侵入を防ぐための防水紙のことです。アスファルト防水に用いられ、屋根の野地板の上に使用されます。一般に紙と呼ばれていますが、ガラス繊維などが基材となっています。ビルや家屋の屋根に使われることが多いですが、壁に貼る工法もあるため、用途によって使い分けることが可能です。防水機能に加えて、遮熱シートを貼ることによって、建物にかかる輻射熱を低減することもできます。大正時代から使われているため、歴史は長く、信頼性の高い防水資材です。 2024.01.25 建材と資材について
住宅の部位について キューポラの魅力を探る キューポラの歴史は古く、古代ギリシャまで遡ります。当時、キューポラは神殿や宮殿の屋根に取り付けられ、換気や採光のために使用されていました。その後、キューポラは古代ローマにも伝わり、公共の建物や邸宅の屋根に取り付けられるようになりました。中世には、キリスト教の教会の屋根に取り付けられるようになり、その後、ルネサンス期にイタリアで流行しました。 キューポラは、最初は半球形や円すい形が多かったのですが、次第に四角すい形や多角形など、さまざまな形のものも登場するようになりました。また、キューポラの装飾も多様化し、彫刻や絵画で飾られたものも登場しました。現在では、キューポラは世界中の建物の屋根に取り付けられており、換気や採光、装飾などの役割を果たしています。 2024.01.25 住宅の部位について
住宅の部位について 小屋伏図とは?基礎知識・屋根構造・平面図を解説 小屋伏図とは、小屋組を上から見た図面のことです。 縮尺は通常1/100で行なう。伏図とは構造図のことでもあり、小屋根は天井で隠れてしまうことから、こうした図面を正確に残すことが重要な意味を持つ。小屋梁や火打ち梁、小屋束など、小屋根に使われる部材と寸法、位置などが、継手なども含めて詳細に描き込まれた図面です。小屋伏図は、屋根構造を書かれた物であるが、勾配も平面で書きこむことになる。屋根は常に勾配がつくため、表記は複雑な表現になりやすい。太鼓状の梁も平面で書き表すことになる。 2024.01.27 住宅の部位について
建材と資材について 建築用語『食いつき』とは? 食いつきとは、塗料などの接着状態を表現するときに使う言葉です。固く接着されて、はがれにくい状態を「食いつきがよい」と言います。他にも、切削用の刃が部材や材料をしっかりと捉えることも指します。塗膜が下地から剥がれ落ちないようにするために、塗料の食いつきを良くする必要があります。食いつきが悪いと、塗膜が浮き上がったり、剥がれたりしてしまいます。食いつきを良くするためには、下地をきれいにすること、適切な塗料を使用すること、塗料を正しく塗ることが大切です。 2024.01.25 建材と資材について
建築の基礎知識について 天井の基礎知識 天井とは、屋根と部屋の境界のことである。 部屋の上部を構成する面であり、頭上を見上げることで見える仕上げ面を指す。屋根からのほこりが落ちてくるのを防ぐための物であり、断熱にも大きな役割を持つ。 天井は屋根構造を隠すことができ、防音にも役立っている。 配管や配線などがある場合には、天井を通していくことで見えないようにすることができるため。生活に影響を与えたりしない。建築基準法では、天井高が定められており、2.1m以上なければいけない。実際には2.4m程度に作られることが多く、2.7mといった建物も出てきている。 天井は、大工仕事として面を見ることができる場所であり、技術を見せる場所であったことからも、かなり凝った物が作られてきた。 2024.01.25 建築の基礎知識について
住宅の部位について ドーマーで叶える、快適でスタイリッシュな暮らし 建築用語におけるドーマーとは、屋根の上に突き出た小さな屋根付き窓のことです。別名「ドーマーウィンドウ」とも言われ、切妻小屋根の垂直面に開口部を取り付けた形状をしています。形状としては、引き戸タイプ、上げ下げ窓、両開き窓が一般的です。屋根裏部屋やロフトのある洋風住宅によく見られます。 ドーマーは、トップライトのように屋根側にある天窓とは違い、採光と通風の役割を果たすのが特長です。屋根裏部屋や、窓が設けられず暗くなりがちなホールなどに光が入るメリットがあります。さらに、高い位置から空気が抜けるので換気効率が高く、夏場は天井付近に熱気がたまりにくいというメリットもあります。また、外観上のアクセントにもなります。 2024.01.25 住宅の部位について
