設計

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建築の基礎知識について

建築用語「田植え」とは?その意味と注意点

田植えとは、コンクリート打設が完了してから、完全に固まる前に差し筋やアンカーボルトを差し込む手法のことです。差し込む動作が田植えの動作と似ていることからこのような名前が付いている。しかし、田植えを行なうと鉄筋の周りに気泡が生じ、鉄筋とコンクリートの付着力が低下することから、避けるべき手法とされています。また、田植え式では正確にアンカーをセットするのが難しく、所定の定着長さを取りにくくて粗雑な仕事になってしまうため、推奨されません。したがって、コンクリート打設前に、アンカーボルトなどを先に固定しておくことが重要であり、やむを得ない理由により、あとから鉄筋を刺す必要がある場合には、コンクリートが完全に硬化してから、構造計算上無理のない範囲で穴を空けるなどして対応する必要があります。
建築の基礎知識について

プラントボックスとは?特徴と使い方

プラントボックスとは、草花や樹木を植えたりする箱や空間のことです。鉢植えの植物を中に複数個並べて入れられるようになっているプラントボックスが多く見られ、主にインテリアとして使用されます。見た目がスッキリとして統一感が出るため、オフィスにグリーンを設置するために使われることも多いです。栽培の他、植物の組織培養といった無菌栽培、遺伝子の実験、カルスからの再分化の研究、生理活性物質の作用の検定、土壌微生物や根粒菌の接種試験などに使用できるような試験研究用のプラントボックスも販売されています。
建築の設計について

設計業務委託契約

設計業務委託契約の重要性設計業務委託契約とは、建築主が設計者に対して設計業務を依頼することを契約することです。設計に関する業務の範囲や期間、報酬に関することが記載されます。工事を行なうために必要となる設計をすることになるため、建築主は設計者にいろいろなことを依頼することになります。設計業務委託契約では、設計業務の範囲や内容を明確にしておくことで、設計者と建築主との間で齟齬が生じないようにします。また、設計業務の期間や報酬についても明確にしておくことで、設計者と建築主との間でトラブルが生じないようにします。設計の段階で齟齬が生じたままになれば、あとからの手直しや変更は非常に大きな手間を生じることとなり、工期の遅れを生じて必要のなかった工事費を発生させることになるからである。そのため、細かな打ち合わせが必要であり、確実に履行させるためにも、設計業務委託契約が必要となります。
建築の基礎知識について

建築用語「附帯費用」とは?

附帯工事費用は、住宅において、建物本体以外の工事を言い、工事全体から見るとおよそ20%を占める額だ。附帯工事費用の種類は様々で、水道管やガス管を道路から建物の位置まで引き込む工事の費用、地盤改良工事などが挙げられる。地盤改良工事とは、住宅が安定して建ち続ける固さを得るために、軟弱な地盤では杭を打ち込んだり、セメントなどで地面を固めたりするなどの補強をする工事のことである。また、門や駐車場も、忘れがちな附帯工事である。
建築の基礎知識について

建築用語「地墨」とは?

地墨とは、工事に必要な線形や寸法などを表示するために、捨てコンクリートや基礎に記される印のことです。床など水平に直に付ける墨のことを指す物で、地盤の上には墨が打てないので、地盤の上に捨てコンクリートを打ち、柱や壁などの位置関係を記していき、そこに垂直に立つ間仕切り壁などの部材を配置していきます。垂直に立つ部材ではなく、設備関係の器具などの位置を同じような方法で記すこともあります。また、地墨に対して、水平ではなく垂直方向の線を立面に表示した物は、立て墨と言います。立て墨は、柱の立面や壁面に出入り口、窓などの中心線を表示するために用いられます。地墨も立て墨も、墨付けという方法で印をしていきます。墨付けとは、墨壺という道具を使って直線を引いていく作業のことです。
建築の設計について

建築用語『設計』とは?

