内部結露とは?原因と対策を徹底解説

内部結露とは?原因と対策を徹底解説

建築物研究家

内部結露とは、空気が冷やされていく過程で含まれている水分が液体として現れていく現象を結露と呼ぶが、これが室内で発生することを言う。壁の内側や床下で発生するため、カビやダニの発生原因となってしまうことが問題視される。こうした問題がシックハウス症候群の原因のひとつであり、結露することによって部材の強度を落としてしまうことで、建物全体の耐久度を下げてしまう。

建築を知りたい

内部結露を防ぐ方法はありますか?

建築物研究家

室内に使われている断熱材の内側に防湿層を設けることで、内部結露を防止することもできる。これにより、壁の内部に空気が通るようになり、外部に水蒸気を排出することができるためだ。他にも室内の水蒸気を外部に排出する装置を付けて内部結露を防止する方法もある。

建築を知りたい

なるほど、内部結露を防ぐためには、断熱材の内側に防湿層を設けたり、水蒸気を外部に排出する装置を付けたりする必要があるのですね。

内部結露とは。

内部結露とは、空気中の水分が冷やされて液体となって現れる結露が、部屋の中で発生する現象のことです。壁の内側や床下で発生することが多く、カビやダニの原因となってしまいます。内部結露は、シックハウス症候群の一因にもなり、建物の耐久性も低下させてしまいます。

内部結露を防ぐためには、室内の断熱材の内側に防湿層を張ることが有効です。これにより、壁の内部に空気が通るようになり、水蒸気を外に排出することができます。また、室内の水蒸気を外に排出する装置を取り付けることで、内部結露を防ぐこともできます。

内部結露のしくみ

内部結露のしくみ

内部結露とは、空気中の水分が、空気の温度が下がることで飽和状態を超え、水滴として現れる現象です。内部結露は、壁の内側や床下など、室内の湿度の高い場所で発生しやすく、カビやダニの発生原因となります。また、結露は、建物の耐久性を低下させる原因にもなります。

内部結露が発生するしくみは、以下のとおりです。

1. 室内の空気には、水蒸気が含まれています。
2. 室内の空気が冷やされると、水蒸気の含有量が多くなり、飽和状態に達します。
3. 飽和状態に達した空気は、さらに冷やされると、水蒸気が水滴として現れます。これが、内部結露です。

内部結露を防ぐためには、室内の湿気をコントロールすることが重要です。室内の湿気をコントロールするには、以下の方法があります。

* 換気を十分に行う。
* 除湿機を使用する。
* 洗濯物を室内に干さない。
* お風呂や調理の際は、換気扇を回す。

内部結露が発生する原因

内部結露が発生する原因

内部結露が発生する原因はいくつか考えられます。結露とは、空気が冷やされていく過程で含まれている水分が液体として現れていく現象ですが、これが室内で発生することを内部結露と言います。外部の温度に比べて室内の温度が高い場合、室内で発生した水蒸気が壁や床などの冷えた部分にぶつかって水滴となって現れます。

内部結露が発生する原因としては、断熱材の不十分な住宅や、換気扇や空気清浄機などの換気システムが不十分な住宅などが挙げられます。また、冬の結露は、室内の暖房によって湿度が高くなり、冷たい外気と接触した際に結露が生じるケースが多いです。

内部結露は、カビやダニの発生の原因となり、シックハウス症候群を引き起こすこともあります。そのため、内部結露を防ぐためには、断熱材の施工を適切に行うことや、換気システムを整備することが重要です。

内部結露を防ぐ対策

内部結露を防ぐ対策

内部結露を防ぐ対策としては、断熱材と防湿層を組み合わせた構造が有効である。断熱材は熱を遮断することで、壁の内部の温度を一定に保つ効果が期待できる。また、防湿層は水蒸気を遮断することで、壁の内部に水蒸気が侵入するのを防ぐことができるため、内部結露の発生を抑制することができる。

内部結露を防ぐためには、室内の湿度を下げることも重要である。湿度の高い部屋は、内部結露が発生しやすいため、換気扇や除湿機を使用して、室内の湿度を下げることが望ましい。また、洗濯物を部屋干しするのも、室内の湿度を上げる要因となるため、部屋干しは避けたほうがよいだろう。

内部結露が発生したらどうする?

内部結露が発生したらどうする?

内部結露が発生したら、すぐにその原因を突き止めて対処することが大切です。原因が壁や床の断熱材の不備によるものである場合は、断熱材を補強したり、防湿層を設置したりすることで対処することができます。

また、室内の湿気が多いことが原因の場合は、換気をよくしたり、除湿機を設置したりすることで対処することができます。内部結露は、建物の耐久性を低下させるだけでなく、カビやダニの発生の原因にもなるため、早期に対処することが大切です。