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建材と資材について

反りとは?建築用語解説

建築用語『反り』とは、板材や角材などの反りのことで、幅反りと縦反り(弓反り)がある。片方の場合もあり、両方現れる場合も。材料の材質に異方性がある場合、熱や湿分や水分の増減によって、材料の方向の違いによる寸法の変化の差が生じ、反りとなって現れる。 材料相互の密着接合性が劣り、収まりも悪くなる。反りという言葉には、「そりが合う」「そりが合わない」といった使い方をする場合があるが、これは、刀身の湾曲やその度合い、弦を張らない弓の湾曲や、その度合い、刀身と鞘の関係から派生したものだ。人の成功や世の風潮、またその相性のことを指し、「そりが合う」「そりが合わない」といった使い方をする。また、相撲で相手の脇下に頭を入れて、後ろに反りかえって倒す技のことも反りと呼ぶ。
住宅の部位について

座敷飾り〜邸宅を彩る唐物の美〜

書院造作りの主室に設けられる唐物を飾るための物である座敷飾り。その歴史と由来は、室町時代に遡ります。室町時代に入ると、室内空間が快適な環境になってくるとともに、中国からわたってきた唐物と呼ばれる美術工芸品を収集することが流行していきました。収集を進めるとともに、飾り付ける場所が必要となり、作られるようになったのが座敷飾りです。当初は、三具足を置くための押板から始まり、棚やつけ書院を設けることで、座敷飾りというかたちができあがっていきました。床が作られるようになってからは、座敷飾りは床の上に移るようになり、客を迎え入れる様式となっていきました。これが書院造の成立とともに、座敷飾りも伴って変化していき、日常的な生活様式として取り入れられるようになっていったのです。
住宅の部位について

建築用語『額縁』の特徴と種類

額縁の歴史は古く、古代エジプトの壁画に見られる建造物の開口部に、額縁のような枠が描かれているのが確認できます。また、古代ギリシャやローマの建築物にも、額縁によく似た装飾が施されているものが多く見られます。その後、中世のヨーロッパでは、ゴシック建築の台頭とともに、ステンドグラスの窓が流行しました。ステンドグラスの窓は、その重さを支えるために、頑丈な額縁が必要とされ、結果として、額縁の装飾がより精巧なものへと進化していきました。ルネサンス期になると、額縁はさらに装飾的なものとなり、絵画の額縁としてだけでなく、建築物の開口部の装飾としても用いられるようになりました。この時代の額縁は、彫刻や絵画などの装飾が施された、非常に豪華なものが多く見られます。バロック期になると、額縁はさらに大きく、装飾的になりました。バロック建築の代表的な建物であるサン・ピエトロ大聖堂のファサードには、巨大な額縁が施されており、その豪華さは圧倒的です。近代に入ると、額縁はよりシンプルで機能的なものへと変化していきました。現代の建築物では、額縁はほとんど装飾的な意味を持たず、開口部を覆うための実用的な部材となっています。しかし、一部の建築家の中には、額縁を意匠的に用いて、建物に個性を持たせるという試みも行われています。
建築の基礎知識について

ピン構造とは?その特徴とラーメン構造との違いを解説

ピン構造とは、部材と部材をピンで接合する構造のことです。 部材が相互回転可能となるため、トラスの節点もピン構造の一種です。昔からある伝統工法である在来工法も、数多くの柱と梁をほぞで接合しているため、本来はピン構造だと言えます。ただし、そのままでは接合部分が動いてしまうため、筋交いを入れて動かないようにするなどの工夫が必要です。一方、ラーメン構造は接点を剛構造としている構造で、鉄筋コンクリートなどが代表例です。ラーメン構造は、ピン構造と比べて簡単に動くことはなく、動き出せば壊れてしまうというところが大きな違いであり、耐力の違いが重要になってきます。ピン構造では、動きを制限させるために筋交いが必要となりますが、剛構造であるラーメン構造には基本として必要ありません。
建築の基礎知識について

コントラクターとはどんな職業?役割や業務内容を解説

コントラクターとは、英語でContractorと書き、一般的にはGeneralContractorと呼び、日本語ではゼネコン、つまり総合建設業者のことだ。土木関係や建設関係の契約を請け負って、工事を行なう会社や個人のことで、請負業者とも言う。コントラクターの中でもゼネコンは、大手の総合建設会社のことであり、作り出す物は多岐にわたる。例えばオフィスビルや高層マンション、ホテルなどの身近な建築物、道路やトンネル、橋などの物流施設など。そして街全体を作り上げることもある。建設業法では、大工工事や電気工事など工事を29に分類しているが、ゼネコンではこのうちの土木一式工事または建築一式工事を請け負うものである。
その他

