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住宅の部位について

縁の歴史・種類について

「縁」とは、建物の外側にある板張りの部分のこと。平安時代に、仏堂内部に床板を張るようになると周囲に縁ができた。回廊上になった縁は廻縁と呼ばれている。近世になってから、住宅などで外部との境にも建具を設け、内部に取り込まれて縁側となり、外部の物を濡れ縁と呼ぶ。居室の外側に設けられた縁を濡れ縁と呼ぶようになった由来は、雨風を防ぐ壁などがなく、雨に濡れてしまうので濡れ縁と呼ばれるようになったというもの。奈良時代の建築では唐の建築様式を踏襲していたが、平安・鎌倉時代になると、軒の出が次第に深くなった。これは、雨から縁や壁を守るため、という意味合いもあった。「えん」ではなく「ふち」と読む際には、天井部分に取り付けられる部材をさす。例えば、廻り縁天井と壁の取り合い部に、室内を一周する部材のことである。
住宅の部位について

雪止め瓦で冬の安全対策を!

雪止め瓦とは、屋根に積もった雪が滑って落下しないように防止するために取り付けられている突起のある瓦のことです。大量に落下するのを防止するために取り付けられる物であり、屋根の流れ尻から1m程度の位置に設けておくことで、思わぬ事故を防ぐことができます。雪止め瓦として一体化した物を施工することが一般的ですが、金属板瓦葺きには利用することができないため、あと付けすることができる雪止め金具も販売されています。非常シンプルな構造となっており、輪型や駒形の突起が作られているだけですが、単純に効果を上げやすいのが特徴です。少量の降雪に対して有効な方法であり、大量の降雪が見込まれる場合には、雪下ろしの邪魔になってしまうこともあり、取り付けることはありません。
建築の基礎知識について

気密住宅の基礎知識とメリット・デメリット

気密住宅とは、隙間相当面積が床面積1平方メートルあたりに対して5.0平方センチメートル以下になるような、隙間の少ない住宅のこと。 隙間相当面積とは、機密を指す数値になるが、隙間面積を延べ床面積で割ったものになるため、少なければ少ないほど高い性能を持つ気密住宅になると言える。これをC値と呼んでいるが、次世代省エネルギー基準では、細かな規定が存在したものの、2008年改正によって規定自体は削除された。2×4工法などでは、隙間が少なくなるため、省エネルギー化を目指すことが可能。寒冷地では2平方センチメートル以下、一般地域では5平方センチメートル以下にすることによって、現在の高気密住宅としている。隙間がなくなり、エネルギーの消費を削減できるが、機密が高いために自然換気が難しく、24時間換気システムが不可欠だ。
住宅の部位について

間柱とは?その役割と種類

間柱とは、柱と柱の間に入れる、柱より細い垂直方向の材のことです。間柱は各階の梁、桁を支えるもので、階高を超える長さになることはありません。また、軸組構造に使われ、大壁造りでは、通常の柱の1/2や1/3割材を使用します。横架材には大入れで釘打ち、もしくは短ほぞ差しで釘打ちして止め付けます。石膏ボードやサイディングなどの壁材を固定するための下地材であり、そのため間柱は壁の厚さによってサイズが変わります。主に木造や軽量鉄骨建築物に使われることが多いです。
建材と資材について

建築用語『塩化ビニル樹脂』とは?

塩化ビニル樹脂とは、塩化日にビニルを重合させて得られる高分子化合物であるポリ塩化ビニルを指し、塩ビ、あるいはビニールと略される。PVCと表記される場合もある。 もっとも一般的な熱可塑性プラスティックで、各種日用品の他、ボードや壁紙の表面材など幅広く使われている合成樹脂だ。塩化ビニル樹脂は、硬質と軟質の2つのタイプに大別される。軟質ポリ塩化ビニルアは、ソフトビニール、ソフビなどと呼ばれる。 塩化ビニルを重合させただけの樹脂は硬くてもろく、劣化しやすい。利用するためには可塑剤と安定剤を加えなければならない。 添加する可塑剤の量によって皇室にも軟質にもなることが知られている。優れた耐水性・耐酸性・耐塩基性・耐溶剤性を持つことが知られている他、難燃性であり、電気絶縁性である。
建築の設備について

建築用語『水噴霧消火設備』とその仕組み

水噴霧消火設備とは、スプリンクラーのように散水して消火する設備のことです。噴霧ヘッドから放射状に散水することで、火を包んで消火することを目的としています。スプリンクラーと比べて、水噴霧消火設備は散水される粒が小さく細かいのが特徴です。これによって、水分を急激に蒸発させることができるようになり、気化熱の効果によって火災時に発生する熱を奪い取り冷却することができるのです。また、噴霧することによって、水蒸気も発生させることができ、燃え続けるためになくてはならない酸素も遮断する役目もあります。一般的なスプリンクラーよりも水圧を高めてあるだけではなく、ヘッド部分も異なるものを使用しているのが特徴です。
建築の設備について

3相3線式ってなんだ?

