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建築の工法について

寒中コンクリートの適切な施工方法とは?

寒中コンクリートとは、JASS5の定義によれば、コンクリート打設後の養生期間中に、コンクリートが凍結する恐れのある場合に施工されるコンクリートのことです。気温が低くなると、コンクリートが固まるのが遅くなったり、凍結したりして耐久性が低下します。このため、コンクリート標準指標では、日平均温度4度以下になると予想される場合には寒中コンクリートを施工することが定められています。
建築の工法について

型枠工事の基礎知識

型枠工事とは、コンクリートを使用する建築工事の際に必要な手順のひとつです。建造物の骨組みを鉄筋や鉄骨で作り、周りをパネル板で囲って中にコンクリートを流し込んで鋳造するための手法、または一連の作業のことを言います。具体的には、型枠の計画から、コンクリートをはじめパネル板などの材料の準備、下ごしらえ、パネル板の組み立て、検査、解体、整理などがあります。こうした型枠工事を専門職とするのが「型枠大工」であり、パネル板を加工して設置する役割を持ちます。型枠工事は、マンションやビルなどの高層建築物だけでなく、大規模な住宅の基礎や土台、道路、橋、トンネルなど、コンクリートを使用する工事はすべてこの型枠工事が行われます。近年では、コンクリートの打設にポンプ圧送工法が普及したり、型枠材として合板を用いたりするなど、工法の合理化、機械化が進められています。
建築の基礎知識について

建築用語『予定価格』って知ってる?

予定価格とは、主に工事で入札する前に発注者が予定している価格のことです。工事の内容や、技術的程度に応じて決まる発注側の「見積金額」のことだ。例えば、国の機関や地方自治体が工事などを発注する際、競争入札で予想される落札価格に上限を設定しておき、その範囲内で落札者を決めています。発注者はなるべく低い費用で工事などを請け負ってもらいたいと考えているため、予定価格を下回る入札をした業者の中から、もっとも低い金額を提示した業者に落札させます。一方、業者にとってはなるべく高い金額で工事などを受注したいと考えているため、予定価格ちょうどの金額で落札することが、大きな利益につながる場合もあります。通常は、予定価格の8割程度の価格で落札するのが相場だと言われています。
その他

ヘリンボーン:ニシンと杉の木の葉に由来する連続模様

ヘリンボーンとは、ツイードやコートなどによく見られる山と谷が見られる連続模様のことです。ニシンの骨に似ているということから、ニシンを意味するヘリングの名前がついています。日本では杉の葉にも見えることから、杉綾織と呼ばれることが多いです。ヘリンボーンの起源は古く、古代メソポタミアまでさかのぼることができます。メソポタミアでは、ヘリンボーン模様の織物は儀式用の衣類として使われていました。その後、ヘリンボーン模様の織物は古代ギリシャや古代ローマにも伝わり、貴族や富裕層の間で人気を博しました。中世になると、ヘリンボーン模様の織物はヨーロッパ全土に広がり、衣服やインテリアの装飾として広く使われるようになりました。特に、イギリスでは、ヘリンボーン模様の織物が軍服や制服として採用され、広く普及しました。第二次世界大戦後、ヘリンボーン模様の織物はアメリカでも人気を博し、ファッションやインテリアの分野で広く使われるようになりました。現在では、ヘリンボーン模様の織物は、世界中で人気のある模様のひとつとなっています。
建築の設備について

浄水器の基礎知識

浄水器とは、水道水をろ過する装置のことを指す。活性炭やセラミックによるろ過で残留塩素、カルキ臭、カビ臭、有機物を取り除き、さらにろ過膜によって鉄サビ、カビ、細菌を除去する。浄水器には、蛇口の先端に直接取り付けるタイプ、水栓に浄水カートリッジが組み込まれた水栓一体型、キッチンのシンク下に取り付けるビルトイン型などがある。多くの浄水器は、活性炭式とろ過膜式を組み合わせたもので、ミネラル分は通過させて水のおいしさを残すようになっている。浄水器は一定期間使うと不純物が付着するため、表示されている期間内にカートリッジの交換が必要である。また、浄水器によっては抗菌作用や滅菌機能が搭載されているものもある。
建築の基礎知識について

建築用語「光束(こうそく)とは」その意味と計算方法

光束とは、光の明るさや強さを表す量のことです。光源から発せられる光のエネルギーのうち、人間の目でとらえられる光の量を光束といいます。光束の単位はlm(ルーメン)で、照明用光源の明るさを表すときに多く用いられます。明るさというものは、視覚の感覚にとらわれ、個人差が生じてしまいます。そこで、平均的な観測者の視覚ということを基準とし、標準比視覚感度という規定が作られました。これを使用することで、物理的に光束を算出することができるようになりました。光束を光の線ととらえるのであれば、これが立体的角度密度を持ったときには、光度と呼びます。光度の単位はcd(カンデラ)で、まぶしさを表す際に使用されますが、光束を単位立体角で割ったものになります。
建材と資材について

建築用語『光沢』とは?