建築用語『別途工事』について

別途工事とは、建築本体工事とは異なる工事のことです。 本体工事を進めていくために必要になるものであり、付帯工事のことを指しています。契約書などには、契約に含まない工事を別途工事として挙げていることが多いです。ただし、契約内容を変更するような工事の場合には、追加工事と呼び区別します。見積もりに含まれていない内容の場合もあり、あとから発生することも出てくるため、費用を捻出しなければならないようなことも出てくるでしょう。認識に差が出てしまうと、どうしてももめてしまう要因となってしまうため、別途見積もりを作るなどの対応をしていかなければなりません。水道やガス、電気、冷暖房、外構工事、カーポートなどが別途工事となってくることが多いです。
住宅の部位について

大引きとは?その役割と構造を解説

大引きとは、1階の床組みの重要な部材で、床下で根太を受け止め、水平部材として機能する材料です。 束の上に設置され、床束と束石に支えられています。 一般的には、大引きを90cm間隔で並べ、その上に大引きと直角になるように根太を乗せて、床板を仕上げます。床板に厚みがある場合は、根太を取り付けずに大引きに直接床板を張ることもあります。 大引きの素材は、白アリ対策のため、9cm~12cmの角材のヒノキ、ヒバ、ケヤキなどの国産材や、ビイツガ、ビイヒなどの輸入材が使用されます。 大引きと束はホゾでつなぎ、床鳴りの原因にならないよう下反りに用材します。 完成後は見えなくなるため、荒木が使われます。
住宅の部位について

洞床とは?特徴と代表例

洞床の特徴は、床の間の前面の間口よりも床内部の方が広く、洞の形を取る床の間である点です。内部の壁や天井などを壁土で塗りまわして入り隅に木部を見せない構造になっていて、千利休が創案したと言われており、草庵茶室などで用いられる形式です。床板には框を設けず、踏込み板としていて、落とし掛けなどは使用しません。全面の壁を塗りまわさず、内部の壁だけを塗りまわして、床柱や落とし掛けなどを使った床の間のことは室床と言います。室床や洞床にすると床の間の奥行きが分かりにくくなり、幽玄な雰囲気を持つことができます。また、洞床では、軸釘・中釘共に大平壁の幅の中心線上に取り付けられます。洞床の代表例としては、仁和寺の飛濤亭や松江の管田庵などがあります。
建築の基礎知識について

宇和島城の魅力とは?

宇和島城の歴史は、1603年に藤堂高虎が築城を始めたことに始まります。藤堂高虎は、築城の名手として知られ、宇和島城は彼の代表作の一つです。宇和島城は、梯郭式の平山城であり、東側には海水を使った水堀がありました。そのため、海城の性格も持っていましたが、現在では埋め立てられています。宇和島城は、1613年に完成しましたが、1615年の大坂の陣では、豊臣方についたため、徳川方によって攻められました。しかし、宇和島城はよく守り抜き、落城を免れました。江戸時代には、宇和島城は宇和島藩の藩庁として使われていました。宇和島藩は、伊達家が治めていましたが、1710年に伊達宗家が改易となり、1744年に伊達村候が宇和島藩主となりました。伊達村候は、宇和島城を改修して、現在の天守を築きました。明治時代には、宇和島城は廃城となり、陸軍の施設として使われました。太平洋戦争中は、宇和島城は空襲を受け、大手門を消失しました。現在では、天守と上り立ち門、石垣が残されています。宇和島城は、国の史跡に指定されており、観光スポットとして多くの人が訪れています。
住宅の部位について

欄間とは?日本の建築様式の魅力

欄間とは、日本の建築様式のひとつで、天井と鴨居の間や、窓や出入口の上部に設けられた開口部のことです。 部屋と部屋、部屋と縁側・廊下の間などに、通風や採光、換気を目的に設けられます。部屋と部屋の境目に入れる物は間越し欄間、部屋と縁側の境目に入れる物は明り欄間と呼ばれます。欄間には、障子や格子の他、木目を活かして風景や動物などを立体的に彫った彫刻や、板に絵柄を彫った透かし彫りなどがはめ込まれて、室内装飾ともなります。欄間は、もともとは寺社建築から発展してきた物ですが、江戸時代頃から裕福な商家などの家屋にも取り入れられるようになり、伝統的な日本家屋の品格をもたらす設えとして受け継がれています。
その他

メトロポリス:都市の形態と機能

メトロポリスとは、経済や文化の中心となる大都市のことです。メトロポリスは、多様な都市機能を兼ね備え、周辺都市との集合体として大都市圏が形成されることも多くあります。メトロポリスは、一国やその周辺地方においてのみならず、国際的に連携する際の一大拠点としても認識されており、ニューヨークやパリ、ロンドン、東京などがあてはまります。イギリスでは首都という意味合いもあり、実際にメトロポリスの多くが国の首都となっています。メトロポリスの由来は、ギリシャ語で母を意味する「meter」と都市を意味する「polis」を合わせた単語であり、古代において植民地の始まりとなった都市を指していました。当時も政治や文化の中枢として捉えられ、人口の多い大都市であったとされています。アレクサンドリア、ダマスカスなど古代都市として栄え、21世紀にまで人間の居住地として残る例もあります。
建材と資材について