3相3線式とは、一般家庭用電源ではなく、動力用としてよく利用される配電方式です。3本の交流電源を使用するのが特徴で、位相は120度ずつずらされています。3相の電流の和がゼロになることも特徴であり、帰りが不要になります。帰りが必要な場合は、3相3線式では対応できないため、3相4線式にする必要があります。3相3線式は、小さなビルではポンプやファンに使用されることが多く、エレベーターの動力用に使用されることもあります。基本的には200V以上で使用されることが多いため、小規模店舗などでは使用範囲が限定されます。単相3線式もありますが、大きなブレーカーが取り付けられている場合、見ただけでは区別がつきません。
住宅の部位について

建築設計におけるレイアウトの重要性

建築用語の「レイアウト」とは、建物や部屋、および内部空間を配置して決定することです。レイアウトは、建築設計、造園設計、インテリアデザインなどの分野で使用されます。また、レイアウトとは、新聞や雑誌、広告の図やコピーなどを配置することでもあり、小売店や展示会での棚、商品、什器の配置を決定することでもあります。レイアウトは、同じ部屋、同じ家具でも、その配置によって部屋の印象や使いやすさ、快適性などが変わってきます。すでにある部屋の家具のレイアウトや壁紙などを変えることを「模様替え」と言います。
建材と資材について

建築用語『アンカー』基礎や器具などを固定する金属製部品について

アンカーとは、部材や器具などを建物へ取り付けるために打ち込む、抜けにくい構造をした鋲のことです。船のいかりの「Anchor」が語源です。アンカーを固定する方法には、いくつかの種類があります。基礎と土台を直径15mm、長さ550mm程度の鉄製のアンカーボルトでつなぎ、基礎コンクリートを流す際に埋設する「埋め込み式」。ネジを利用して羽根がパンタグラフのように開いて固定する「はさみ固定式」。そして施工後の壁面に打って固定する「内部拡張式」などです。
建材と資材について

砕石コンクリートとは?特徴とメリット

砕石コンクリートとは、粗骨材に人工骨材である砕石を使っているコンクリートのこと。川砂利を使った粗骨材は手に入りにくくなったことから、使われることが多くなった。粗骨材は、コンクリートの強度に大きく影響することになるため、耐久性や形状、粒度が安定していることが求められる。接着性も重要なポイントになってくるため、砕石のもつ表面積が重要である。粒度も安定させられるため、活用される機会が増えた。川砂利に比べて付着がよく強度は15%以上高まることが一般的である。砕いた骨材であるため川砂利のように角が丸まっておらず、角張っていることから、作業性を考えると劣ってしまう。
住宅の部位について

書院造りとは?その歴史と特徴を徹底解説

書院造りの起源は、平安時代の貴族の住居である寝殿造りにあります。寝殿造りは、建物の中央に寝殿があり、その周りに渡り廊下や対屋が配置された開放的なつくりでした。書院造りは、寝殿造りの基本的な構造を踏襲しながら、襖、障子などの間仕切りを発達させ、個々の部屋を独立させることで、よりプライベートな空間を実現しました。書院造りの歴史は、鎌倉、室町の武家時代にさかのぼります。武家たちは、寝殿造りの開放的なつくりを好まず、よりプライベートで防備のしやすい書院造りを好みました。書院造りは、室町時代中期に完成し、桃山時代には、華麗な装飾が施された書院造りが流行しました。江戸時代になると、書院造りは、武家屋敷や寺院、茶室などで用いられるようになりました。現代では、書院造りは、伝統的な日本建築の代表的な様式として、住宅や公共施設などに用いられています。
建材と資材について

輸入材・国産材について

輸入材とは、外国から輸入された木材のことです。それに対して国産材とは、日本国内で生産された木材を指しています。近年の日本の材木需要量の年間約1億㎥のうち、7割以上は輸入材に頼っています。平地が少ない日本ゆえのやむを得ない事情である一方、国の森林を伐らずに輸入材に頼っているといった批判の声もあります。輸入材は、主に米国、カナダ、マレーシア、ロシアなどから輸入されています。
関連法規について