光沢とは、材料や塗装面などに見られるツヤのことを言う。この反射が起こるものの体表面を、光沢っていると表現される。その反射を鏡面光沢(ピアノなど)」「絹糸光沢(サテン光沢)」「五分ツヤ(二半ツヤ)」「三分ツヤ」などの言葉の表現がある。ガラスや金属だけでなく、石材に光沢を出したいときには、建築石材用のコート剤を使用。コート剤を使用した石材は、表面に硬い透明皮膜を形成して光沢を出し、未処理の石材と比べて水にぬれても滑りにくく、風化や劣化の抑制効果が期待できる。
建材と資材について

サンドイッチパネルとは何か

サンドイッチパネルの構造とは、2枚のパネルを貼り合わせて作る方法のことです。強度が高い材料の場合には、間に性質の異なる発泡材を挟み込む方法もあります。異素材を組み合わせることによって、様々な性能をもたらすことができるようになります。軽量にすることや、断熱性や強度を上げるなど、複合化することによってメリットを高められるのが特徴です。施工性を上げるためにサンドイッチパネルを使う場合もあるため、設計思想によっても使い分けられます。自動車では、鋼板を使いつつ、間には樹脂を接着することによって、粘りを持たせるという方法もあります。建築以外に使われることも多く、耐火性や耐久性を高めながら利用されています。
住宅の部位について

袖瓦について知ろう

袖瓦とは、切り妻屋根の妻側に用いられる瓦のことです。軒瓦と同様に、袖垂れと呼ばれる垂れがついているところに特徴があります。左側に袖がある場合には、左袖や左勝手、右の場合には右袖や右勝手と呼びます。袖によって大袖や小袖と呼ばれるものもありますが、この袖が風の影響を受けやすくなるため、釘で固定されるところが他の瓦と異なります。妻側のことを螻羽と呼ぶことから、袖瓦をけらば瓦と呼ばれることもあります。形が異なるものとしては、中村袖瓦や丸覆袖瓦、車袖瓦といった種類が存在しています。袖瓦では、見える部分になってくることから、下端が必ず一直線にならなければ美しい納まりにならないため、きれいな仕事にすることが必要です。
住宅の部位について

建築用語『階高』とは?確認ポイントやリフォームとの関係

階高とは、複数の階層がある建築物において、下階の床の高さと上階の床の高さが生み出す高さのことです。また、リフォームという文脈では、マンションなどで下の階の床仕上げ面から上階の床仕上げ面までの高さを意味します。躯体(くたい)天井高という場合には、階高から天井スラブ厚を引いた高さを表します(スラブ=コンクリート製の構造部分)。階高は、リフォームなどで変更することができない部分であるため、物件の購入前に確認が必要です。おおむね階高が3m以上ある物件であれば、床下・天井裏に配線・配管を通すための十分な空間が確保され、かつ直床・直天井ではなく二重床・二重天井となっていると推測されるため、将来のリフォームがしやすい物件であると考えてよいでしょう。
関連法規について

監理技術者とは?役割や資格取得方法について解説

監理技術者とは、施工の技術上の監理をつかさどる技術者であり、公共工事、民間工事を問わず、個人住宅を除くほとんどの工事で、現場ごとに専任で配置しなければならない。監理技術者の職務は、施工計画の作成、工程管理、品質管理、その他技術上の官営及び工事に従事する者の指導監督だ。特に、下請負人を適切に指導、監督するという総合的な役割を担うことから、主任技術者よりも厳しい資格や経験が求められる。監理技術者の資格は、指定建設業では一級国家資格等が必要である他、指定建設業以外の22業種では、一定の実務経験を積めば取得可能だ。
住宅の部位について

軸回しとは何か

軸回しとは、仏間に設ける襖戸のこと。 扉を開いた状態で両側にスライドさせて格納できる建具です。開いた状態でスライドしていくため、仏壇と干渉することがなく、邪魔になることがない方法と言えるでしょう。扉角の洋のレールを敷かなければならないため、ある程度の幅も必要となってきます。仏壇を見えなくできる関係上、電源を使う場合には、内部に用意しておかなければいけません。仏間に使われるだけではなく、洋間にも応用されている物が増えています。開き戸ではどうしてもデザイン的なおさまりが悪いときには、軸回しにすることによって、扉は壁の中に収めることができるようになるため、すっきりしたイメージを作り出せるでしょう。
建築の基礎知識について

