
知って得する!『天井伏図』の役割と見方
建築用語『天井伏図』とは、天井を見上げた状態を表した図面のことです。英語で言うと「Refrected Ceeling Plan」。工事の効率化を図るため、設備の配置を事前に決めるのに用いられ、平面図と対応させるために方向や尺度を合わせて描かれます。天井の形状、仕上げ材の種別、張り方、竿縁の周りや縁の有無と仕上げ、照明、冷暖房、換気用器具の位置などを指示します。一般的に、平面図と同じ縮尺で描かれ、天井伏図を作成するには専用のテンプレートを使用します。天井グリッドを設計し、照明、空調装置、及び煙検出器の位置を指定していきます。天井伏図は、設計図書に含まれる書類であり、「仕様書」「平面図」などの建築工事に必要な各種図面、仕様書と同様です。