住宅の部位について インナーテラスの魅力と設置時の注意点 インナーテラスとは、家の中や半屋外にあるテラスのことです。通常のテラスは、建物の外に一段高く作られたスペースを指しますが、インナーテラスは、住宅の外壁より内側に作られ、壁や屋根などの囲いがあることが特徴です。インナーテラスは、テラスでありながら、屋内のような雰囲気があり、外からの視線を遮ることができるため、プライベートな空間として楽しむことができます。また、インナーテラスは、外と内の境界線となる場所であり、屋内から外へとつながる空間として、開放感や広がりを感じさせてくれます。 インナーテラスは、主に、住宅の1階部分に作られますが、2階や3階に作られることもあります。インナーテラスの面積は、住宅の大きさや敷地条件によって異なりますが、一般的には、数平方メートルから数十平方メートル程度です。インナーテラスの形状は、長方形、正方形、円形など、さまざまです。インナーテラスの床材は、タイル、石材、コンクリートなど、さまざまな素材を使用することができます。インナーテラスの壁面は、ガラス張り、木張り、コンクリート打ち放しなど、さまざまな仕上げにすることができます。インナーテラスの屋根は、透明なガラス、ポリカーボネート板、木製のルーバーなど、さまざまな素材を使用することができます。 2024.01.26 住宅の部位について
建築の設備について 雨水貯水システムで水道代節約&災害対策 雨水貯水システムとは、雨水を集めて様々な利用に用いるシステムのこと。水道水を使わずにすむため、水道代の節約に役立つ。雨水貯水システムは、雨水貯留システムとも呼ばれる。雨水はそのまま使われるのではなく、ろ過したのちにタンクや水槽に貯める。庭の散水に使われるほか、洗車やトイレの洗浄水に使うことができ、その他にも、非常時には生活用水や消火用にできるため、助成を行なっている地方自治体も。屋根から雨水を集めることが一般的だが、貯水量は、雨の量に対して屋根の面積から割り出すことができ、80%もの再利用率にまで高めることもできるようになった。貯水タンクは連結できるようにしておくことで増設も可能となる。 2024.01.26 建築の設備について
建築の基礎知識について 耐火構造とは?種類や性能基準を分かりやすく解説 耐火構造とは、火災が発生しても一定時間構造が崩壊せず、火災の拡大を防ぐために設計された構造のことです。耐火構造の目的は、人命の保護、資産の保護、社会的機能の維持などです。耐火構造は、火災発生時に燃え広がりやすい木造構造とは異なり、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの建築物に採用されています。耐火構造の性能は、火災の発生から30分、1時間、2時間、3時間のいずれかで判定されます。火災が発生したとき、耐火構造の建物は一定時間火災による加熱に耐えることができ、建物の倒壊を防ぎ、火災の拡大を防ぐことができます。 2024.01.27 建築の基礎知識について
住宅の部位について 寄棟屋根:特徴やメリット、施工事例を紹介 寄棟屋根の特徴・メリットとは 寄棟屋根は、落ち着いた印象の屋根形状で、和風建築、洋風建築いずれにも馴染むデザインなので、日本では切妻屋根と並び、広く普及しています。 その特徴は、4方向に傾斜をもつため雨の流れが良く、風雨に強いことです。また、積雪後の始末も良く、豪雪地帯でも多く用いられています。 寄棟屋根はどちらの方向から見ても美しい形の屋根ですが、切妻屋根のように妻側の壁がないため小屋裏換気口を設けにくく、天井の換気には配慮が必要となります。 しかし、小屋裏換気口を設けることで、屋根裏の湿気を逃がし、結露を防ぐことができます。 寄棟屋根のメリットは、4方向に傾斜をもつため雨の流れが良く、風雨に強いことです。また、積雪後の始末も良く、豪雪地帯でも多く用いられています。さらに、落ち着いた印象の屋根形状で、和風建築、洋風建築いずれにも馴染むデザインなので、日本の住宅に多く採用されています。 2024.01.27 住宅の部位について
住宅の部位について 隅棟|屋根の四隅にある山形の部分 隅棟とは、屋根の勾配部分が出会うことになる、四隅にできる山形の部分のこと。 これを隅棟と呼ぶが、勾配が異なる部分となるため重要だ。屋根の四方に流れる平勾配は、頂点の高さと長さによって角度が一定に。ところが、寄棟などの場合には、隅棟は屋根同士が結びつくようになるため、勾配面の長さは平勾配よりも長くなる。つまり、高さは一定で斜面の長さが長くなるため、隅の角度は緩くなり、勾配は必然的に緩い物となるため、複雑な形状になる。平面で考えると出てこないが、立体としてとらえた場合には複雑な形状になっていることが分かる。また、隅棟がうまくでき上がらないと、雨漏りをする原因ともなりかねない。ただし、現在の部材はプレカットなど計算されているため、ずれることはまずない。 2024.01.26 住宅の部位について
住宅の部位について 建築用語『内樋』とは何か? 「内樋とは、屋根や壁の内側に作られる、外から見えない樋全般のことを言う。」屋根面の軒に近い方(軒先ではない)に作った溝のことを指すことが多い。屋根に落ちた雨水を受けて集め、竪樋に流す役割を持つ。勾配のない陸屋根でも、端の部分に内樋を通すことがある。別名、隠し樋。また、内樋の中でも断面が長方形の物は箱樋と呼ばれる。 外樋は、外から見える物全般を指し、軒先に作られる軒樋、地面に雨水を流す竪樋も外樋の一種。内樋は屋根に施工するため、軒樋よりも高コストだが、地上から樋が見えないので、屋根の外観をすっきりと見せることができる。落ち葉などが詰まると雨漏りをすることもあるため、定期的なメンテナンスが必要となる。 2024.01.26 住宅の部位について