建築用語『VU管』とは?特徴と用途を解説

VU管とは、塩化ビニル製の排水用の管をさす。用途としては、大きな外圧や水圧のかからないところに限定される。内面は平滑なため摩擦抵抗が少なく、スケールの付着もないため、多くの流量をいつまでも効率よく確保できる。また、弾性に富み機械的な強度に優れているため地盤変位にも耐えることができ、半永久的に腐食現象も起こらない。軽量で取り扱いやすく、材料費や維持管理費などトータルで判断すると、もっとも安価な配管材と言える。
住宅の部位について

アース付コンセントとは?その目的と仕組み

アース付コンセントの目的は、漏電したときに感電を防ぐことです。漏電とは、電気が本来流れるべき経路から外れて漏れてしまう現象であり、感電とは、漏れた電気に触れてしまうことで人体に電流が流れる現象です。アース付コンセントは、漏電したときに電流を大地に逃がすことで、感電を防ぎます。アース付コンセントは、感電を防ぐために、コンセントの接地極にアース線を接続して使用します。アース線は、大地に直接埋め込まれた金属製の棒やパイプに接続されており、漏電した電流を大地に逃がします。アース付コンセントは、感電を防ぐために重要な安全対策であり、特に、水回りや屋外など、湿気の多い場所で使用される電気機器には、アース付コンセントの使用が義務付けられています。
建築の基礎知識について

アントニオ・ガウディの建築の魅力

アントニオ・ガウディとは、1852年にスペインで生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家である。現在も建設が続いている有名なサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラなど、バルセロナ市中で彼の代表作を見ることができる。 ガウディは、「構造は自然から学ばなければならない」という考えを持っており、サグラダ・ファミリア内部の、巻き貝をモチーフにした螺旋階段をはじめ、自然の造形物を模倣したデザインが多く見られる。また、鎖でできた網に重りを複数個付けてできた緩みという、独特の曲線を反転させたものをデザインに取り入れた。構造力学的にも施行の合理性からも、垂直荷重に強い建築であると主張し、自然法則を利用した建築として有名である。
建材と資材について

集成材とは?知っておきたい特徴と注意点

集成材は、板状に製材したラミナと呼ばれるひき板や小角材を乾燥させ、フィンガージョイントと呼ばれる方法で縦に接合し、また幅方向には接着剤を塗り、ラミナを重ね、貼り合わせて作られた木材のことです。 ラミナの状態で良く乾燥させるため、水分が抜けて割れや狂い、腐食が起きにくく、またもともと木の節や割れた部分は取り除いて作られるため、見た目に美しいです。小さい板をつないで作るため、大きさを自由に決めることができ、また湾曲した部材が作れるのも大きな特徴です。反面、接着剤を用いているため、製造された時点から徐々に劣化していきます。技術が未熟な製品や、品質の良くない接着剤を使っていると、接着面が剥離して隙間ができたり、乾燥して細かく割れたりすることもあります。またホルムアルデヒドを含む接着剤を使用している場合には、健康被害が懸念されます。
建材と資材について

ラック:様々な種類と使い方

ラックとは、棚のことです。素材、形など様々な種類が存在します。スチールラックは鉄製の棚で、会社や学校、図書館といった公共機関でよく使用されます。形はシンプルで角が四角い物が主流で、地震の揺れにもある程度対応する強度となっています。メタルラック、もしくはスチールシェルフはスチールかステンレス製の棚で、主に家庭で使用されます。安価で組み立てが比較的簡単で種類も多く、様々な物を収納することができます。収納としての役割だけでなく、リビングなどに置いて仕切りとして使用することも可能です。置いてある物をあまり見せたくない場合は、全面に布を吊して目隠しをして使用するのもよいでしょう。
建材と資材について

目つぶし砂利の役割とは?

目つぶし砂利とは、割栗石(岩石を打ち割ってつくる基礎地業につかわれる石材)を敷き並べたあとに、その隙間を充てんするために入れる砂や砂利のこと。割栗石は花崗岩類、安山岩類、砂岩類などだ。基礎を作る際、最初に割栗石を縦に並べていき、そのすき間を目つぶし砂利で埋めて、その上からコンクリートをうつと頑丈な基礎ができあがる。これは、割栗石の中にコンクリートが入り流れ込んでしまうのを、目つぶし砂利が防いでいるから。場合によっては、割栗石を敷かずに目つぶし砂利を敷くこともあるが、割栗石を敷いた方が、湿気に強い仕上がりとなる。また、目つぶし砂利を敷くときには、水準器で水平を確認しながらの作業となる。
建築の基礎知識について

建築用語「附帯費用」とは?