防水層とは?種類や耐用年数、建物のライフサイクル

防水層とは、防水の役割を有する層のことであり、無機質または有機質の材料で不透水の層を形成します。その役割は、建物を水から保護することであり、雨水や湿気、地下水などの浸入を防ぎ、建物の耐久性や居住性を高めます。防水層は、アスファルト防水層、シート防水層、塗膜防水層、その他(モルタル防水など)に分類され、それぞれに特徴があります。マンションでは、合成繊維にアスファルトを含ませたシートを、何枚か重ねて防水層を形成する方法が、一般的に採用されています。また、地下室などでも、地下からの水の侵入を防ぐため、防水層を設けることがあります。防水層の耐用年数は、仕様や工法、断熱材の有無、保護材の有無、屋上の使用頻度等の要因により大きく異なります。鉄筋コンクリート造の建物だと、平均60〜65年程度と言われており、建物のライフサイクルの中で2〜4回の防水改修が必要となります。
住宅の部位について

建築用語『専用住宅』の意味と種類

専用住宅とは、居住のみを目的として建てられた住宅のことです。比較される用語として、「併用住宅」と「共同住宅」があります。「併用住宅」は、店舗・診療所などの事業用部分が居住用部分と結合している住宅で、「共同住宅」は、ひとつの建物で1世帯の生活単位となる戸室が2つ以上あり、各戸室または建物に付属して各世帯が炊事を行なう設備がある物のことです。ひと口に「専用住宅」と言っても、その形は社会の変化に応じて流行があり、平屋住宅や2階建て住宅、和風住宅や洋風住宅など様々な種類があります。また、在宅介護ができるように二世帯住宅や三世帯住宅、そしてバリアフリー住宅などの「専用住宅」もあります。
建材と資材について

筋かいプレートで建物をより強固に

筋かいプレートとは、筋違を取り付けるときに使われているプレートのことである。従来工法に対して筋違を用いる場合、釘で留めたりしても、接続は確実に行われず、力を受けとめきれなくなってしまう。そこで、確実にするために、プレート状になった筋かいプレートを取り付けて接続する。サイズは30mm×90mm以上と、45mm×90mm以上の筋かいにあわせた物がある。筋かいプレートの取り付けには、スクリュー釘と角根平頭ボルトを使っていく。筋かいプレートを取り付けることによって、地震が起きたときにこの筋違が引き抜かれてしまう力に対して耐えられるようになるため、建物を守ることができるようになる。他の金物との緩衝も防ぐことができる。
住宅の部位について

【建築用語】オープンシェルフとは?

オープンシェルフとは、扉のついていない棚のことです。本棚として用いられたり、小物等などを飾る棚として用いられたりするほか、テレビ台と組み合わせた収納としてもオープンシェルフが用いられる場合もあります。近年は背が高く収納力の高いオープンシェルフが増えているため、設置する際には床にかかる荷重も大きくなりがちです。積載荷重が大きくなる際には床の補強が必要となるため、設置する場所には十分注意する必要があります。
建築の設備について

エレベーターシャフトとは?構造と特徴を解説

エレベーターシャフトとは、エレベータが走行する縦穴上の空間をさします。 エレベーター昇降路とも呼ばれ、主に鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造で構成されています。また、シャフト部材と機器本体を一体で工場にて製作し、現場に据え付けるタイプのシャフト一体型も存在します。エレベーターシャフトの面積は、スキップフロアなどで着床できない階があることが明確な場合を除いて、原則として各回の床面積に算入されます。性質上、エレベータシャフトは垂直方向の吹き抜けとなるため、設計には防火区画などの建築基準法及び消防法双方の知識が必要です。さらに、エレベータシャフトの壁は不燃材料とすることが決まっており、シャフト内にはエレベーターに必要な配管以外はしないことになっています。
建材と資材について

一般錆止めペイントの知識を身に付けよう

一般錆止めペイントとは、鉄の酸化を防ぎ、赤錆を防止するための塗料のことです。安価で手に入り、作業性にも優れているため、広く普及しています。一般錆止めペイントは、金属表面に被膜を形成することによって、酸素との接触を遮断し、錆の発生を防ぎます。被膜は、天然顔料である3酸化2鉄を主成分とした無機顔料であるベンガラが使われることが多く、赤錆色のものがほとんどですが、近年ではグレーや白などの塗料も登場しています。
建材と資材について