建築の工法について 洋小屋とは?屋根の構造と特徴 洋小屋とは、洋風建築のことで、外来の屋根の構造をさす。 屋根を支える構造のことで、三角形を作るトラスによって屋根にかかる荷重をコントロールするところに特徴がある。柱に対して敷下駄を渡すことにより、三角形を構成していく。この上に母屋や棟木を渡し、垂木を一定にすることによって斜面を形成する。このトラス構造を持っていることから、梁間を広く取ることが可能となり、柱の数も減らすことができるため、洋小屋では広い間取りを取ることができる。 さらに、部材の長さも短くすることができるため、輪小屋ほどの長物の部材を必要としない。洋小屋の場合地組していくことになるため、クレーンがなければ施工していくことはできない。 2024.01.27 建築の工法について
建材と資材について 知るほど奥深い銅板の秘密 銅板とは、銅で作られた板のことです。 銅は金属の中でも古くから使われてきた素材であり、大気中で安定した保護膜を形成することができるため、耐久性に優れています。また年月とともに緑青色に変化する特徴を持っていて、コーティングや塗装でも表面処理した物がある。また、銅は伸びやすい金属でもあります。 銅は鉄に次いで文化的にも重要な意味を持って使われてきました。工業用にも多く使われてきており、銅自体が電気器具の配線にはかなりの量が使われています。銅板は耐久性も高いこともあり、屋根に使われていることもあります。 2024.01.25 建材と資材について
住宅の部位について ドレンとは?役割や掃除の重要性 ドレンの役割は、水抜きのために設置される装置であり、雨水や雑排水などの処理にも使用されます。管だけでなく、溝を付けたものもドレンと呼ばれ、意味は同じです。エアコンに取り付けられているドレンは、結露による廃液を排水するためにあるものです。日本建築の屋根は勾配が付けられるため、ドレンは必要ありませんが、屋上階がスラブなどで構成されている場合は、雨水を流すために樋と接続する必要があります。ベランダにもドレンが必要ですが、落ち葉などのごみによって詰まってしまうことがあるため、すぐに除去できる対策を講じる必要があります。ドレンが詰まったり、何らかの問題で逆流したりすると、他に配水する設備がない場合は、大きな問題となります。 2024.01.25 住宅の部位について
住宅の部位について 雪止め瓦で冬の安全対策を! 雪止め瓦とは、屋根に積もった雪が滑って落下しないように防止するために取り付けられている突起のある瓦のことです。大量に落下するのを防止するために取り付けられる物であり、屋根の流れ尻から1m程度の位置に設けておくことで、思わぬ事故を防ぐことができます。 雪止め瓦として一体化した物を施工することが一般的ですが、金属板瓦葺きには利用することができないため、あと付けすることができる雪止め金具も販売されています。非常シンプルな構造となっており、輪型や駒形の突起が作られているだけですが、単純に効果を上げやすいのが特徴です。少量の降雪に対して有効な方法であり、大量の降雪が見込まれる場合には、雪下ろしの邪魔になってしまうこともあり、取り付けることはありません。 2024.01.27 住宅の部位について
建材と資材について 土居葺きとは?日本家屋の伝統的な屋根葺き工法 土居葺きとは、瓦を葺くための下地として張られている薄板のことです。屋根に対して張りこまれる物で、水に対して耐性が求められるため、さわらや杉板が使われています。この上に土を盛ることで、瓦を敷くことができるようになります。大きな面積を占める板材となってくることから、どんどんと釘を打って固定します。この音がリズミカルに聞こえてくることから、とんとん葺きと呼ばれることがあります。人工材ではなく天然材を使っているため、湿気を吸収してくれて、換気ができるだけではなくて調湿もできます。これによって建物の風化を意識したりすることなく、自然に守ってくれる存在となるため、日本家屋で重要な意味を持っています。 2024.01.25 建材と資材について
住宅の部位について 棟とは?屋根の頂上部分を解説 建築用語で「棟」とは、屋根の頂上部分のことです。通常は水平な直線状に作られ、屋根面の交差する部分であり、中心にくる水平な棟の部分を「大棟」と呼びます。下り棟は、軒先や隅に向かい勾配が付けられている部分であり、大棟と区別されています。「棟の配置によって、屋根の種類は変わってくる」ため、下り棟の有無や配置でも屋根の種類を判別することが可能です。例えば、入母屋屋根は日本建築特有であり、その形により文化の違いも分かります。また、棟は台風などの風によってもっとも被害を受けやすい部分でもあるため、強度を保つためには定期的な手入れを繰り返していかなければいけません。棟は建物の重要部分となってくるため、「数えるときの単位として使われる」こともあります。大型住宅で用いられる物で、マンションなどを「1棟」「2棟」と呼びます。一般の住宅は「1戸」「2戸」で区別することができます。 2024.01.26 住宅の部位について