建築用語『42条2項道路』とは

42 条 2 項道路とは、建築基準法で道路とみなされるもののことで、みなし道路や単純に 2 項道路と呼ばれることもあります。 建築基準法が施工された昭和 25 年 11 月 23 日から現在に至るまでに作られた道路で、建物が立ち並んでいるところの幅員 4m 未満が相当します。道路の中心線を引いた場合、2m 離すことができれば、建築することができるようになります。ただし、これにも条件があり、反対側が川や崖といった場合には、4m 後退しなければいけません。42 条 2 項道路は、当該役所で調査することができます。基準時以前からある場合には、すぐに撤去する必要はありませんが、改築や増築の場合には、撤去を含めて検討していかなければなりません。建築基準法上認められなくても、あとから認められるケースもあります。
建材と資材について

建築用語『再生繊維』とは?

再生繊維とは、化学繊維の一種でセルロース系繊維や化学系繊維のことです。植物系のセルロース系繊維は、化学的に取り出したセルロースを繊維に再生した物で、吸湿性が高く放湿性も高いです。キュプラやレーヨンが該当しますが、植物繊維をもとにした物であるため、生分解性を持っています。環境負荷も少なく抑えることができます。静電気を発生しにくく熱にも強い特徴を持っていますが、すれてしまうと褐色化してしまうという欠点を持っています。化学繊維は、ペットボトルを使って再生した繊維であり、再生繊維ではあるものの、原料がポリエステル繊維と同様に使えることから、マテリアルリサイクルと呼ばれる再生方法です。
建材と資材について

システム家具とは?特徴とメリットを解説

システム家具の特徴とは、ユニット家具とも呼ばれ、各パーツになっている部材を組み合わせた家具のことです。システム家具は、寸法が規格化されてできあがってくるため、モジュール単位で考えることによって、空間を構成する場合に分かりやすいという特徴があります。天板や側板、棚板まで規格化されているため、図面上で配置をしても狂いが少ないのが特徴です。家に合わせて寸法を割り出して作る、オーダー家具である造作家具とは正反対の位置にあります。システマチックにコーディネートできるのが最大のメリットであり、大きな物から小さな物まで取り揃えていくことで機能するのもシステム家具の特徴です。様々なシーンに対応できるようになっているが、オーダー家具ほどぴったりと収まりが取れるわけではないという点にも注意が必要です。
住宅の部位について

役立つ知識!ロールスクリーンの選び方

ロールスクリーンとは、ロール状の布をコードで引き下げたり、巻き上げたりすることで開閉するカーテンの一種です。吊りカーテンに次いでよく使われるスタイルで、部屋の仕切りや押し入れなどの目隠しにも用いられます。下ろしたときに1枚の大きな布のようになるため、布の絵柄を見せるインテリアとしても使用されることが多く、開閉方式にはスプリング式とチェーン式の2種類があります。スプリング式は、生地の下部のバーに付いたコードを引くことで自動的にカーテンが巻き上がる構造で、チェーン式は、サイドのチェーンを操作することで上げ下げする構造です。チェーン式は、床に近い位置までカーテンをかけたいときに適しています。
住宅の部位について

テラスで楽しむアウトドアリビング

テラスとは、家屋の母屋から建物外部に突き出した部分を指す建築用語です。 戸建住宅や、専用庭のあるマンションの1階に設けられることが多く、通常は掃き出し窓や扉などによって屋内とつながっています。 また、土の庭にもそのまま出入りすることができます。 テラスには、コンクリート製のものの他、レンガ、タイル貼り、石貼り、ウッドデッキなど、材質の違いがあります。 また、周囲を枠や柵で囲まれているものや、屋根の有無など、様々なバリエーションがあります。 なお、2階以上に作られた家屋の突き出し部分は「バルコニー」や「ベランダ」と呼ばれます。
建材と資材について

骨材とは? 種類や用途、選び方まで初心者でもわかりやすく解説

骨材とは、コンクリートに混合させる砂利や砂などのことです。骨材は、コンクリートの強度を高めたり、コストを節約したりする目的で用いられます。骨材は、粒径によって、粗骨材と細骨材に分類されています。粗骨材は、大きな砂利や砕岩など5mm以上の物が85%以上含まれる骨材を言い、細骨材は、10mmのふるいをすべて通過し、5mm以下のものが重量の85%以上含まれる川砂などの骨材を言います。
建築の設備について