赤さびの正体と恐ろしさ

赤さびとは、鉄が大気中や水中の酸素によって酸化され、酸化第二鉄になったものです。名前の通り、赤色を呈しています。赤さびはもろく、発生すると構造体の強度を落とすうえに、水に溶けやすく、さびの進行が速いのが特徴です。住宅では、水道管に発生するものがもっとも一般的で、かつ被害が甚大です。鉄を材料に用いている以上、赤さびの自然発生を避けるのは非常に困難と言えるでしょう。同じさびでも、黒さびと呼ばれる四酸化三鉄は、赤さびと異なり酸化鉄の密な構造です。黒さびは自然発生することはなく、人工的に高熱をかけたり、メッキ処理をしたりすることで材料表面を修飾することによって作られます。表面を黒さびの膜で覆うことによって、さびの劣化から鉄材料を守る働きがあります。
住宅の部位について

縦繁障子とは?

縦繁障子(たてしげしょうじ)とは、縦方向の桟が多く組まれた障子のことです。一般に、縦に細長いものを横に連続して並べることを縦繁と言い、逆に横に細長いものを縦に連続して並べることは横繁と言います。縦繁障子は、関西に多く見られるつくりです。縦繁障子は、縦に桟が組まれているため、光を多く取り入れることができます。また、縦のラインが強調されるため、すっきりとした印象を与えます。さらに、横桟を多く組んだ障子の横繁障子よりも、風通しが良くなります。
建材と資材について

特殊加工化粧合板とは?種類と特徴を解説

特殊加工化粧合板とは、合板の一種であり、合板表面に塗料や紙、布といった材料を張り付けて作られたものです。合成樹脂化粧合板、プリント合板、塩化ビニル樹脂化粧合板など、種類は様々あります。基材となる合板の上に対してオーバーレイ加工したもので、様々な模様や風合いを人工的に作り出すことができます。貼り付けて作られていくため、科学的に様々なものを作り出していくことができます。プリント合板などでは、印刷の仕方によっては、一目で天然目との違いが分からないことすらあります。天然目と比較すると価格も抑えることができるため、建築物の内部で使われているだけではなく、家具などでも使われていることが多いです。
住宅の部位について

役立つ知識!ロールスクリーンの選び方

ロールスクリーンとは、ロール状の布をコードで引き下げたり、巻き上げたりすることで開閉するカーテンの一種です。吊りカーテンに次いでよく使われるスタイルで、部屋の仕切りや押し入れなどの目隠しにも用いられます。下ろしたときに1枚の大きな布のようになるため、布の絵柄を見せるインテリアとしても使用されることが多く、開閉方式にはスプリング式とチェーン式の2種類があります。スプリング式は、生地の下部のバーに付いたコードを引くことで自動的にカーテンが巻き上がる構造で、チェーン式は、サイドのチェーンを操作することで上げ下げする構造です。チェーン式は、床に近い位置までカーテンをかけたいときに適しています。
住宅の部位について

ヘアクラックの原因と修理方法

ヘアクラックとは、建物の外壁、内外壁、基礎などに発生する小さな亀裂やひび割れのことを指します。構造上避けられないものである外壁のコンクリートやモルタル壁などに生ずるわずかなすき間のひび割れのことで、有害度の低いものを指します。「ヘア」と言うように髪の毛程度の亀裂のことを指しますが、明確なサイズの定義はありません。一般的には、コンクリートの有害なひび割れは0.3mm以上、漏水箇所は0.2mm程度と言われているため、その幅より小さいひび割れをヘアクラックと呼ぶことが多いです。
建築の基礎知識について

柱形とは何か?デザイン性の高い壁の突出部分のこと

柱形とは、壁から突き出して半面だけ見えている柱のことです。 また、柱として構造の荷重を担っているわけではないが柱の形をしている物のことも柱形と呼びます。壁式構造の建物では柱がない場合が多いですが、デザインとして柱のように壁を突出させている部分のことを柱形と言います。西洋の古典様式の柱をかたどっている物は、特にピラスターと呼ばれます。類似の言葉に梁形があります。梁形とは、天井の懐寸法よりも梁成が大きい際に天井面から飛び出している梁の部分のことを言いますが、梁の形その物のことや、天井を突き出させて梁のように見せている部分のことも梁形と言います。 デザイン性の他、鉄骨造では柱のまわりに耐火被覆を施し、その仕上げとして柱形で覆う、という場合もあります。
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