建築用語としての「設計」とは、システムを具体化させて検討させるための準備のことです。設計図を成果物として、仕上がりや構造を表したものを設計図と言いますが、計画を立てること自体が設計とされています。そのため、様々な手法を考え、整合性を持たせることが設計の大切な要素です。例えば、ウォーターフォールモデルやプロトタイプモデルなど、様々な手法が取られます。これらの手法により取りまとめられたものが設計図として成果物になり、第三者に見ても理解できるようになります。広義にとらえると、社会的な構造といったことも設計の対象となり、知的作業として考えることができます。したがって、デザインも共通の意味を持つこととなります。
住宅の部位について

逆転プランとは? そのメリットとデメリット

逆転プランとは、通常とは逆のことを行うプランのことです。建築では、一戸建て住宅で用いられることがあります。通常、2階建てを建てる場合、リビングは1階になりますが、逆転プランでは2階に持っていきます。このプランの目的は、空間の利用と制限にあります。都市部では、低階層にうまく日が当たらないことが多いです。そこで、上階に持っていくことによって、窓も大きく取ることができ、空間として開放感も高まります。
建材と資材について

材工分離とは?メリットとデメリットを徹底解説

材工分離とは、建材や資材と施工を分けることである。発注の際、分離発注すべき工種においては、それぞれを分離して発注する。例えば、木(大工)工事においては、木材料は支給とし、工事は手間受けとして発注する。「材工」とは、材料費と施工費のこと。一方「材工共(ざいこうとも)」は、工事単価の表現のひとつで、材料費と施工費を合計した単価のことである。材と工の良いところを取って、安価に行ない、その分設計やデザイン、施工、サービス、性能のクオリティーを高められるのがメリットである。
建築の基礎知識について

アーキテクチャーとは – 建築用語の解説

建築用語『アーキテクチャー』の意味アーキテクチャーとは、日本語訳すると建築術、建築学、建築様式、建物、構造、構成などを全体的に意味する用語です。元々建築業界で用いられた言葉で、建築物の設計や構造、デザイン性、設計思想などの全体イメージを説明する際に使用されます。アーキテクチャーは、単に建物そのものを指すのではなく、建物の設計、構造、デザイン、さらにはその建物の歴史や文化的な背景など、建物に関わるあらゆる要素を総称した用語です。アーキテクチャーは、建築家によって設計され、建設されますが、建築家はその建物の用途や環境、予算などの条件を考慮して、その建物のデザインや構造を決定していきます。
建材と資材について

建築用語「定尺」とは?

定尺とは、部材の中でも一定の寸法になっているもののことです。基準サイズでもあり、規格として定められていることが多いです。標準寸法もありますが、もっと集約化されているところが特徴です。柱の定尺としては、3mと6mがあります。母屋の場合には、土台と同じ定尺で4mとなっています。他にも、ベニヤ板や石膏ボードは3尺×6尺が定尺ではあるものの90cm×180cmといったもののほうが定尺として利用される傾向が強いです。
建築の工法について

掻き落とし-左官仕上げの美しさ

左官の仕上げ方法のひとつが掻落しです。掻落しとは、粗面に仕上げる方法のこと。粒々とした粗い表面を作り出す方法で、艶を消しつつ、自然石のような風合いを作り出すことができることから、人造石仕上げ工法とも呼ばれています。掻落しでは、表面が乾ききる前に剣山のようなブラシをかけて骨材を表面に残すような仕上がりを作り出します。ツヤが消えることで、落ち着いた雰囲気を出すことができるとともに、吹き付けをしたような仕上がり感を出すことが可能となります。職人の腕がはっきりと出る方法であり、様々な表情を作り出し、経年変化も楽しむことができます。骨材などによっても表情を変えることができるようになるため、事前に設計を明確にしておくことが重要です。
住宅の部位について

水廻りとは?

水廻りとは、住宅の中でも水が使われる部分のことを指します。総称として使われることが多く、浴室やトイレ、洗面所、キッチンなどが該当します。水が配られる場所ではありますが、主に室内が対象となっており、屋外に設置されたものは水廻りとは呼ばれません。これまで水廻りは、配管経路を短くすることによって、経済性を高めることができるため、集中させるというのが基本でした。しかし、使い勝手という点では、配管を集中させることはメリットになりにくいことから、自由な設計をするように変わってきています。現在は、二階などでも自由に設置するようになったものの、湯を使う設備に関しては、機器からの距離が長くなると熱損失が大きくなってしまうというデメリットもあります。
住宅の部位について

ニースペースとは?知っておきたいニースペースの基礎知識

ニースペースとは、椅子に座ったままでも膝まわりに負担がかからないように設けた空間のことです。 キッチンや洗面台に取り付けられているシンクでも、ニースペースを設けることによって、椅子に座っても膝や脚が入るようになります。本来は収納や設備などが設けられているため、これらの設備を移動させて空間を作り出していきます。健常者が利用するだけではなく、車いすでの利用を考えた場合、こうしたニ―スペースを確保することはとても大きいです。膝がぶつかってしまうほどスペースがないと、上半身を近づけることができません。キッチンや洗面台のシンクを利用する場合には、大変不自由であり、危険も伴うため、大事な設計となってきています。システムキッチンなどでも大きく取られることが多いです。
住宅の部位について

