
陸屋根で快適な暮らし
陸屋根とは、屋根の形状のひとつで、傾斜の無い平面状の屋根のことです。「平屋根」とも言い、ビル、マンションなどの高層建築物に多く見られます。なお、陸屋根の“陸”とは、平坦、水平などの意味です。陸屋根には瓦を葺かないため、建設コストを抑えることができ、屋上スペースを活用して太陽光発電を設置したり、屋上庭園を設けたりできるなどのメリットがあります。従来の木造住宅では、陸屋根は雨漏りしやすいことなどを理由に、ほとんど採用されてきませんでした。しかし、防水技術等の進歩により、木造住宅でも陸屋根を設置でき、屋上に菜園などを作ることも可能になっています。豪雪地帯では落雪事故防止のため、鉄筋コンクリート構造の陸屋根住宅が増えています。