同時給排気型レンジフードのメリットと特徴

同時給排気型レンジフードは、高気密住宅に取り付けることによって、換気計画にのっとり、さらに高い効果を発揮できる。高気密住宅とは、外気の影響を受けにくくするために、気密性を高めた住宅のことである。気密性を高めることで、外気からの冷気や暑気を遮断し、室内の温度を一定に保つことができる。また、外気からの騒音も遮断することができる。しかし、気密性を高めることで、換気が不足しがちになるという問題もある。同時給排気型レンジフードは、給気と排気を同時に行うことができるため、排気したときに起こる負圧の発生を抑制することができる。負圧が発生すると、ドアの開閉が困難になったり、隙間風が発生したりする。また、排気不足になると、調理中に発生した油煙や臭いが部屋に充満してしまう。同時給排気型レンジフードは、これらの問題を解決することができる。給気と排気を同時に行うことで、負圧の発生を抑制し、換気を促進することができる。また、排気能力が高められているため、調理中に発生した油煙や臭いを効率よく排出することができる。
建築の基礎知識について

建築用語『民芸』について

「民芸」とは、芸術家によって行なわれる物ではなく、民衆による芸術のこと。鑑賞を目的とする芸術とは異なり、実用性が重視されているところが大きな違いとなってくる。農民を中心として広まっていった物であり、漁師や猟師といったところでも生活様式とともに発展をしていった。保守的な生活環境が多かったため、大きな変化を見せることなく、独自の形を保っていく。そのため、ルネッサンスやバロックといった芸術様式が成立しても、ほとんど影響を受けることがなかった。地域的な特性などを強く持っており、素朴で単純な作りが多くみられるのは、こうした保守性によるところが大きい。中には装飾性が重視されて鮮やかに作られている物もある。
建材と資材について

建築用語「赤身」とは?その特徴と使い方

赤身とは、木材の心材部分の別称です。辺材に比べて赤みを帯びていることから赤身と呼ばれています。辺材はこれに対しては白太と言い、樹木の幹の外側から内側に向かって色合いが変化していきます。辺材は、樹木の幹の外側を構成する部分で、まだ生きている細胞が含まれています。そのため、水分が多く、強度が低く、虫がつきやすいという特徴があります。一方、赤身は、樹木の幹の内側を構成する部分で、死んだ細胞が含まれています。そのため、水分が少なく、強度が高く、虫がつきにくいという特徴があります。その結果、赤身部分は辺材よりも耐久性が高く、腐りにくい性質を持っています。
住宅の部位について

天袋→ 和室の天井収納のすべて

天袋とは、部屋の天井に接して設けられた収納スペースのことです。一般的に、押し入れの上部に位置する収納部分のことを指します。天井面にあるため、日常的に頻繁に使用する物の収納には適しませんが、奥行きが深い構造になっていることが多く、季節外れの衣料品、飾り物、思い出の品などを収納するのに便利です。天袋の由来は、床の間の脇にある床脇と呼ばれる部分の上部に設けられた袋戸棚のことです。戸には、小さな襖をはめたり、木目の美しい木材を用いた化粧板を貼ったりと、見た目にも鮮やかなものを用いることが多く、装飾的な役割も果たしていました。押し入れとセットで設置されるイメージが強く、家を建てる際には押し入れがあれば天袋も付いてくると思いがちですが、場合によっては追加注文になることもあるため、注意が必要です。
建材と資材について

一文字瓦:軒先をすっきりさせる美しい瓦

一文字瓦(「一文字瓦」とは、軒先側の下端が一直線に並ぶように作られた瓦のこと。前垂れ下端が直線になるように作られている軒先瓦だ。一文字瓦は、一文字唐草と呼ばれることも。直線にそろえるということは、微妙な調整が必要となり、高い技術が要求される。)』とは、軒先側の下端が一直線に並ぶように作られた瓦のことです。前垂れ下端が直線になるように作られている軒先瓦であり、一文字唐草と呼ばれることもあります。直線にそろえるためには、微妙な調整が必要となり、高い技術が要求されます。
建材と資材について

透湿抵抗とは?建築用語を解説

透湿抵抗とは、材料内の湿気がどれほど移動しにくいのかを表している係数のことです。材料内を湿気が通過する量を表しているのが透湿係数であり、透湿抵抗の逆数として扱われています。単位は(m・s・Pa)/ngで表記されます。数値が小さくなれば、その分だけ湿気である水蒸気を通しやすいと言えることから、外壁に使った場合には、室内の結露が起きにくくなります。断熱層室内側の施工材料の透湿抵抗合計に対して、外気側に施工されている透湿抵抗で除したものを透湿抵抗比と呼びます。この値が大きいほど、室内側では湿気が通りにくく、外気側では湿気を吐き出すことになり、内部結露がしにくいということが分かります。ただし、断熱層が均一に構成されている壁しか対象にできません。
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