裏桟とは?天井や雨戸の補強に欠かせない存在

裏桟の種類裏桟は、その形状や使用目的によって、いくつかの種類に分類することができます。 ・蟻桟(ありざん)最も一般的な裏桟の種類で、板の合わせ目に差し込んで使用します。板の厚みに合わせて溝を掘って取り付けられ、反りを抑えたり、強度を上げたりする効果があります。・根太桟(ねたざん)天井の下地として使用される桟で、天井根太に垂直に取り付けられます。天井板を支える役割があり、天井の強度を高める効果があります。・野地板桟(のじいたざん)屋根の下地として使用される桟で、野地板に垂直に取り付けられます。野地板を支える役割があり、屋根の強度を高める効果があります。・化粧桟(けしょうざん) 見栄えを良くするために使用される桟で、天井や壁の表面に取り付けられます。装飾的な効果があり、部屋の雰囲気を演出することができます。
住宅の部位について

日本の伝統床材『畳』の魅力と文化

畳とは、日本の伝統床材である。 芯となる畳床を板状にし、その表面にイ草を編み込むことで作られる畳表でくるみでき上がる。縁が付けられているのは、装飾のためだけではなく、畳表を止めるためである。一部では縁がない物も使われる。縦横比は、21になっているのが基本型となっているが正方形の物もある。大きさは3尺6尺が基本。関東と関西で違い、団地用の一回り小さいサイズもあり、地域によって規格が異なる。こうした「畳」の文化は、他の国には見られないもので、日本固有の文化と言える。畳が誕生したのは平安時代からで、寝具の代わりとして必要な室内の必要な箇所に置かれていたが、鎌倉時代から床材として全面に敷かれるようになった。
建築の設計について

徹底解説!建築用語『デザイン』

建築用語における「デザイン」とは、表示するという意味を持つ言葉のことであり、形や色だけではなく、素材といったことも含め、他の人たちに判断することができるように表現していくことを意味している。建築ということで見た場合、意匠的な設計をするということがデザインということに。その意味をわかりやすく伝えることが重要であり、設計者の意図のみで進めるデザイナーズハウスのような形も存在する。広義でとらえた場合は、規格ということも、デザインするということに含まれるため、区別するためにグランドデザインと呼ぶこともある。近代デザインでは、機能美や経済的な要因が非常に大きな意味を持ってきたが、環境的な要素を求めるように変化を見せてきている。
住宅の部位について

建築用語『インバート(枡)』とは?

インバート(枡)とは、汚水枡のこと。一般的には、マンホールの底部に設ける場合もあるが、敷地内の汚水間の要所に設置される。汚水排水や雑排水をスムーズに流すための仕組みで、枡の中に配管と同型の溝を切った汚水枡のことを指す。正式には英語でcesspitininvertと呼ばれ、管の底(invert)に設けられた汚物用の穴、と言う意味。汚物によって管が詰まるのを避け、汚水を流れやすくするように、升の底に管の半分が食い込むように彫り込まれている。管の詰まりを避け、清掃や点検が容易にできるようにするため、敷地内の汚水間の要所に設置される。
建築の基礎知識について

延べ面積とは何かを知ろう

延べ面積とは、建築物各階の床面積の合計を指す。正式名称は「延べ面積」だが、「延床面積」と呼ばれることが一般的だ。延べ面積は、確認申請手数料の算定や不動産登記等の基礎となる重要な値だ。延べ面積には、建築制限がかけられている。確認申請の必要の有無、防火上の構造、建築士による設計の必要性の有無など、延べ面積によって異なる。ただし延べ面積の上限は定められていない。共同住宅については、共同住宅の共用廊下・共用階段・エントランスの部分の床面積に限り、延べ面積に算入しない。建築物の地階(その天井が地盤面からの高さ1m以下にあるものに限る)の住宅の用途に供する部分の床面積は、住宅の用途に供する床面積の合計の3分の1まで延べ面積に算入される。自動車車庫・自転車置場に供する部分の床面積は、床面積の合計の5分の1まで延べ面積に算入される。
建築の設計について

建築用語『CAD・CAM』とは?