附帯工事費用は、住宅において、建物本体以外の工事を言い、工事全体から見るとおよそ20%を占める額だ。附帯工事費用の種類は様々で、水道管やガス管を道路から建物の位置まで引き込む工事の費用、地盤改良工事などが挙げられる。地盤改良工事とは、住宅が安定して建ち続ける固さを得るために、軟弱な地盤では杭を打ち込んだり、セメントなどで地面を固めたりするなどの補強をする工事のことである。また、門や駐車場も、忘れがちな附帯工事である。
住宅の部位について

長押とは?

長押とは、柱同士の上部などを水平方向につないで補強するために柱の外側から打ち付けられる物のことです。 基本的に和室に用いられ、当初は上級層の住宅のみで用いられていましたが、中世になると庶民の住宅でも用いられるようになりました。中世以降は部材が薄くなり、構造的な必要はなくなり、装飾的な部材となりました。材質はたいてい柱と同材の物が用いられ、杉の糸柾などが良材と言われています。その他、杉や檜のシボ丸太や面皮付き磨き丸太が使用されています。現代では洋服をつるす、または額などを設置するために使われることが多くあります。
建築の設備について

クーリングタワーの役割と機能

クーリングタワーとは?クーリングタワーとは、ビルや集合住宅などで、冷暖房用で上昇した水温を大気中に放熱させるために、屋上に設けた冷却装置のことです。クーリングタワーは、水冷式の空調システムや冷凍機に使用されており、使用した水を冷却して再利用することで、エネルギー消費を抑えることができます。クーリングタワーの仕組みは、ファンによって空気を循環させ、水と空気を接触させることで、水の熱を空気中に放出するというものです。冷却塔には、自然通風のタイプと強制通風のタイプがあり、自然通風のタイプは、風の力によって空気を循環させるのに対し、強制通風のタイプは、ファンによって空気を循環させます。クーリングタワーは、ビルや集合住宅だけでなく、工場やプラントなどでも使用されています。また、クーリングタワーは、冷却塔とも呼ばれています。
建築の基礎知識について

建築用語『法』って意外と奥が深い

建築用語における「法」とは、切土や盛り土の斜面のことを指す。この斜面部分をのり面、頂点の肩部分を法肩、一番下の部分を法尻と言う。また、法肩から法尻までののり面の長さを法足と呼ぶ。傾斜の角度30度を安定角と呼び、30度以下の傾斜であれば擁壁工事は不要である。しかし、30度を超える場合には、何かしらの対応をしなければならない。盛り土をする場合だけでなく、切土をする場合にも法面を30度以下にしておけば擁壁工事が不要となる
建材と資材について

押し出し成形とは?建築用語を分かりやすく解説

押し出し成形とは、主にプラスチック製品やアルミ製品で用いられる成形方法のことです。 一定の断面を持った棒状の長い製品が作られます。押し出し成形の特徴としては、複雑な形状の製品を作ることができます。また、大量生産が可能で、コストも比較的低く抑えることができます。押し出し成形によって作られたばかりのプラスチックは、まだ冷え切っていない状態であるため、変形しやすいです。そのため、サイジングと呼ばれる工程が必要になります。 サイジングとは、プラスチックを冷やし固める工程で、これにより製品の形状を安定させます。
建材と資材について

建築用語『アセトアルデヒド』とは?

アセトアルデヒドとは、合成樹脂や合成ゴムなどの化学製品を合成する際に用いられる原材料のひとつです。刺激臭のある無色の液体で、沸点が低いのが特徴です。また、体内でアルコールが代謝される際の中間生成物でもあり、二日酔いの原因として広く知られています。人体に有害で、建築材に残存したアセトアルデヒドが放出されるとシックハウス症候群を引き起こす原因になります。その結果アセトアルデヒドを含有しない建築材の採用が進められ、含有量がほぼゼロの建築材が生産されるようになりました
住宅の部位について

独立キッチンとは?魅力と注意点

独立キッチンは、キッチンがダイニングやリビングといった、関係のない部屋から独立して設置されていることです。他の部屋の影響を受けなくなるため、調理作業に集中することができるようになり、クローズドキッチンとも呼ばれます。独立キッチンにすることによって、調理中に発生する臭いなどが、他の部屋などに影響することが少なくなり、音も聞こえにくく、キッチン自体も見せることがありません。インテリアコーディネイトとして考えた場合、独立した空間として機能を重視していくことができるようになりますが、反面、ダイニングに対する動線計画を明確にする必要が出てきます。
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