CAD・CAMの基本的な考え方は、コンピューターを使って設計や製造を行うことで、手間を減らして精度を向上させることです。そのためには、製造機と連結させることが重要です。自動的に完成品を作り出していくことができるようにシステムを作り上げる方法もあります。CAD・CAMは、自動車産業に多く見られます。自動車産業では、マンパワーを減らすことができるようになっている他、製品精度の向上にも寄与しています。木材のカットなども、作業図面の製作から自動管理までのシステムを構築することで、精度の高い部材を作ることが可能です。CAD・CAMは、パッケージデザインなどにも応用されています。パッケージデザインでは、コンピューターを使ってデザインを作成することで、試作品を製作することなく、完成イメージを確認することができます。また、コンピューターを使って設計することで、製造工程を自動化することも可能になります。
建築の工法について

デザイン・ビルドと伝統的な生産方式の違い

デザイン・ビルドとは、ひとつの会社が、設計と施工の両方の業務を行なう生産方式のこと。これまで、公共工事は発注者が建設コンサルタントに委託して、作成された詳細設計に基づき、価格競争入札を行ない、最低価格の建設業者によって施工されるのが原則だった。デザイン・ビルドは発注者はひとつの契約で全体をカバーすることができる上、問題が起こっても責任の所在を明らかにできる。設計が自社内にある場合の他、欧米では外部の設計会社と契約して総合工事業者が発注者との間でひとつのデザインビルドの契約を行なうことが多い。デザイン・ビルドを採用した場合、受注者が有する新技術などの活用により、コスト縮減や工期短縮が図れることも近年、注目されている理由のひとつである。
住宅の部位について

人通口とは何か

人通口とは、人が入り込むことができるように作っておいた開口部のこと。建物の基礎に点検作業ができるように欠きこみを作る。基礎は基本的に建物の過重を受けとめることになる。地面に力を伝えるためのものであり、最下層に設けるのだが、人が入れるような高さを確保するのは難しい。そこで、あとから点検するために開口部として設けるものが人通口となる。基礎にダメージを与えるということでもあとから基礎をくりぬくわけにはいかないため、設計段階から組み込む必要が出てくる。基礎に欠きこみがあるということは、重量を受けることができないことから弱点となってしまう。人通口は配筋を変えていくなど、設計に補強を組み込んでいくことが必要となる。
住宅の部位について

エレベーションとは?建築用語で最重要

エレベーションとは、建築用語で立面図や姿図を指します。東西南北の外観を記し、寸法も表記されています。エレベーションは、非常に多くの場面で使われる言葉ですが、土木と建築など業界によって違いが大きく、現場でエレベーションと言っても通じないことがあります。設計側から見ると一般的に使われることが多く、エレベと略することもあります。立面図では、陰影を入れるなど、着色することもあります。外壁の面積を出すことに使われる他、建築確認申請にも必要です。住宅建築では、縮尺は100分の1になることが多いですが、あくまでも参考のための物であり、完成時には別物になることがほとんどです。
建材と資材について

垂れ下がりとは?原因と対策を解説

垂れ下がりとは、材料自体の重さなどによって、外観的にたわみなどの変形となって現れる現象のことです。材料を留めるための接合金物や接着剤の容量不足によって起こることが多いため、あらかじめ十分な余裕をもって設計する必要があります。垂れ下がりは、多くの箇所で起こる可能性のある現象です。外壁であれば、断熱材の外側に胴線をビスで留め付けた上にサイディングを貼ることが多いですが、サイディングの自重でビスが曲がり、壁全体の垂れ下がりが起こることがあります。室内であれば、部屋の壁紙の接着部分が弱くなって垂れ下がることも起こります。ただしこの場合は、水漏れや雨水が漏れた可能性も考えた上で、修理しなければならないでしょう。
住宅の部位について

建築用語『目線』の意味とは?―基礎知識を解説―

建築用語としての『目線』とは、自然に通す視線を意味します。目の高さのことも目線と呼びます。もともとは、テレビや演劇関係で使われていた言葉です。視線とほぼ同じ言葉として使われていますが、意図的に行われないものは視線として区別されることが多いです。ある立場から見るときは目線ですが、特定のポイントを指していることもあります。視線は、特定のポイントを指さないことで区別することもできます。見ている方向を指していくことになるため、捉え方などに大きな影響を与えていきます。商品を陳列したりインテリアを構成したりする場合には、設計の段階から意図的にコントロールすることによって、空間に対して設計者の強い意識を与えることができるようになります。
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